たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

大国魂神

2015-06-06 15:05:55 | 奈良・京都の神社

<大和神社 おおやまとじんじゃ>

 

もともと宮中では、皇祖神(天照太御神)と、

国土神(大国魂神、国常立尊)とを、

ともにお祀りしてきました。

ただ、崇神天皇の時代に、

疫病で多くの民が亡くなったり、

宮中で奇異な出来事が続いたりしたことから、

天照太御神を檜原神社(後に伊勢内宮)へ、

また大国魂神を大和神社へと遷します。

 

大和神社は、石上神社や大神神社など、

近隣のメジャーな神社の陰に隠れて、

少々知名度の低い神社ですが、

その由緒を見てもわかるように、

日本の国魂(国土神)や

三種の神器とも関係する重要な場所です。

 

天照太御神のご神霊を託された、

豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)が、

目的を果たせなかったのと同様、

大国魂神のご神霊を託された、

渟名城入姫命(ぬなきいりびめのみこと)も、

その強烈なご神気に当たり、

やせ細ってしまったといわれております。