上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

荒天の後に

2018-12-15 22:58:52 | 

 

  強風で砂が舞い目も開けられず、体も飛ばされそうで、歩くこともままならない荒天が,二日ほど続いた。12月9日、さすがの冬型の気圧配置も遠のいたのか、時折日が差す時雨模様に、虹がでると判断した私は、浜に出た。案の定、海上に虹が出はじめた。残念ながら半円を描くことなく、陽が陰ると消えてしまったが、撮影することができた。浜には無数のカラスが飛び交い、異様な光景が広がった。わずかに肉のついた肋骨が一個。その骨から50Mほどのところに、肉の削げ落ちた肋骨が一個。このところの荒れた海が運んだカラスへの貢ぎ物だろうか。

 

 

 

 

 そのうちの一体は大きさと、ひずめがあるところから猪と見られた。

次の日には、肉は削がれ、骨は散逸していたのだから、カラスたちの見事と言える仕業である。

 

 もう一体はおそらくは犬と思われる。こちらもすでに骨化していた

 

 死が命を支える、輪廻の光景が浜にはある

 

閻魔大王の怒りのような、風速30M近い強風が吹いた後には、賽の河原に似た荒涼とした浜があった。