ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

サントネー 1er レ・グラヴィエール 1997 プスドール 黄昏の晩秋

2010-07-16 | ヴォルネー/ポマール/SLB
SANTENAY 1er LES GRAVIERES 1997 LA POUSSE D'OR



前回が3月に飲んだプスドールのSLB1997

色調からも分かるように
峠を過ぎて黄昏の夕日を浴びて、ほのぼのとした暖かさが伝わってくる
薄造りでラファルジュと同系統の造りがそれなりに美味しい

購入価格は3,140円と廉価で購入したもの
価格からすれば、QUALITE-PRIX(=廉価で買得の意味) であるのは確か

でも、やはりプスドールならば
フラッグシップの”60 Ouvrées”

Ouvrées(ウーヴレ)とは仏語辞典では就労とか加工するとか言う意味なのだが
Vignoble(葡萄畑)で言えば人が一日の畑仕事の広さ(=就労)なのだろう
で、Monopole(モノポール(旗が一つ=専用畑))で、広さは60日かかる広さと言う意味になる


話は逸れたが
畑作業に汗する情景を思い浮かべながら
人の温もりを感じながら飲むワインは峠を過ぎていても味わいがある

私の場合は、学生時代に観た原節子の(黄昏の)晩秋をイメージさせてくれる
        ・・・ ・・・学生時代にリバイバル版で観ただけです ( ̄_ ̄ i)

モノクロ映画であったが
彼女の華奢で、艶っぽい声で、真っ白い肌(白黒なので当然 (?_?) )が素敵な女優でした
まあ、フランス画壇で言えば晩秋のイメージは、ミレーの(夕陽の)落穂拾いがピッタシ

ホントこのワインはそんなイメージが重なってくる


Bouchon(ブッション=コルク栓)は染込みも良く保存状態の良さがわかる


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