ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

海歩き

2016-10-19 15:30:17 | 日常
昨夜職場からの呼び出しはなかった。
めでたく2連休や。
これから散歩に行く。
海へ。

・・・・・

あんまりいい陽気だから日光を浴びているうちにバスを乗り過ごすところだった。
最後に来たのはいつだったかな。
確か5月の末だったと思う。
6月からは長雨と霧が続いて殆ど日照が無かった。
湿気が酷かったので海岸に近づこうとすら思わなかった。
4か月以上も海岸に近づかなかったのは今年が初めてかも知れない。
ずっと来ないでいる間にバスの便が半分に減っていた。
これでは市内に通学する高校生達はさぞ困る事だろう。

久しぶりの浜。

観光客がバスで乗り付けて来ているが水際に降りる人はいない。
立て続けに来た台風で大きな流木が打ち上げられるほど波が荒れたのか
浜に降りる足場の砂が根こそぎ持って行かれたらしい。
足場になる道は崩れたりハマナスの棘に遮られてしまっている。

私が足掛かりにしていた脇道もしばらく水没していたらしい。
ぼうぼうに伸びた草が塩水でくたくたになって寝ている。
その草の土台になっている砂地が波で崩されて変わり果てているので
一足一足確かめながら草を掻き分けて波打ち際まで降りる事が出来た。

砂浜に降りてしまえば歩くのは容易い。
打ち上げられた大きな流木。



何故か行き倒れた人間に見える。

頭上で轟音がする。

しょぼくれた鮫みたいなのが空港に向かって行く。

足元の砂は高く盛り上がってぶわぶわ柔らかい。

荒い波に削られて、足元が急傾斜になっている。
波が来たら足元の砂ごと攫われそうだ。

砂の上に座ると猫の腹のように温かい。
しばしぼーっと波を眺める。






少し日が陰ってきた。


ほぼ4ヶ月間ずっと天候が悪かったから
この浜に遊びに来る人もあまりいなかったのかも知れない。



風紋がここだけ残っている。

太陽がまた現れた。














10月の太陽は低い。
波も砂も近い太陽を反射して鋭い銀色に光る。






そろそろ行こう。
バスが来る前に道の駅の売店で味噌漬けの蕗の薹の瓶詰めを買わねば。
前回来た時に買って食べたらほろ苦く蕗のいい香りがしてウマかった。
小分けして母にもあげたら喜んだのでまた買いに来たのだ。


あの大きな流木、こんな離れた場所からも見える。


市内に向かうバスを待つ。
蕗の薹の味噌漬けは買ったが、
例年ならば至る所に伸びて揺れている筈の蕗が今年は全然見えない。
ひどい天候だったから全滅してしまったんだろうか。


浜のたこザンギやソフトクリーム、とっくに販売終了したと思っていたが
今日もまだ営業していた。
しかし食欲ない。
腹が痛む。
去年も痛みが出ていろいろ検査をした。
何度か開腹歴があるので癒着があるのか腸蠕動が鈍くなる事がある。
痛みだけで嘔吐はなく歩くと少し楽になる。
まだ歩き足りないな。

・・・・・

バスで市内の反対側まで来た。
いつもの散歩コース、坂道を歩く。

ここも、熊笹ばかりで蕗が全然無い。
植物にとっても過酷だった、今年の夏の気候。

間もなく冬が来るよ。








坂を下る。


浜に出た。






波は穏やか。
コンクリートブロックの内側だから。








次の坂を上がって来た。


まだ正午過ぎたところなのに太陽はあんなに低い。


昼時だから人もいない。


海岸線。
さっきまでいた海岸がこの向こうにある。


この眺めをいつも見ている。






あっ人だ。


そろそろ帰ろう。


帰りのバス待ち。


枯れたモミジ。


・・・・・

腹は痛いし歩いたので眠くなった。
15:30になったところか。。
まずは横になろう。