上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

秋の出羽路・最上町 瀬見温泉

2022-10-15 16:43:30 | 旅行

      瀬見温泉共同浴場   瀬見温泉  ←クリック

 

さて今日の泊まりはどこにしよう。とりあえず候補のキャンプ場は2カ所だ。一カ所はゴルフ上脇に設えられた安価だが、レストラン、温泉などがしっかり設えられたフリーサイトの有料のファミリーキャンプ場。もう一カ所は熊出没注意の立て札がある、無料のキャンプ場だ。無料とは書いてあるが、先のキャンプ場よりロケーションも良く、なりより家族やキャンプ初心者が敬遠するようなキャンプ場なのが、気に入った。そういうキャンプは静かなのである。昨今ブームのアウトドアは、名ばかりの、道具を買わせ、金を使わせるべく企業戦略丸出しの遊びに成り下がり、にわかアウトドアキャンプ場は、ただ騒々しいだけの、日常が移動しただけの場所になったのである。

 

アウトドアとは、道具はなるべく使わず、身一つに近ずこうとする遊び。(個人の主観ですが)それが自然と一体になるアウトドアという行為なのであるが、まるで家財道具を丸ごと運んだような設えが、アウトドアだと言わんばかりの為体なのである。日常の地点が異地点に移動するだけ、まるで引越し騒ぎのような遊びならば、のんびり家でバーベキューやら豪華な調理をしたほうがどれほど、楽で楽しいかと私は思う。アウトドアフィルドでは、最小限度の道具立で、自然が語りかける言葉に耳を傾けるのが、本来の遊びではないだろうか。

(キャンプに出かける人の全ての人が、マタギやサンカ、源流釣りの先駆者ともいうべき瀬畑雄三氏のようなスタイルになれとは、私は言いませんが!)

 今日のキャンプ場がおそらくはキャンパーが少なく、静かであろう最上白川渓流公園キャンプ場に決めたところで、食料買い出しの前に、温泉ということになった。キャンプ場の道すがらあるのは瀬見温泉と大堀温泉である。瀬見温泉は源義経と弁慶に所縁があるということで、立ち寄ることにした。

 共同浴場入り口には足湯があり、無料で足湯が楽しめる。温泉料金は500円なり。シャンプー、ボディソープなしでした。

 

瀬見温泉共同風呂 浴室、露天風呂

 共同浴場下の河川敷にある弁慶が大岩割って出たという温泉、薬研の湯。(この温泉と同じ名前の湯が下北半島にもあった)手を入れるのを憚るほど熱かった。

瀬見温泉街

 歴史的建造物 斎藤茂吉が良く逗留した旅館らしいが、廃業したらしい