豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

結露のない窓はない…北斗市・ファース本部

2021-12-06 17:06:44 | Weblog
結露のない窓はない…北斗市・ファース本部
師走になり既に一週間が経とうしています。
今月12月22日水曜日が冬至で、昼間のもっとも短い日となります。
冬至の日は、太陽高度が一番低い位置から地上を照らすことになり、理屈の上でも寒さが、いっそう厳しくなると思われます。

一方で真冬の日本列島は、極端に乾燥して寒さを助長させます。
乾燥時は、湿度の持つ潜熱が少なくなり私達のカラダから水分を蒸発させ易くなります。
蒸発する際には、気化熱で体温を奪うため寒さを厳しく感じさせるのです。

家屋内を乾燥させないようにすることが寒さ対策には有効となります。
ところがその加減も難しく、加湿し過ぎると写真のように窓に結露を起こします。
断熱サッシを売り込む際に「結露の起きない窓」などのコピーを見たことがあります。

それは、結露のメカニズムを知らいない業者であることの証でもあるのです。
結露は、どんなに窓やガラスの断熱性能が良くても露点温度になると結露が起きます。
気温20度、湿度50%の理想的な温湿度でも露点温度9.3度以下の部分に結露します。

冷蔵庫の中が5度程度ですから、冷えたビールをコップに注ぐと結露が生じます。
同じく窓枠や窓ガラスに9.3度以下の部分には、結露します。
今日の表題のように、結露のない窓はありません。

乾燥状態は住む人の健康状態にウィルス菌が発生しやすく、静電気や寒さ助長などの弊害があり、多湿状態は写真のような窓の結露やカビの胞子を生み易くなります。
私達のファースの家は、床下に敷き込んだ300㎏ものファースシリカ(吸放出シリカゲル)過乾燥や多湿状態を改善するような役目をはたしています。


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