たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

高倉下

2015-06-10 13:40:36 | 東日本・三陸の神社

<高座結御子神社 たかくらむすびみこじんじゃ>

 

日本神話の中に、高倉下(たかくらじ)

という人物が出てまいります。

神武東征の折、熊野の山中にて天皇が、

悪神の毒気に当たって倒れたとき、

建御雷神(たけみかずちのかみ)から

預かった剣を持ってあらわれ、

天皇の命を救ったのがこの高倉下です。

 

その際、高倉下が手にしていた剣は、

記紀神話の国譲りの件で、建御雷神が

葦原中国(あしはらのなかつくに)

を平定する際に登場したものだそう。

後に、宮中を経て石上神宮に遷され、

主祭神・布都御魂(ふつのみたま)として、

現在まで手厚くお祀りされています。

 

高倉下は物部氏の祖神、

饒速日命(にぎはやひのみこと)の子で、

別名は天香山命(あめのかぐやまのみこと)。

尾張氏(おわりうじ)との関連が深く、

熱田神宮の摂社である

高座結御子神社(たかくらむすびみこじんじゃ)

に主祭神として祀られています。