上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

採鱒の季節・桑取谷

2022-11-12 13:39:48 | 渓流釣り

 漁業組合小屋前での投網。奥に2段2mあまりの堰堤が見える。

11月に入ると各河川にサクラマスが遡上してくる。桑取川もご多分にもれず多くの鮭が遡る。桑取川には漁協があり、組合小屋の脇の遡上どめの堰堤下に待ち構え、産卵前の鮭のメスを投網で捕獲し採卵し、一部は筋子として販売し、一部は受精させて川に戻す。組合事務所小屋浦では解体された鮭が大きさに順じ、売られていた。

 今年は水が少なく例年であれば堰堤下直下での産卵行動時に捕獲するのだが、水量が少なくて100mほど下流での産卵行動があり、捕獲が厄介だと、捕獲の方の弁。

採鱒してすぐに棍棒で野ジメする。

オスはかかっても放逐される。

輪廻転生。全ての生物が自然のサークルの中で生きている。

 

太陽もまた宇宙の摂理で生きる一部である。


秋の瞽女ミュージアム高田

2022-11-11 09:54:32 | 瞽女ミュージアム

これからの季節町家の軒先にはいろいろな食べ物が吊るされる。(上越市高田 雁木町家、中嶋染工店)

秋が深まり、ここのところ天気が続いている。上越市、瞽女ミュージアム高田でもちょっとだけだが、模様替えをしたのでお知らせいたします。瞽女研究の第一人者である、市川信次、信夫さん親子の紹介コーナーもできました。

 市川信夫氏と瞽女資料

   

高田瞽女最後の座元 草間ソノの写真と生家

 

 

 

長岡瞽女頭 山本ゴイ

 

 

二階の渡り廊下からの景観。

気合の入った説明書きの字は、ミュージアムのナビゲーダーで書家でもある渡辺裕子さんの手によるもの。腰の座った良い字だと私は思いますが、是非瞽女ミュージアム高田でご覧ください。

 

 

二階奥には、瞽女画家・斎藤真一が使用したイーゼルがあったりして、プチアトリエが再現されたりしています。ちなみに灯具の字もナビゲーダの渡辺さんによるものだそうです。