ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

子供達の真っ白な骸

2015-07-29 23:51:27 | 日常
今日もどんより曇って寒い。
しかし外を歩けばじとーーーーっと汗ばんで不快。
ここの地元らしいと言えば地元らしい夏。


昼過ぎからもわーっと晴れて気温が上がってきた。
25.7℃もあるのか。(笑
湿度はそのまま、常に湿度は90~100%。


午前中の半日引き籠って、午後からちょっと出掛けた。





朝は曇っていたのが薄ぼんやりと晴れて来た。


・・・・・


夕方からDVD見た。
映画『ホテル・ルワンダ』。
これは私一人で独占して見るのは勿体ない。
明日、教会に持って行こう。
ルワンダのフツ族によるツチ族の大虐殺の中、
1200人もの難民の命を助けた、一人のホテル支配人がいた。
実話である。
惨たらしい事実を訴える映画ではあるが、
主人公や主要な登場人物ももとりわけエキストラの人々も
とにかく群衆が美しい映画だった。
夜店のヒヨコのように加工された顔の小奇麗な芸能人達ではなく
過酷な現実を生き延びる、無名の群衆が美しい映画だった。
パゾリーニの『奇跡の丘』に登場する人々もあのように美しい。
群衆を生き生きと描出している映画がいい。
目立たない誰かの中に入り込んで共感し、臨場感を味わう事が出来る。
しかしエキストラの多くは
実際にフツ族から暴行を受け命辛々生還した人や家族や友人を
目の前で殺害された人々だという。
心理的に大丈夫だったのだろうか。
フラッシュバックで恐慌状態に陥らなかったのだろうか。
彼らにとって辛過ぎる映画ではないのだろうか。
彼らは自らの体験を映画によって全世界に訴える。
虐殺を知りながら見捨てた者と安穏とした場所から傍観する者とを
この映画によって全世界に告発している。
特典DVDのドキュメンタリーで目にした真っ白な子供達。
頭をナタで割られ、全身の骨を折られ、石灰をかけられ、
フランス軍の手で地中に一度埋められ隠蔽されてから再び掘り起こされ、
今は記念館となった惨劇の現場に無造作に展示されている彼ら。
頭蓋骨を潰されて石灰で真っ白に固まった子供達の骸の実物映像が
どうしても目に焼き付いて残る。
彼らは自分達の身に何が起こったかを誰よりも激しく物語る。
真っ白な子供達は映画本編以上に雄弁だ。


・・・・・


放送かなり過ぎてしまったが、水曜日。
ゲレンさんのOTTAVAを聴く。
お題の『打ち水クラシック』。
ギターの音にほっとする。

 打ち水や ギター清けきちんちろりん (笑

プフォールの『南十字星』リクエストしたのだった。
夜の砂浜で、ひんやりと涼しい風に吹かれながら
天の川燃え立つ夜空を見上げるような楽曲。


今夜はまだ眠くない。
もう一本DVD見よ。