教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

東京23区の37%、中学受験を予定 ベネッセ調査

2008年10月26日 12時46分42秒 | 受験・学校

 『ベネッセ教育研究開発センターが小学6年の子どもをもつ保護者に調査したところ、中学受験を予定する人が全国で13.2%、東京23区では36.9%にのぼった。東京23区では、受験を予定する保護者の4割が公立の中高一貫校も候補に考えていた。 調査は昨年12月に実施。全国調査は約1500人、東京23区は約850人から回答を得た。 全国調査では、中学受験を予定する人の60.1%が私立、13.6%が国立、23.7%が公立中高一貫校を第1志望に挙げた。私立志望の半数は小学4、5年で受験を決めて7割超が2校以上受けるのに対し、公立中高一貫校志望の場合、小学6年で受験を決める人が4分の3で、9割は1校しか受けないという違いも表れた。 一方、東京23区の保護者に受験を予定している学校を複数回答でたずねたところ、私立が67.3%、国立が10.2%、公立中高一貫校が42.3%だった。私立・国立中志望の4割強が週5回以上塾に通っており、2割強が「6回以上」と回答。公立中高一貫校志望の子では、週に1回と2回を合わせて5割強だった。月々の教育費は私・国立志望では「5万円以上」が4分の3で、「10万円以上」も2割余り。公立中高一貫校志望では、半数が「2万~5万円」と回答した。  東京23区で、中学受験を予定していないのは61%。受験しない子どもに理由をたずねたところ、76.1%が「近くの公立中に行きたい」と答えた。』 アサヒコム

学力テストの結果の公表が今問題になっていますが。現実の教育問題としては、公立中学校より6年後の大学受験に有利な私立中学校への進学が定着している状況が統計上現れています。一昔前までは、大阪では小学校の成績上位者の1 割が私立中学校に進学していると言われましたが、今回の調査で13.2%有り、3.2%も増加していて、東京23区では36.9%では3倍に上っています。公立校が学校選択性を取っても、公立の中高一貫校が増えても今の現状では公立校の巻き返しは不可能と思われます。昔の公立高校の復活への憧れを持って居る人も教育関係者には多いですが、時代は変わってます。校内暴力や、学級崩壊、いじめの少ない生活指導の行き届いた有名私立中高一貫校に進学するのが定着しています。全国調査でも、公立中学以外の受験が増えていて私立、国立を併せると37.3%に昇っています。東京23区では67.3%上り長年に渡る公立離れの結果で、公立中学校で夜スべをしょうが焼け石に水 です。小学校の成績の優秀な生徒は、私立校に進学しているのは全国的な傾向と言えます。統計的には、東京都の金持ちの家庭の子供達は私立校に、お金の無いこと子供達は公立校へと言われた昭和57年に新聞掲載で話題になった頃と比べると東京都は6倍近くになっているのでは有りませんか。保護者の子供達が塾に通う為の教育費負担が大きくなっているのも事実です。社会的格差が問題になっている今日、公立校と私立校の学力格差の問題はは、家庭の経済的格差が如実に表れていると言えます。私立校の受験生増加は、長期的な視野から「少子化による18歳人口の減少期」を見据え、 私立学校の経営危機を乗り越える為に年々有名難関国立大学の合格者数を増やし、実績を上げて生き残りを考えて来た長年の努力と先見性の成果ではないかと思います。

☆ウェブサイト:http://www18.ocn.ne.jp/~abc8181

                                                                   

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