たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

天児屋命

2015-06-25 11:34:53 | 西日本の神社

<枚岡神社 ひらおかじんじゃ>

 

春日権現、春日大明神とも呼ばれる

天児屋命(あめのこやねのみこと)は

日本神話の岩戸隠れの件で、

天照太御神を岩屋から引き出すために、

太玉命とともに卜占(占いのこと)を行い、

岩戸の前で祝詞を唱える役を担った神様です。

後の藤原鎌足を生み出した中臣氏の祖先ともいわれ、

春日大社や枚岡神社以外にも多くの神社で、

中臣氏の家系が要職に就いております。

 

ちなみに、伊勢内宮の禰宜職を世襲した荒木田氏も、

中臣氏と同じ流れの氏族でした。

天児屋根命の子孫である

天見通命(あまのみとおしのみこと)が、

倭姫命とともに聖地を求めて巡幸し、

五十鈴川の川上に内宮を定めた後、

代々禰宜を務めたとされています。