ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

明日、返事する

2015-07-16 21:46:03 | 日常
昨夜、
休日前夜だからって頑張って夜更しして映画DVD1本見た。
黒澤明の『夢』。
幻想的だな美しいなと見ていたら、何これ予知夢?
原発が爆発して群衆が皆海に飛び込んで消える、
その後富士山が噴火し、真っ赤に燃えて融け始める。
1990年に製作された映画であるが、
「原発は安全だって言ったじゃないですか!」
と2011年以降に多くの人が叫んだこの言葉を、
1990年に黒澤が作ったこの映画の中で群衆が叫び、続々と海に飛び込む。
25年過ぎた今、
この映画のどれもこれも夢は全部禍々しい予知夢にしか見えない。


昼のおにぎりする混ぜご飯が無くなったので
しらす+野沢菜+わかめ+白胡麻の混ぜご飯を炊いた。
ウマかったー♪


さて、出かける。


道を歩いていると、民家の庭から歩道に
薔薇がはみ出して咲いている。
今が盛りなのだろうけど、まとまった雨が降らなくて
干上がっているのか葉が黄ばんで元気ない。

 



一重の白薔薇もあり。
あまり蜂がいないなそういえば。
雨が少ないからか。

 



年中赤っぽい海老茶色のモミジも、
民家の軒先で強すぎる日差しに晒されて白っぽい。






整形外科外来に来た。
足底装盤が出来ている筈。
足底装盤はこれで何回目かな。
大昔に同じ左足の外脛骨腫の切除後と2年前の足底腱膜炎と、
今回の膝の半月板断裂と、まだあったかな。
故障するのはいつも左足。
つまり歩き方のバランスが悪いんだな。
大腿四頭筋の筋トレもしないと。


シリコン製の足底装盤を足に着けて病院を出た。


教会に向かう。
今日の午後は聖書研究会があるので久しぶりに参加した。




聖書の箇所はコロサイ3;1~11。
今抱えている仕事の問題や自分の今後の事や、
父を天に見送ってあっという間に1年経った事などは締め出して、
視野の屈折した眼鏡で聖書を読む事の無いようにしたかったが
そのように思う時に限って聖書の頁の中の一文が浮き上がって
嫌でも眼がそこに行く。

 …もしあなたがたが、
 キリストとともによみがえらされたのなら、
 上にあるものを求めなさい。
 そこにはキリストが、
 神の右に座を占めておられます。
 あなたがたは、地上のものを思わず、
 天にあるものを思いなさい。
          (コロサイ3;1~2 新改訳)


提出した退職届をだらだらと保留されて、
職場に居残るよう管理職から説得されているが、
辞めると言っている看護師を遺留する管理職は
医療従事者を確保して制度上得られる加算と
施設の稼働率を上げて黒字計上する事を優先しており、
私は私で、辞めるにしても辞めずにデイに移動するにしても、
自腹でタクシー出勤する経済的負担の軽減を優先する。
入居している高齢者達とその家族は実質上置き去りにして
施設側と私とで利害が対立している。
この2年間毎日声をかけ、対話し、冗談を言って笑ったり
一緒に苦楽を共に、生活時間を共有して来たのだ、
どうしたって情が移って後ろ髪を引かれる。
私がいなくなった後、
辞めたと聞いて失望する人とその家族の顔が目に浮かぶ。
あの人もこの人も。
最後の勤務の日、私は彼らに何と言って立ち去ればいいのだろう。
「さよなら、またね」か「さよなら、元気でね」か。
かの人々から自分は日々どれほど慰めと励ましを受けて来た事だろう。
しかし情だけでつながれて今後も働き続ける事の出来るほど
白く塗りたる墓に居残る事は生易しくはない。
"天にあるものを思う"からは程遠い有り様である。
明日管理職に辞表を撤回するか退職するかの返事をするが、
こういう時に聖書を開いたせいだろうか、
主から"上にあるものを求めよ"と言われている気がする。
では、去るか留まるか、
どちらが"上にあるものを求める"事になるのだろう。
コロサイ書の朗読はどんどん進んで行く。
余計な事を考えないようにして牧師先生の解説を聞く。


会が終わった後、しばし雑談と近況報告。
私自身の近況報告をした。
牧師夫妻には既に今の職場の状況を話してあったが、
今日初めて聞いた教会仲間は怒りを感ずると言った。
居残ってぼろぼろになるまで闘うか、
潰れる前に見切りつけて立ち去るかの二者択一は、
自分が潰れない方を選択するべきであり、
頑張って潰れる事が主の御心である筈がないと言って
立ち去った後の事も自分自身のこれからの事も
全て主に委ねるようにと助言をくれた。
情や職探しの不安に縛られて選択を誤るな、
誠実さに欠けた雇用者の下で自滅する事だけは避けろと。
牧師夫妻にも教会仲間にも少なからず心配をかけている。
申し訳ない、しかし有り難い事だと思う。


教会を出て、牧師夫人としばし立ち話。
庭の草花の話。
草刈りが大変らしい。
ご近所から色々な植物の種が飛んで来るのか、
植えた覚えのない花が色々咲いて、
普通の民家同士ならご町内で気まずくなるところであるが
牧師夫人は「植えなくても咲いてくれるから嬉しい」と
歓迎している。
マーガレット、コスモス、ルピナス、一重の色薔薇、オダマキ、
植えた花は一つも無いらしい。(笑


もわっと晴れたと思ってたら空の様子が変だ。










寒い。)))
既に秋風冷たし?
もう夏が終わってしまったのか?
足元がすーすー寒くてたまらない。
両下肢にゲートルでも巻くかな。(笑


夕食。
しらす+野沢菜+わかめ+白胡麻の混ぜご飯おにぎりで
簡単に夕食を済ませた。
今朝炊いて、味見したらウマかったので
1個だけ冷凍せず取っておいて晩飯にした。
冷凍した分は明日以降の昼飯になる。


今日会えなかった教会の仲間と電話。
健康状態のよくない教会員がいて、万一の時に
協力出来る事が何かないか相談。


OTTAVA、木曜の斎藤さんの放送を半分聴き逃した。
明日は早番。
管理職に返事をする。

初夏

2015-07-15 21:12:54 | 日常
出勤。
有給消化のため本日は午前半日勤務。
太陽燦々。




・・・・・


午前半日勤務終えた。
総務課長から呼び止められ、
「退職せず居残って10月からデイサービスで働いてくれるなら
 早朝出勤時と夜間バスの無い時間帯のタクシーチケットを
 正式に出す事になった。
 どのような形で支給するかはまだ未定。」
と言ってきた。
先日「出すのは当たり前」と言った"当たり前"とは
どういう意味だっけ?


かんかん照りの22.7℃で風涼しい。
有り難い日光を浴びながら散歩する。
今浴びないといつまた日に当たれるかわからないから。
低温多湿の当地にあるまじき快晴と乾いた強風とカンカン照りで、
半日終わってまた海にでも行こうかと一瞬思ったが、
昨日以上の炎天下になりそうなので自粛。
私の部屋はひんやり涼風が吹き抜けて快適であるよ。
暖房の要らない今くらいの時期が一番快適だなぁ。
外に出ればじりじり暑いけど、
真冬の北海道の屋内よりは暑苦しくないし、適温である。
珍しく気持ちのいい夏だ。
風が爽やかで。
湿度さえ高くなければ快適。
洗濯物もタタミイワシの如く乾いた。


ベランダで日差しと涼風に当たっているハイビスカス、
6月には枯れ枝状態だったのが信じられないほどの
艶々と光沢のある若い葉。

 



元気になってよかった。


・・・・・


いい音だなぁ。
一昨日7/13(月)の林田さんのOTTAVA salone、バッハの
「変奏を伴うプレリュードBWV990」のリュートハープシコード、
25分間の楽曲の部分だけ繰り返し再生している。
夏に窓を開け放して涼しい風でカーテンが揺れて室内に日が差し込む、
今日のような午後にずっと聴き続けたい音である。


昼食はまたも緑色と赤のパスタを作った。
パスタの真ん中にバジルの葉っぱをあしらったのだったが
風で飛んだらしい。
気付かずに写メ撮って、食べて、食後の後片付けをしようとしたら
椅子の背もたれ付近に落ちていた。
もったいないのう。。



パスタの他に、
豚肉と玉葱を焼いて岩塩と黒胡椒と粒マスタードつけた。
自分で作った料理が一番美味くて贅沢な気がする。
あんまりウマかったので達成感と満足で眠くなった。


・・・・・


日没過ぎるまで昼寝していた。(笑
気温は14℃しかなくて肌寒い。

頭じりじり

2015-07-14 22:24:21 | 日常
昨夜もOTTAVAを聴いている最中に睡沈したらしい。
目が覚めたら4:30だった。
林田さんの昨夜の放送をニコ動のオンデマンドで聴く。
『渚のアインシュタイン』から「ニープレイ2」がかかって
夜明けの薄暗い部屋の中で狂喜乱舞している。
オンデマンドはいいよ、同じ楽曲を何度も再生できるから。
ニコ動のコメント欄に"聴いてる?"、"いないの?"という
リスナーの皆々様から
フィリップ・グラス好きの私への心温まる書き込みが。
ありがとう。
夜明けのニープレイ2。
モカ・シダモ飲みながら聴き入る。
雨は止んだが空は雲がどんより重たい。


昨日の夕方から降っていた雨は明け方には止んで、
さっきまで曇っていたのが雲が飛ばされて日が差してきた。
当地の気候は随分変わったと思う。
昔から春夏にどんより暗くじめじめと
霧、霧雨、雨が続いて重苦しく日照時間が極端に少なかった。
しかしここ10年の間に日照時間がどんどん伸びた気がする。
冬は冬で放射冷却で快晴が続くし、年間通すと
当地はかなり日照時間が長いのではないか。
名物の霧も滅多にかからなくなって
街のイベントで人工スモークを炊かねばならないほどである。
予報で雨だ曇りだと言っても明け方から早朝か遅くても午前まで、
昼から夕方には日が差して風もあり、
窓を開けておくと半日かからずに洗濯物が乾く。
昨日の早朝出勤の途中、タクシーの中で運転手さんと話していた。


「何か、年々日照時間が伸びてる気がしませんか?」

「そうですね、夏なのに晴れている日が多いですねぇ。」

「あそこの街路樹の下の路肩の草や花が萎れてますね。」

「畑やってるお客さんは水遣りが追い付かないそうで。」

「ああ、畑が干上がってしまうんですね。」

「朝方ちょっとぱらっと降るだけですから
 土の中まで行き渡らないんでしょう。」


そういえば土曜日に教会に行った時、
今が盛りの筈の庭のマーガレットがくたっとうなだれていた。
よく晴れて、ひんやりと冷たい風が吹いて、暑くも寒くもなく
我々人間には快適この上ない夏であるが、植物にとっては水不足。
暖房を使わず済むのは経済的に有難いが野菜の値上がりが心配だ。


朝食の準備しよう。


昨日、一日中ヴィヴァルディのモテットの中のアリア
"Nulla in mundo pax sincera"RV630が脳内で回っていた。
先週のOTTAVAの何曜日のどこら辺でこの歌がかかったのか思い出せず
ニコ動オンデマンド片っ端から再生し探したけど探しきれない。
曲題も忘れた。
わからないからようつべで探したらあった。♪

Vivaldi Motet Nulla in mundo pax sincera RV630


ええ歌やー♪
張り上げる甲高い女の声が神経に障るので、
普段からオラトリオのCDなんかは女性の独唱の部分だけ
素っ飛ばしたり消音したりして聴く。
女性の独唱で歌われる好みの歌は過去に聴いた音楽全部の中で
たった4曲しかないが、この歌はその4曲の中の1曲だと思う。
甲高い女の声で歌われても聴ける4曲とは、
今聴いているこのヴィヴァルディのNulla in mundo pax sincera と、
ヘンデルの「オンブラマイフ」と、アイーダの「我が故郷よ」と、
…あれ、3曲しかない。(笑


さて、今日は外出する。
断捨離して出た本とCDを中古屋に持って行く。
不要な衣類は土曜日に教会の婦人会の人が来てくれて引き取ってくれた。
でもまだまだ減らす余裕がありそうだ。


今、改めて自分の今朝の食事を見てみた。
ああやっぱり朝は3品だなと思った。







果物は含めないよ料理じゃないから。
今朝は納豆ごはんと白菜の煮込みと焼き鮭、食後にリンゴ(JAZZ)。
普通にウマかった。


卵入れた納豆が食べたかったけど
生卵が食べられないので温玉で代用した。
雑穀飯の上に鯖削りを振りかけて、
刻み葱混ぜた納豆をめんつゆで味つけて温玉乗せて、
最後に揉み海苔を振りかける。
白菜煮込みは作り置きを温めた。
焼鮭は昨日の昼の弁当の容器に入りきらなかった切り身だ。
手の込んだ事は朝はやりたくない。
これに味噌汁と漬物がつけば普通の和食だけど5品になる。
朝から手作り料理5品も食べると贅沢だろうか?
私は元々塩分自粛のため味噌汁と漬物を食べないから
和食としては常に2品少ないが。


樹木の緑が濃くなった。
夏っぽくなって、暖房が要らない程度に暖かい。
風は乾いてひんやりしているが。



その辺の人々が
「暑い暑い暑くて死ぬ」と言う気温20℃台まで上がっている。
日陰と乾いた涼風が爽快で、
おそらく今の時期これ以上はないくらいに当地は快適かも知れない。



クリーニング屋に衣類を預け、
バスは時間が合わなかったので徒歩で中古屋まで30分ほど歩いた。
あぢい。
風強いが日差しも強烈で頭じりじりや。


数枚のDVDとCDを1980円で買い取って貰って、
980円の映画DVD1枚買った。
ヒッチコックの『めまい』。
大昔、学生の頃にテレビで断片的に見た記憶がある。


今、外気温22℃もあるらしい。
断捨離の残骸DVDを売りに中古屋にちょっと歩いただけで
暑くてやっきりこいた。
日差し強い。
室内は寒いくらいだったのが、一歩外に出るともわっと暑い。
風はひんやりしているが日差しは強烈で、
バス待ち中に頭じりじり焦げる。


15時過ぎたが昼食まだだった。
岸壁のベンチでたい焼き食べる。
ジャーマンポテトたい焼き。






風が心地よい。






帰りのバスを途中で降りて、
私が小学生の頃からある金物屋で如雨露を買った。
ベランダに出してあるハイビスカスへの水遣りに使う。


帰り道、もう夕方だと言うのに乾いた風と日差しに負けて
蕎麦屋に入ってしまった。
冷たい山わさび蕎麦。



喉越しよくて美味。


蕎麦屋を出て徒歩で帰宅。
歩いたらまた日干しになりかけた。
今日は随分歩いたな。




帰宅。
本日二度目のシャワー浴びて、サンペレグリノ2本目開けた。
暖房要らんけど冷房も要らん涼風。
室内はひんやり爽快。


・・・・・で、
先日買って今読んでいる本、

 『フランス人は10着しか服を持たない』
       ジェニファー・L・スコット著 神崎朗子訳 大和書房

この本で言う「シック(chic)」とはどういう意味だろう?
日本語の「粋(いき)」の事だろうか?

どっちだろう

2015-07-13 21:17:21 | 日常
昨夜寝落ちして今さっき昨夜の洗濯物を干した。
今日も早番。




10時から施設の管理職から呼び出される予定。
私が辞めると看護師の稼働数が基準割りするので
先方も簡単には辞表を受理しない。
それで今日10時から、
先日私に時間外の仕事を振って「金の話はしないんだよ」
と吐いた総務課長と直に話をする。


昨日は介護職数人が話していた。
人がどんどん辞めて手薄になって業務が回らないのに
上からは施設の稼働率を上げろと
どんどん手のかかる徘徊や重度障害のショートステイを、
入院中の利用者のベッドや感染症者が出た時の隔離用静養室にまで
捻じ込んで来るので夜勤者がもうガタガタ、皆辞めると言っていた。


施設長が私に提示して来た話は、
私が退職せずデイサービスに移動すれば
夜間早朝はバスの動く時間帯の勤務のみで残業も殆ど無いから
確かに施設側は見つからない後任看護師探しをせずに済み、
私も次の職探しをしなくて済む。
辞表を撤回して私が居残れば「全てが丸く収まるから。」と施設長は言う。
私からは即答せず、まず件の総務課長と話をしてからと返事を保留した。
自分の気に入らない介護員を物陰で中傷して辞めさせ、
看護師に見当違いな仕事を振って
夜間の交通費すら取り合わず「金の話はしないんだよ」と吐いた
総務課長にとって人事考課上不利になる暴言を私は暴露した。
それについて「うちの施設は職員を大事にしてます」とうそぶく
他の管理職の前でどう総務課長はどう弁明するか。
先方の言い分を聞いてから考えてもいいと思う。
辞めるにせよデイに行くにせよ、総務課長がどんな言い訳をし綺麗事を並べ
職員が減る現状をやり過ごす他の管理職がどう弁解するかを見て聞いて、
返事はそれからにする。


・・・・・


今日、予定通り管理職と話をした。


管理職達は私に言ってきた。
早朝出勤と残業でバスの無い時間帯の交通費は出すから
退職せず勤務して貰いたい、
デイで病欠中の新人看護師の術後復帰を待って10月から人事交替で
デイ(早朝、残業なし)で勤務して貰いたいと。
そして10月まではこれまで通り今の部署で働いてくれと。


私が話した趣旨は一応理解し伝わっているようだ。
しかし総務課長が二面性発揮し施設長の前では

「早朝夜間の交通費?
 常識から言って、出すのは当たり前ですよ?」

と180度ぺらりと手のひら返ししていた。
しかしそう言いながら、
この1年半の間に私が自己負担して来た早朝や
急変対応で夜間に居残った残業時のタクシー代については
「過去に遡っての早朝夜間の交通費は出せないんですよね」と言う。
話の間、私も施設長も平静であったが
総務課長だけは顔面から耳まで紅潮していた。
人間が嘘を吐く時はよくこういう事が起こるものだ。
顔を赤くして、必死なのだろう。
私の退職によって、
この1か月に介護職3人+私で計4名の離職者が出る事になる。
ところが件の総務課長は「離職対策係」でもあるため
本人の人事考課に関わってき来る。
だから別の意味で必死なんのであろう。
辞職を撤回して10月からデイに移動するとしても、
今度は今まで私のいた部署の業務が回らなくなる。
これもそのままでは済まないと思われる。
私が辞めても辞めなくても、
離職対策担当の管理職の言動にを切っ掛けとした離職者は
私も含めて2名いるから責任を問われるだろう。
態度の裏表、二枚舌、信用に値しないのは間違いないと思われる。
今週の金曜日まで考えて、返事すると伝えた。
しばし時間を取って考えてみる。
現場は破綻すべくして破綻しつつあり、利用者は置き去り。
昨年までの自分の立場を考えると、
同じ立場の高齢者とその家族が一番皺寄せを被っている事が心苦しい。
それでも施設長と総務課長共々、管理職が口を揃えて
「うちの法人の理念は職員を大切にする事ですから」と嘘吹く。


既に一度、随分前に
円満でない退職をした職員の通報によって労基署の調査が、
法人内の別の施設に入った事があったと聴いた。
しかし色々と言い逃れしたようで調査のみで終わったという。


私が退職届を提出して今なおだらだらと慰留されるのは
能力を評価されたからではなく特別な存在価値があるからでもない。
退職届に私が書いた「具体的な理由」欄の
"早朝夜間の交通費の自己負担が大きいため"という記述が問題だそうだ。
私が辞めた場合、離職手続の後にハローワークから照会が入ると
この退職理由では施設側にとって不都合なので
"早朝夜間の交通費の自己負担が大きいため"という退職届を
撤回させたいのである。
何としても辞表を受理したくない理由はその点であろう。
私だって無闇に転職などしたくないが、しかし留まったとしても
近々介護職員がまた辞めると言う、相談員も一人抜けて新人が入って、
全く業務が回らないこの状況で自分に何か出来るなどと思い悩む方が
むしろ思い上がり以外の何物でもないと思う。


人が続々辞めて立ち去って行く今、
施設そのものの存続が危ないという自覚が管理職達にはあるのかどうか。
もし施設が潰れたら高齢者達の行き場が無い。
それを考えると胸が痛む。


自分で思う事もいろいろあるが、去るか留まるか、
主の御旨はどっちだろうと考える。


明日は飛び石で休み。
また職探しに出掛けよう。

白く塗りたる墓

2015-07-12 22:16:35 | 日常
早番にて早朝出勤。
ちと蒸している。



上司が私にタクシーチケットを渡すのを忘れたとかで
今日も自腹でタクシーで出勤、領収書は忘れず保管。


・・・・・


昼休み。
携帯でネットのニュース見て怒りが湧いた。
何が”不適切な表現がある”だ、ブラック業界が。
事実ではないか。

 介護は重労働で低賃金」教科書記述に業界反発(読売新聞)

   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150711-00050065-yom-soci

 介護の仕事を「重労働で低賃金」と記述している2社の教科書について、
 介護業界6団 - Yahoo!ニュース(読売新聞)

 「中高生が誤った認識によって職業選択の自由を奪われないよう
  適切で建設的な記載表現の徹底を図るよう求める」

 教科書の「介護は低賃金重労働」、修正要望-関連6団体が出版社に
              (医療介護CBニュース) - Yahoo!ニュース

   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000004-cbn-soci

 全国老人福祉施設協議会(全国老施協)や
 全国老人保健施設協会(全老健)などの介護関連
             - Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース)



・・・・・


定時に仕事終えた。
食材買い出しして帰る。


今日の夕日は巨大な目玉の如し。






ニュース読んで頭に血が上った。
明日も早番、早々に寝ないと。

お気楽な休日

2015-07-11 21:28:10 | 日常
昨夜、帰宅して
森さんのOTTAVAも聴かず推定20時前に睡沈したらしい。
またも室内の照明点けっぱなしで、目が覚めたら3:40だった。






日の出を見て、買って来たまま放置してあった花を活け、
見切り品ワゴンから買って来た白菜を水に浸け、
日記ブログの更新をしていた。


炊いた飯を切らしたので、まず弁当用の混ぜご飯を炊く。
昆布茶と昆布焼き塩で軽く下味つけて炊いた飯に、
しらすと砕いた乾燥ワカメと、青紫蘇の刻みを混ぜ込んだ。


同時進行で白菜の煮込みも作成。


起きがけの珈琲、モカ・ハラールスターを淹れた。
モカの芳香があるのに、私の体調もあるのか酸味をあまり感じない。
深みのあるまろやかな珈琲であるよ。
朝日を浴びながら
ベランダに生き返ったじじのハイビスカスを出して水遣りしつつ、
珈琲飲んでまったりしていた。


昨夜の森さんのOTTAVA聴く。
炊き上がったしらすと粉砕ワカメと青紫蘇の混ぜご飯、
おにぎりにして朝飯にする。
白菜煮込みも穏やかなええ味に仕上がった。



休日の朝の和食。


窓の外の桜の木に見慣れない小さな野鳥が集団で来ている。
スズメよりも一回り小さい。
桜の木に今生っているマッチ棒の先っぽみたいな赤い実を
啄んだり点呼取ったり羽根繕いしたり生活臭満載。


昨夜のOTTAVAオンデマンドで聴く。
ガムの話。
ガム噛む人が減ってるらしい。
噛めるならガムは噛んだ方がいいよ。
唾液の分泌が促進されて口腔内が清潔に保てるし、
脳の短期記憶の実験を以前テレビで見た事ある。
ガムを噛ませた集団は噛ませない集団よりも
記憶テストの正解率が格段に高かった。


珈琲のお代わり、モカ・イルガチェフェ淹れた。
やっぱりモカはモカでも違う。
モカ・イルガチェフェは芳香強く、
しっかりした酸味とコクがある。
珈琲ウマくて飲んでたら利尿がついて慌てる。
これから朝祷会のため教会に行くと言うのに。


今日もよい天気。
室内にいると返ってひんやり寒いから出掛ける。
教会へ。




朝祷会終わった。
空は快晴、風冷たし。
でも日差しは強い。
珈琲を買いに行くためバスに乗った。
座席空いてるから窓際に座ったら
直射日光ぎんぎんで顔半分照り焼きや。


新しい薬品便覧買って本屋を出て、バス待ち。
あぢい。
本格的に脳天がじりじり焦げている。
乾いた風のおかげで体内の水分全部持って行かれそうだ。


やっとバス来た。
脳みそが一部干物化したかも。
風が乾燥して目も鼻もかぴかぴに乾く。(痛


せっかくいい天気だからバス途中下車、
いつも行く散歩道を歩いて海を見る。


今日の海は波はしょぼしょぼだけど潮かな、
白い帯が拡がってる。








暖かく乾いた風。




浜に下りた。



家族連れが大勢、
日向ぼっこしたりビーチボールで遊んでいる。


別の坂を上って海岸線を見渡す。










坂を下ると市内に戻るバスが来た。
岸壁で途中下車して遅い昼飯。
商業施設内に新しくできた飲食店でカレーを試したが、
悪いけど調味料使い過ぎの味だった。
甘いししょっぱいし。
食後、岸壁の茶屋でレモンスカッシュを飲んで帰宅。




・・・・・


頂き物の図書券と書店のポイントカードで
新しい薬品便覧を1冊買いに行った筈だったのが、
また予定外に本を買ってしまった。
しかもその本を立ち読みして断捨離スイッチがONになった。


そもそも先月末にコンビニで見かけた本を
パラパラ立ち読みして以来、断捨離の衝動が再燃した。

  『服を買うなら捨てなさい』地曳いく子著 宝島社

変なタイトルの本だなと思って手に取り、ちらっと立ち読みして、
購入した足で海を見に行き、散歩して一日歩き回り、
日没前に帰宅して即行衣類を全部出して着ないものをまとめ、
教会に持って行った。
何とも爽快な気分であった。
その本を読み進むうちにネットで見つけたこれまた妙なタイトルの本、

  『フランス人は10着しか服を持たない』
       ジェニファー・L・スコット著 神崎朗子訳 大和書房


それにしても、
この『フランス人は10着しか服を持たない』という本は面白い。
若いアメリカの女子学生がパリの家庭にホームステイして体験した
カルチャーショックが主な内容の本であるが、
著者がフランス人家庭で体験したカルチャーショック自体が面白い。
まだ1章しか読んでないけど、
フランス人の生活習慣に驚くアメリカの女の子だった筆者に私は驚いた。
この若い女子学生は、ホームステイ先のフランス人家族が
夕食に最低3皿の手作り料理を食べていると驚愕している。
手作りの料理で3皿も作るのが驚きらしい。
一家4人で主婦が日常的に料理をする日本の一般家庭だったら、
夕食で最低3皿の手作り料理ってごく普通か少ない方ではないか?
そんなに贅沢でもないと思うし。
誰でもいちいち買うと不経済だから作り置きできるものは作り置きし、
食材を無駄にしない工夫をして料理や弁当のおかずを一品増やす。
下拵え調理して冷凍、さっと手を加えただけで一品の料理にする。
手作り料理3皿なら私の場合は休日の朝食であるよ。
休みの日は仕事しないからテンションや集中力を高める必要が無いので
朝カレーは休み、普通の和食や洋食を時間気にせず手間暇かけて
ゆっくり作って食べるけどな。
私の母や祖母は朝でも3皿って事は無かったな。
余程時間がないか台風や吹雪で食材切らしたりすれば別だけど。
しかし手作り料理3皿が若い女子学生には驚きだったのか。


驚きはともかく、断捨離を更に進めよう。
先日もしたけど今日は更に衣類を処分する。
聴かないCD、見ないDVDは売り、使わないものは捨てて、身軽になる。


この手の本を読み始めてから、
更に衣類や使わないものを前回の倍も処分した。
まだ収納庫の奥や隅っこには残っている使わないものが残っている。
休みや空き時間を利用してどんどん処分しよう。
生活環境がどんどん風通し良くなっていく。

自作の飯が一番美味い

2015-07-10 21:26:31 | 日常
日勤。
晴れているが、海の方角から
もわっと霧が押し寄せて来た。




・・・・・


仕事定時に終えた。
まだ日は高い。



食材買い出し。
椎茸と茄子とズッキーニ、白菜、しめじを買って帰らないと。
弁当の定番おかずの焼き野菜が切れたので補充して、
白菜煮込みをまた作る。
焼きピーマンは毎日欠かさないけどまだ冷蔵庫にたくさんある。


年のせいなのか何なのか、
この頃自分の作ったものしか食べたくない。
よく入院したり施設入所した高齢者が自分ちの食事しか口に合わず
何を出しても受け付けなくて脱水や栄養障害起こしたりするが、
将来確実に自分もそうなると思う。
食材の下処理から使う塩や砂糖の種類にまでやかましく注文つけて
味付けに難癖つけて、結局味見だけして殆ど残す。
自分の手順で調理、味付けしたものしか食べないとなると、
病院や施設では岩塩もミル挽きの粒胡椒もないし、
パンにマーガリンやバターを塗るなどもってのほか、
オリブ油にパルメザンチーズを混ぜてちょびっとずつディップするとか、
そんな病院や施設にある筈もないものでないと食べない、
超絶わがままな年寄りに、私もなるのだきっと。
「自分ちの手作りの食事」しか食べない人は手がかかる。
じじも生前そうだった。
脳梗塞で入院した3週間ずっと、一食にお粥を二口だけしか食べず
勧めても怒って拒否、武器の入れ歯を看護師にぶつけた。
このままでは衰弱する、経管栄養にしなければならないのかなど
私はスタッフと相談したが何の事は無い、
退院当日は昼食に私の作った甘口カレーライスをたっぷり一人前、
完食したので呆れ返った事があった。
ここ最近、自分もその路線を行く気がする。
自分で自分の好きなように調理して、味わって自画自賛しながら
幸せな自分ワールドの食生活。

朝モンテヴェルディ、夜パニァグワ

2015-07-09 22:06:55 | 日常
朝、起きがけにモンテヴェルディの聖母の朝祷(略)をかけ流して、
卵焼きながら聴いていた。


ずっと昔このブログを初めて間もない頃、
椎間板ヘルニアで入院中の術前にマイミクの方からお見舞いに頂いた
コーロ・ファーチレの2002年のライブCD。
曇って霧がかかっているのに晴れ晴れとした気分になる。




今日も遅番にて出勤。
昼の弁当、卵焼き絶品。
微塵切りしたニラと椎茸の茎入りのだし巻き。
やっぱり天才だわ自分。w


・・・・・


バタバタしてやっと昼休み。
卵焼きウマーーーーーい♪(T-T)


・・・・・


仕事、ほぼ定時に終えた。
もうバスは行ってしまったつもりでバス停で時刻表見てたら
ちょうどバスが来た。
ラッキィ♪


明日の卵焼きの具はエノキタケと長葱にしようかな。
エノキタケが変身しないうちに、
弁当の卵焼きと白菜煮込みにしてやらないとな。


木曜斎藤さんのOTTAVAは6/13紀尾井ホールにおけるライブ録音、
クォーター・グッド・オフィス主催第27回チャリティーコンサート。
シューベルトの『鱒』全曲。
じっくり聴き入って睡沈もせず。


・・・・・

「鱒」よかったなぁ。


あっこの旋律はよく知ってる。
レスピーギ「リュートのための舞曲とアリア第3組曲 シチリアーナ」
この楽曲の原曲は、
グレゴリオ・パニァグワ/アトリウム・ムジケー・デ・マドリッドの
CD『ラ・スパーニャ』の中に何度も登場する「紡ぎ歌」、
作者不詳の古いの旋律だ。
パニァグワは博物館などに保存されている15世紀以前の、
譜面と言うものすら無かった時代の音楽の復元を
古楽合奏団の演奏で試みている。
「ラ・スパーニャ」は15~17世紀の300年間の音楽であるが、
パニァグワは紀元前2~3世紀古代ギリシャの音楽の復元までも試みている。
こちらもCD持っているが、凄い。
聴いた時、音楽は不滅だと思った。
そういえばOTTAVAでパニャグワを取り上げた事は無かった気がする。
私はパニァグワの音楽ずっと聴いていて、もう何年になるだろう。
20年以上は聴き続けているかな。
CDもぼろぼろだ。
久しぶりに聴こう。


パニァグワの「紡ぎ歌」の旋律に聴き入る夜更け。

空の青い日は空気が冷たい

2015-07-08 20:06:25 | 日常
遅番にて出勤。
頭焦げそうな快晴だけど風が冷たい。



半袖だと寒くて辛いよ。


・・・・・


残業おわた。
順調だったのがやはり帰る頃になって具合悪い人が出て足止め、
次のバスまで待ち時間中途半端だった。


それにしても寒いのう。
夏至を過ぎて一日一日日が短くなっている筈だが
19:30過ぎてもまだ明るい。
夜道を帰る気がしない。



腹減った。


OTTAVA、途中からだけど聴く。
今日はワルツが多いんだな。
華やかだ。


浅ましく晩飯がっついて貪りながら聴く、ワルツの勿体なさよ。

未だ受理されず

2015-07-07 22:05:55 | 日常
今日は日勤。
曇って寒い。




・・・・・


日勤、定時に終えた。
まだ明るい西の空に小さい星が現れている。






・・・・・


昼間、施設の管理職からまたも呼び出され慰留された。
私の提出した退職届はまだ管理職側で今なお留保されたままだった。
別の部署でも入ったばかりの看護師が体調不良で入院するとかで
欠員のままでは業務が回らず求人に応募して来る看護師もいない、
それでもう少しいてくれと言って来た。
それも今の部署ではなく、新人が抜けたデイサービスで。
確かにデイサービスなら夜間早朝の勤務は無く残業も殆ど無い。
デイで働いてくれるなら交通費の件も施設側の人事も全て丸く収まると
管理職は私に言って来た。
「丸く収まる」とは管理職側の現実に対する不認識、思い込みである。
こちらからはやるともやらないとも即答せず、
問題の発端となった自分の気に入らない介護職員を辞めさせたり
私に時間外の仕事を振って早朝夜間の交通費も「金の話はしないんだよ」
と吐いた総務課長と直に話をする時間を設けて貰う事にした。
施設長立会いで。
返事は総務課長の喋る言葉を聞いてから考えさせて頂くと返答し、
今日以降に話し合いの場を設ける事になる。
辞めるにせよ残るにせよ、こちらから直接相手に言うべき事は伝え、
相手の考えを聞く。
姑息な言い逃れや保身の姿勢を見たら話し合いは時間の無駄、
足の裏の埃を払って退去しよう。


私は今の職場である介護福祉施設がどうして行き詰っているか
どうして人が続々と辞めて業務が回らなくなっているか
その理由を知っている。
一番優先されるべき弱い立場の人々をないがしろにして
黒字経営を最優先し、守っているからだ。


人手不足、劣悪な介護福祉制度、経済的困難、八方塞がりの困難でも
一番立場の弱い人々を最優先し中心に据えて最善策を模索しながら働くと、
想像もつかなかった人知を超えた解決を見たり
四方八方にあった複数の問題が氷解するように消えた事がある。
少なくとも働く人がどんどん去ってしまう理由は
単に嫌気が差したとか能力が足らなくて務まらないのではなく
立ち去る人々各自に抱える事情があり、複数絡み合う問題がある。
それらは単純に「こうすれば解決できる」という類の物ではない。
給料が高くても去って行く人は去って行く。
辞めて行った人達は誰をとっても有能なベテラン、中堅だった。
機転が利き細やかな配慮が出来、起こり得る危険を予測し備える事が出来、
緊急時も冷静に動く事の出来る人達だった。
施設を利用している高齢者のために皆一生懸命身を削って働く彼らを
私はずっと見て来た。
しかしいずれも心身消耗し尽し健康を害し心が折れて一人また一人と
歯が抜けるように辞めて行く、というよりも働けなくなって去って行く。
それを管理職は「楽な方楽な方へと流れて行く」と言い捨てて嗤い、
卑しいもののように見下す。
彼らが立ち去ったダメージを一番受けるのが誰かを管理職は考えない。
昨日まで親身に世話してくれた職員に去られた時の
年寄りとその家族の落胆は単なる感情では済まない現実がある。
その皺寄せが積み重なって、
今ではもうのっぴきならない所まで来ているのに
嗤う者にはその自覚がない。
現場で働く者はそんな劣悪な環境でただ振り回されるのみ。
長く働けば働くほど消耗がひどくなって辞めて行く。
残された部署のダメージも大きい。
そんな事をずっと繰り返している。
業務に支障が出るほど続々と人が辞めて行く職場は
何処も共通した同じ問題を抱えているに違いない。
長い年月の間、最優先すべき対象を中心に据えず脱線して
見当違いな別物を優先しているという点。
会社でも、病院でも施設でも教会でも学校でも同じ、
長い時間と人のする事の積み重ね。
そんな中で自分に何か出来るなどとは思わない。
それは思い上がり以外の何物でもないと私は思う。

1年

2015-07-06 22:05:18 | 日常
雲の多い空。



1年前の今日の事を反芻する。
昨年の今朝、
私は遅番で出勤するつもりで朝食後に食器を洗っていた。

7:50。
携帯にじじの病院から着信。
夜勤看護師からだった。
じじの痰がらみがひどくて喀痰吸引をしたら呼吸が戻らなくなった、
7:45に心肺停止したと。
入院時に心肺停止した場合CPRするのかどうか、
人工呼吸器の装着を望むのかDNARかを確認していなかったがどうするかと
訊いて来たので、もう何もしなくていいと答えて病院に向かった。
職場の上司に知らせて休みを取った。
妹に連絡すると「明日行く」と言っていた。

終わったんだなと思った。

15年間在宅介護して来て、私は最後の最後に間に合わなかった。
終わったのだ。
じじにとって
長い長い寝たきり生活、心身が衰え呼吸もままならず
日に何度も気管に管を通され痰を吸引される拷問が終わった日。

私にとって
「もうこれで最後かも知れないからやっておかなくては」という
強迫観念に追い立てられる日々が終わった日。
じじに胃瘻を造設したら退院後の受け入れ先を探さなければならない、
見つからなければ私は仕事を辞め在宅看護(介護ではない)をするために
準備しなければならない色々な事柄も、予定していたMSWとの面談も、
新しい担当ケアマネ探しも在宅で必要になる介護ベッドのレンタル契約も、
在宅で使う吸引器のリース契約も、訪問看護の申し込みも、
往診に応じてくれる医療機関探しも経済的な心配も、
何もかも要らなくなった、
15年間の介護生活が終わった日。

じじの最期の顔を憶えている。
ずっと続いていた高熱のためまだじじの体は熱かった。
牧師先生が来て下さった。
夜勤明けの看護師と一緒にじじの死後処置を行った。
息を引き取る時には間に合わなかったが
最後に死後処置をさせて貰えた事で
人の死を受け入れ納得出来たと思える。



病室から見た、雲の多い空を私は憶えている。


・・・・・


父親の命日でしんみりするもつかの間、手に嫌な汗かいてる。
恐怖の整形外来受診。
あの恐怖の「ばね指腱鞘炎」を以前診て貰った病院であるよ。
今回は左膝の半月板の相談に来た。怖)))
関節に針刺されませんように。汗)))
レントゲン待ち中に冷や汗が出る。
嫌だなぁ穿刺するとか言われたら…脱走するかも。orz
病院は苦手だぁ。
自分が患者になると、私は大の病院嫌いだ。
何をされるか知ってるだけに半端なく往生際悪い。


中待合室に呼ばれた。。。(((怖


診察終わった。
半月板断裂だけでなく変形性関節症もあるらしい。
半月板の断裂だけなら関節鏡手術で取っちゃえば解決するが、
同じ場所の軟骨も一部減っているとなると、
手術しても症状はあまり改善しない、
足底装盤と大腿四頭筋訓練とヒアルロン注射の三位一体で
保存的に治療しよう、と言われた。。。。orz


Dr.「ヒアルロン注射、効くんだよぉとってもよくなるんだよぉー」

井上「いえ注射は要りません」

Dr.「えー何で?注射嫌いなの?」

井上「針がダメです。針がどうしてもダメです。」

Dr.「何でーじゃあ採血とか点滴もダメ?」

井上「採血や点滴は大丈夫です。
   術場にいたので胃や腸がずるずる出ていても大丈夫です。
   でも関節に針を刺すのはどうしてもダメです。」

Dr.「そんなー」

井上「関節の注射はいけません。
   関節に針を刺すと痛いからです」←(一応医療従事者w)

小学生の時に校庭でジャングルジムから落ちて膝を打撲した時、
当時の整形外科医が問答無用で膝の関節に穿刺して
結局何も引けて来なかった時の、痛みと言うよりも関節の中を
針が通過するあのぐぐぐ…というあの感触がトラウマになっていて
顔から血の気が退く。
と説明し、結局注射は固辞してシリコンの足底装盤を作る事になった。


はー。
軟骨が減ってるってか。
クラゲでも食いますかね。
って、食ったり飲んだりしても吸収しないんですけどね。


整形外科出てバスに乗った。
次は耳鼻科受診
実は左の耳の穴を綿棒でゴリゴリやって流血したのが炎症起こして
現在顔の左半分熱発して痛いから薬を出して貰う。
膝よりも耳の方が実は深刻である。
あちこち痛い所だらけや。


おわぁ!今バスに
真っ白なレースとすけすけシースルーにひかひかサテンのハート模様の
お嫁さんみたいなフリフリ衣装にバレリーナみたいなダンゴ頭で
白いレースとフリルつき手袋はめてでかい黒サングラス、
真っ赤な口紅の、推定80歳くらいの婆さんが乗ってきた!
しかも黒の網タイツ、黒のハイヒール、白いつば広帽には
すけすけの人の顔くらいあるでっかい白いお花とリボンつき。
何かかっこいいぞ。
物凄くかっこいい。
どうせ年を取るならここまで妥協無しに自分を貫くのが潔い。


・・・・・


耳鼻科の診察終わった。
耳を絶対触るな耳垢なんか全く一つも無いと言われて
塗り薬と抗生物質処方された。
ぅがあー耳が痒い!!


整形で呆れられ耳鼻科で怒られ、散々であるよ。


腹減ったなぁ。
病院に行くからって気が張って、
朝飯は老村のブランブレッド1個だけだった。
老村のブランブレッド、全粒でもっと弾力あればいいんたけど
焼くとそれなりにウマいよ。
今朝、オリブ油とパルメザンチーズつけて食べた。





何よりも1個あたり糖質7.6gというのが有り難い。


バス停かんかん照りにて頭じりじり。
炎天下で頭が焦げると思ったが気温18.6℃しかないのか。


腹へったけど何処かで何か外食したいとは思わんの。
パスタ食べたいなぁ。
自分で作ったボロネーゼが食べたい。
(でも今日は疲れたから作らない)


じじの遺影に新しい花買って帰宅。
今日は月曜日、林田さんのOTTAVA聴いている。


寝落ち寸前の頭でも、考える事は、色々ある。

去年の今頃

2015-07-05 19:20:11 | 日常
7/5(日)。
一年はあっという間だな。


去年の今頃、じじはまだ生きていた。
生きて、高熱とひどい痰がらみで苦しんでいた。
昨年の今日、早番勤務の後でじじの病室に、
オルゴールを持って様子を見に行った。
最後の面会だった。
じじは苦しそうで、呼吸は浅表性促迫、渋い表情で閉眼していた。
呼ぶと一瞬目を開けて、ああお前かという表情でこちらを見て
すぐにまた眼を閉じた。
じじの卒業した小学校の校歌のオルゴールを耳元で鳴らして聴かせた。
作詞が北原白秋、作曲は山田耕作の、今はもう無い小学校、
統廃合されて地上から消えた小学校の校歌。
あんまり痰が絡んで苦しそうなので看護師を呼んで吸引して貰った。
恐ろしい程に多量の黄色い痰が引けた。
痰を引いた後、大きく吸って吐いてと促してみたが
じじは大きく吸い込む事が出来ず しゃっくりのように小さく浅く、
ひくっひくっと浅い吸気を繰り返していた。
体熱感が強く、触った感じでは39℃くらいの高熱が出ていたと思う。
浮腫で水風船のように膨らんだじじの右手を握っていたら、
力無くだらりとしていたのがだんだん力が入って来たので
そのまま帰りのバスをやり過ごして30分くらい手を握っていた。
眼から涙が後から後から流れて来て、清浄綿で何度も拭いたのに
すぐにまた流れて来た。
胃瘻造設可能と消化器内科医は言ってくれたが
私の眼には末期の鬱血性心不全と肺炎、溜まった胸水も更に増えて
もう長くないとしか見えなかった。
最終バスの時刻ぎりぎりになって「また明日来るよ」と言って
ぎっちり握ったじじの手を離した。
その「明日」の朝、確かに私は再びじじの病室に行った。
看護師からの連絡を受けて病室に入った時、
じじは既に呼吸していなかった。


この日記ブログの、去年の7/5の記事を今読んでいる。
終バスなんていいからずっと手を握っていてやればよかったと思う。
今更そんな事を言っても始まらないが、どうしてもそう思う。


明け方霧で曇っていたのが晴れて来た。
教会に行く。




日差しは強いが暑くはない。
風がひんやりしている。




教会の庭のマーガレットは今が盛りだ。




主日礼拝

黙祷
招詞 詩編96;1~4
讃美歌(21) 182 478
聖句暗唱 マタイ5;9
詩編交読 詩編23;1~6
祈り
讃美歌(21) 458 464
聖書朗読 コロサイ1;25~29
説教
讃美歌(21) 474
献金
祈り
頌栄 28
祝祷


断捨離と称して、着なくなった衣類を幾らか教会に持って来た。
婦人会の人達が分別して使ってくれるので有り難い。


牧師先生にOTTAVAを勧めてみた。
しばし立ち話した。
じじの帰天から明日で1年になる事と、
私の退職の事と、膝の半月板がちぎれて骨と骨の隙間に挟まって
違和感と痛みで明日整形受診し、治療方針を相談する事と。


教会の帰りのバス待ち、半袖では寒くてたまらん。
風が強くなってきた。


帰宅後、来月教会で行なわれる召天者記念の件で妹と電話で話した。
やはり妹達は来られない。
無理もない、北海道までの航空運賃は海外旅行並みに高いのだ。


珈琲淹れて、
しばしチャイコフスキーのバイオリン協奏曲聴いていた。


・・・・・


気を取り直して洗濯していると雲が重たくなってきた。
ベランダに出してあったハイビスカスを中に入れる。
当地の雨は塩分が強いので雨に当てたくない。


洗濯終わったらもう夕食時になっていた。
あまり空腹ではないが、
先週教会で頂いたニラを湯掻いて冷凍してある。
豚肉と長葱と椎茸と解凍したニラのお浸しで丼物を作った。



何と呼べばいいかな。
葱塩ニラ玉豚丼。(笑


スタンダードなニラ玉を作るかと思ったが
甘辛い味付けが苦手なので
結局昆布焼き塩と胡椒で味付けし、卵でとじた。
ウマいわー♪


明日も休み。
じじが逝ってちょうど一年、感傷に浸るつもりだったのが
膝の半月板を見て貰うため整形外科の受診と、
腫れて痛みと熱感の出ている左の外耳道炎の耳鼻科受診とで
慌ただしくなりそうだ。

音楽狂の映画

2015-07-04 22:13:58 | 日常
昨夜もOTTAVA聴いている途中で寝落ちした。
気が付いたら4:00になろうとしていた。
予報では曇り一時雨だそうな。






昼休み。
弁当ウマかった。
ひじき飯おにぎり、紫蘇ご飯で中身が梅のおにぎり、
いつものピーマン、椎茸焼きと、焼き魚一切れ。
腹一杯やー。
自作の弁当を美味しく食べられるというのは
精神衛生上よろしい。
作って達成感を得る自分、食べて美味しいと喜ぶ自分、
美味しかったと褒められて嬉しい自分、自分ワールドの喜びである。
自分が食べるだけに、
調理や味付けのダメ出しは自分が一番厳しいので
自分で食べて美味いと100点貰ったような得意げな気分になる。
誰か他者に食べさせて「美味しかった」と言われるのは
美味しくなくても労いの意味が8割であろうと思うので
自分で食べて味を確認してみてOKなら本当に成功なのだなと思う。


・・・・・


定時に仕事終えた。
雨ぽつぽつ。




帰宅。
惣菜コーナーにアジフライ、
最後の残り2枚が一パックにされていたので買ってきた。
魚焼きグリルで焼き入れて、油落としてサクサク♪
ウスターソースもめでたし。
揚げ物は焼いて油落とすとサクサクになる。



冷えてきた。寒)))
ポッカレモン投入した紅茶飲んで暖を取る。


明日明後日、二連休。
土曜日だからOTTAVAの生放送も無いし、
今夜はもう何もしなくてよいのでこれから映画DVDを見る。




フェデリコ・フェリーニ2本。

『オーケストラ・リハーサル』(1978)
『そして船は行く』(1983)

フェリーニの映画に登場する、街の何処にでもいる人々が大好きだ。
人工的な加工を施されていない、アクの強い顔の人々が
画面の隅っこの端役やエキストラに至るまで
各々が生活の苦労や様々な背景や人生観、哲学やこだわりを
強烈な匂いのように放ち、画面全体が混沌と、何故か愉快げに
お祭り騒ぎする、そんな熱狂が好きだ。
『そして船は行く』はレンタルビデオ屋で借りた1987年から
28年間も、もう何度繰り返し見たか知れない。
VHSのテープも伸び切ってダメになってしまった。
DVDを買うようになって、
昔見たくても見られなかった映画を続々と見られるようになったが
『そして船は行く』は自分の手持ちのDVDの中で再生回数が格段に多い。
『オーケストラ・リハーサル』は、先日密林でポチった。
フェリーニの映画の中の音楽に憑りつかれた人々が最高に愉快だ。
まさに祭り、どんちゃん騒ぎ、幸せな気分になる。

ちょっと夏らしくなった

2015-07-03 21:17:32 | 日常
朝だ。
昨夜はOTTAVAの途中で睡沈したらしい。
明け方元気のいい黄緑色のバッタが
私の左脚に飛びついて来る夢を見た。
OTTAVAはとっくに終わっていた。
聴いてるといつも途中で終わってんの。
今何時や。
PCも自ら寝落ちしてくれていたよ。


今日は晴れの予報だったがどんより曇って肌寒い。
今、ツイッター見たら、今日は「ソフトクリームの日」らしい。
誰が決めたの。
ソフトクリーム大好きだけど今バニラ系でなく、
酸ーーーーーーーーっぱいカシスのジェラートにはまっているので
ソフトクリームは自粛。


昼前から晴れて来た。



ゴミ出して、その後はひたすらブログいじっている。
しかし日が暮れる前にバスの定期更新しに行かないとな。


ちょっと出かける。




珍しく暖かい。
風が生暖かい。








今夜の森さんのOTTAVAは
「響け!ユーフォニアム」の話題出そうだけど
私はついぞ一度も見る機会なかった。
そのうちDVD出るかな。


お江戸は雨降りらしい。
ここもむしむしと生暖かかったのは台風の前触れかな。
夕方になって、今23℃もあるらしい。


夕食、パスタにした。
ジェノヴェーゼにブロッコリーとプチトマトも投入。



バジルがええ香りやー♪


明日は早番か。
早く寝ないと。

街を眺める

2015-07-02 21:50:57 | 日常
今朝も3時過ぎに介護職員から電話来た。
救急搬送するように指示した。
寝たような寝なかったような眠いような眠くないような。


日勤のため出かける。


・・・・・


定時に仕事終えた。
バス待ちしてたら雲の具合が面白かったので
まだ明るいし、高台の展望室のある建物に行ってみた。


街を眺める。


















バス降りて、くたびれていて、腹へって、
目の前に老村があった。
目当てのブランブレッドを買ったそのレジで
ふらっとイカフライとゲンコツメンチカツとカレードーナツ買った。
帰宅して、三つとも完食したらムカムカしてきた。
当たり前だけど。


木曜日だ。
斎藤さんのOTTAVA聴く。


明日は一日休み。
寒いから多分引き籠ると思う。