新潮45だったか、週刊ポストだったか、いや産経新聞のコラムだったか定かではないけれど、曽野綾子さんが「被災者に千羽鶴」を送ることを批判する記事を読んだ記憶がある。
被災者にとって千羽鶴はただのゴミ。しかも、千羽鶴を送ることで支援物資を送るスペースが削られることにもなる。
支援者や被災者にとって千羽鶴は迷惑なものでしかなく、まさしく自己満足の産物。
千羽鶴を送る気持ちがあるのなら、義捐金として被災者に届けることが一番だと思う。
それにしても、阪神大震災や新潟の大地震で被災者が助け合っている姿を見ているだけに、ハイチの被災地で支援物資を被災者が奪い合う姿を見ていると、日本という国は道徳心のある国なのだという誇りを改めて実感することができる。
被災者にとって千羽鶴はただのゴミ。しかも、千羽鶴を送ることで支援物資を送るスペースが削られることにもなる。
支援者や被災者にとって千羽鶴は迷惑なものでしかなく、まさしく自己満足の産物。
千羽鶴を送る気持ちがあるのなら、義捐金として被災者に届けることが一番だと思う。
それにしても、阪神大震災や新潟の大地震で被災者が助け合っている姿を見ているだけに、ハイチの被災地で支援物資を被災者が奪い合う姿を見ていると、日本という国は道徳心のある国なのだという誇りを改めて実感することができる。
ハイチ大地震の被災者に千羽鶴を ミクシィで広がる支援の輪
「家族を失った人たちに1人じゃないことを伝えたい」-。
ハイチ大地震で被害を受けた人たちに、千羽鶴を贈って元気になってもらおうという動きが、インターネットの会員制コミュニケーションサイト「mixi」(ミクシィ)で広がっている。呼びかけ人の会員の元にはすでに全国から鶴が多数寄せられており、今後、NGOなどを通じて被災地に送られることが検討されている。
清瀬市のアクセサリー作家、中村ゆりさん(34)は今月中旬、長男の風汰くん(4)と一緒に、ハイチの地震被害者たちに心を込めて千羽鶴を折った。羽の部分には、復興と回復への思いを込め、ローマ字で自分たちの名前を書いた。
中村さんは地震が起きた直後、日本赤十字社を通じて現地に義援金を送った。しかし、テレビでは毎日、多くの人々が倒壊した建物のがれきの下に取り残され、食料を求める人々の様子が映し出される。「日本にいて、何も助けられない自分がもどかしかった」という。
そんなとき、参加している「mixi」の会員が、鶴を折ってハイチに送ろうとしていることを知った。「これなら日本にいる自分にもできる」。そう思った中村さんは早速、千羽鶴活動に参加することにした。
近所の友人らに声をかけて鶴を集め、近く呼びかけ人でワクワククリエーターのみぃやさん(21)=大阪府吹田市=の元に送る意向だ。
みぃやさんは今年初旬、兵庫県淡路市の北淡震災記念公園を訪ねたとき、海外の人たちが手形を寄せてくれていたことに感銘を受けた。その直後にハイチで地震が起き、mixi上で友人に何かができないか問いかけたところ、千羽鶴のアイデアをもらったという。
折り紙は7・5センチ四方のものに統一し、思いを伝えるため、1人1つの鶴に限定して募集していることを今月15日、日記に書いたところ、全国から多くの反響が寄せられた。そこで、みぃやさんはすぐに友人に協力を呼びかけ、事務局が関東や中部など全国に5支部を設置した。
「食糧不足の中で、千羽鶴を集めても、しようがないとの批判もあった。でも被害者の中には、家族を失って悲しんでいる人が多くいる。そんな人たちに国は離れているけれど、鶴を贈ることで、1人じゃないよという気持ちを伝えたかった」と、みぃやさん。
集められた鶴は糸でつなげて千羽鶴にし、ハイチの情勢が落ち着いたころに、NGOなどを通じて現地に届けたい意向だ。
MSN産経ニュース2010.1.25 18:32