資源と資産を思考する…北斗市

「お金は無いよりあった方が良い」と誰もが思うかも知れません。
しかし、お金は無い方が幸せだと言い切る人も存在します。
お金のある人に人が寄ってくるとしたら、お金が無くなればいなくなる人達です。
ところが今の世の中は、お金があれば多くの課題、問題が片付くのは確かのようです。

実は、自分の知らないうちにお金と違う、もっと大きな資産を蓄えている場合があります。
自分自身で培った経験や知識や人脈などが資源や資産となっています。
また一緒に支え合う仲間達との仕事を切磋琢磨しているうちに技術資産になっています。

真面目さ、誠実さ、人や物に対する優しさ、自分や仕事に対する厳しさなども、大きな資産なのでしょう。五キン強化と言う格言があります。
金力・筋力・勤力・謹力・禁力この五つです。金力は資金力、筋力は体力、勤力は勤労力、謹力は謹む力、禁力は誘惑に勝つ力この五つのキン力を！！

溜め込んだお金などの流動資産や、土地屋敷などの有形資産は、大きな時代の流れで、アット言う間に飲み込まれてしまします。
当方は、貴族のような豪華な生活ぶりから、数年足らずで無一文になった方々とも多く接してきました。
私は、お金も大切ですが、自分自身の健康、人や自然への優しさ、働く意欲と社会性などの人格も、大きな財産、資産、資源だと思っています。

写真は、先日見学した吉田松陰の松下村塾そのモノです。
貧乏な吉田松陰は、金銭的に貧乏なまま30歳の若さで亡くなっていますが、彼の志を継ぐ弟子達こそ多くの資源を残して逝ったのです。
吉田松陰先生の爪の垢でも煎じて呑みたい気持ちになります。

さて、今日は出張中に溜まった原稿執筆や書籍チェックなどで一日があっと言う間でした。
明日は学校関連の仕事が多いようです。



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