ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

クリスチャン・ビネール ピノ・ノワール キュベ・ベアトリス 2008

2012-01-08 | アルザス/ジュラ/サヴォア
PINOT-NOIR CUVEE BEATRICE VIN D'ALSACE 2008 A et CHRISTIAN BINER

ビネール自体が先般の泡が初めてで、いろいろ試してみようと買ったワインの一つで、「BEATRICE」は、良い年の良いキュベにつける呼称のようです。アルザスのピノ・ノワール(PN)自体が、過去を振り返っても駐在時代に1~2度飲んだ程度ではなかったでしょうか。やはり、アルザスではリースリング(RL)がメインになりますから。

アメルシュヴィル(Ammerschwihr)は、住所(ラベル写真)からGoogleアースで調べると、コルマ-ルから6km程度西側の町、ブルーギドや緑のミシュランで★★★のリクヴィル(Riquewihr)から真南に降りた辺りようですね。アルザスは、風光明媚で、特にヴァンダンジュの秋は丘に見る葡萄畑が陽光に金色に煌く光景はとても美しく、何度となく観光したのものですが、この街は全く知りませんでした。

ノン・フィルターとのことで、久々に薄っすら濁りが入った(写真参照)ワインをいただきました。VVのピノらしいのですが、樹齢は分かりません。無農薬、SO2 を父親の代から使わないとのことで、思ったよりも還元臭も感じさせないし、味わいにも自然な優しさがあります。
まあ、このワインの欠点は、ボトルの高さがアルザスの独特の背高のっぽで、箱詰と保管に邪魔になることでしょうか。


色調は、薄めで、既に熟成色が混じってきており飲み頃に見えます。
香りは、ちょっと篭った感があり、(どこにも記載がないのですが・・・マチガイ?)僅かの古樽があるようで、薄っすら赤系フルーツ香、敢えて言えばホンの少しの生肉っぽさがあるのですが、ブルのようなブーケなど華やかさはありません。
味わいは、苺キャンディが一杯で、甘酸っぱさが心地よく口中に広がります。香りにあった樽が、少し入って(邪魔にならないように)いるようです。タンニンもきめ細かく、余韻に出てくる様が最後を締めるので、なかなか技ありで好いですね。

購入価格は3Kを切っていたのですが、市場では3.5Kほどするようで、買いの薄ウマワインでした。2本しか買ってなかったのでちょっと勿体無かったのですが、今はセラー満杯で、いつものこのシーズン用は全て直置きしかできないので・・・・・・・(汗)

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ブッションに”vous souhaitent bonne degustation”訳せば、「どうか、良い試飲をお楽しみください」とでも言うのでしょうか。こういった印刷は初めてで、造り手の気持ちが伝わっていいです。



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