上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

男の逸物・山ナイフ

2022-10-02 10:31:19 | 渓流釣り

 山の道具のこだわりはそれぞれ。こだわったらキリが無いが私はといえば、ナイフである。子供の頃は「肥後守」にはよくお世話になった。子供が買える唯一の刃物、それが肥後守だった。駄菓子屋にいくと山積みになって置いてあった。このナイフ、鉛筆削りはもちろん、コマの芯作りなど、当時の子供の必須アイテムだった。高校から山を始め、キャンプで使用するためのナイフを求めたのが、当時定番のバック(BUCK KNIVES  アメリカカンザスナイフ)だった。バックは折りたたみのナイフで、革製のケースに入って手頃な値段なので、心をくすぐったのだ。

 

 肥後守(兵庫県)。良く手指を切ったものだ。当時10円(昭和20年〜30年)今は1000円前後から販売している。

 

上段、秋田五城目ナイフ(剣鉈、ナガサ) 一関卯一郎作 全長33cm  刃長19cm 革製鞘付 (革製鞘は見栄えはいいが、湿気を含んで刃物が錆び易い)

中段、土佐刃物 全長21・5cm   刃長9cm 革製鞘付

下、 接木刃(おけや)  全長23、5cm   刃長10cm

五城目ナガサは渓流雑誌で見て、27年ほど前に家族で白神にキャンプに行った際、五城目の一関卯一郎宅にて購入したものである。この刃物は秋田マタギが使用ていたことで有名である

土佐刃物は5年前の四国行きの際現地で購入したものである。このナイフが小ぶりで一番使用している。

接木刀は用途とは別のようだが、使いやすそうだとネットで5年ほど前に購入したが、折りたたみで、コンパクトになり切れ味もよく使用している。

この項を書きながら、刃物熱が再燃し、いくつもポチってしまった(苦笑)