迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

これじゃあ事情聴取を受けられないわけだ 『小沢氏会見 会場で配布された資料「経緯の説明」全文』

2010年01月23日 | 政治
小沢自身の資金管理団体のことなのに、分かりませんの連発ですね。
これじゃあ事情聴取を受けられないし、国民に対しても説明責任を果たせないわけだ。

記者会見の冒頭に事情聴取を受けなかったわけではないと言っていたが、その言葉自体が嘘っぱちだ。
何度も書いているけど、やましいことがないのなら、さっさと記者会見をして事情説明をすればよかったんだ。
それをしないから、民主党批判、支持率低下という目に見える悪影響を及ぼしているのに。

記者会見も途中で打ち切っているようだけど、全ての記者の質問に答えるくらいのことをすれば、疑惑も解明されるんじゃあないのかな。
この会見を見て納得する人がどれだけいるんだろうか。

野党はこぞって言うだろう、「疑惑はますます深まった」って。
小沢氏会見 会場で配布された資料「経緯の説明」全文
 民主党の小沢一郎幹事長は23日夜、自身の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、「陸山会への貸し付け等に関する経緯の説明」と題する文書を報道各社に発表した。この中で、「(自身の資金管理団体による不動産購入の原資となった)4億円の一部は建設会社からの裏献金であるやの報道がなされておりますが、事実無根です」と説明した。

 発表文書の全文は以下の通り。

 本日は、午後2時ごろより午後6時30分ころまで、東京地検特捜部の要請を受けて事情説明をいたしました。
 今までは、検察官への説明前の段階だったので、発言は差し控えておりましたが、この機会に、新聞・テレビ等で報道されております陸山会の不動産購入と、これに関する資金の流れ等についてご説明いたします。

【陸山会に4億円を貸し付けた経緯】
 秘書の数も増え、妻帯者も増えたので、事務所兼用の住居を提供したいと思っていたところ、秘書が本件土地を見つけてきて、これはいいのではないかということになりました。それで、秘書に不動産業者にあたらせたところ、土地売買代金額が金3億4000万円余りと決まりました。
 そこで、この土地を購入することになりましたが、当時陸山会の経理を担当していた秘書から各政治団体の資金をかき集めればなんとかなるが、そうすると各政治団体の活動費がほとんどなくなってしまうので、私に何とか資金調達できないかと言ってきました。
 そこで、私は自分個人の資産の4億円を一時的に陸山会に貸し付けることとしたのです。

【平成16年10月に私が陸山会に貸し付けた4億円の原資について】
 (1)昭和60年に湯島の自宅を売却して、深沢の自宅の土地を購入し建物を建てた際、税引き後残った約2億円を積み立てておいた銀行口座から平成元年11月に引き出した資金2億円
 (2)平成9年12月に銀行の私の家族名義の口座から引き出した資金3億円
 (3)平成14年4月に銀行の私の家族名義の口座から引き出した資金6000万円を東京都港区元赤坂の事務所の金庫にて保管していました。平成16年10月には、同金庫に4億数千万円残っており、うち4億円を陸山会に貸し付けました。
 4億円の一部は建設会社からの裏献金であるやの報道がなされておりますが、事実無根です。私は不正な裏金など一切もらっておりませんし、私の事務所の者ももらっていないと確信しています。

【4億円の銀行口座への入金や売買代金支払いへの関与について】
 全て担当秘書が行っており、私は、全く関与していないので、具体的な処理については分かりません。

【所有権移転日を平成17年にした理由について】
 そのことについては何の相談も受けておりません。
 購入資金は自分で出しており隠し立てする必要はないし、また所有権移転日を翌年にすることに政治的にも何のメリットもないので、何故翌年にしたのか私には分かりません。

【売買代金支払い後に定期預金を組んで預金担保に借り入れをした理由について】
 具体的な事務処理については、私は関与していないので分かりません。

【銀行から融資を受ける際に個人が借り入れ、陸山会に貸し付けた理由】
 これについても私は関与していないので分かりません。
 ただし、以前に陸山会が不動産を購入した際にも金融機関から個人での借入を要請されたこともあったので、担当秘書から銀行の書類に署名するように頼まれ、そういう理由からと思って署名したことはあります。

【収支報告書の記載について】
 私は、本件不動産に関する収支報告書の記載については全く把握していませんでした。また、収支報告書の記載内容について、相談されたり、報告を受けたこともありません。

【収支報告書の内容の確認について】
 常々、担当秘書には、政治団体の収支についてはきちんと管理し、報告するように言っていましたが、実際に私自身が帳簿や収支報告書を見たことはありません。担当秘書を信頼し、実務については一切任せておりました。
 担当秘書から、各政治団体ごとの収入支出と残高などの概要について報告を受けることはありましたが、収支報告書の内容を一つ一つ確認したことはありません。
(以上)
1月23日21時25分配信 産経新聞