迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

アルバイトのプロ意識

2011年01月19日 | 社会
どこぞのホテルのレストランで働いているアルバイトが、食事に来たお客さんのことをツィッターでつぶやいて問題になっているようです。

私はアルバイトのことを思い出すと必ずある場面が思い浮かびます。
もう20年以上前のこと、池袋のゲームファンタジアというゲームセンターでアルバイトをしていました。
ゲームセンターでありながら、アルバイト管理も当時としては徹底したところで、ゲームでもしながらバイトをしようという甘い考えはもろくも崩れ去ったのですが、居心地がよかったのか結局、数年間もそこで働くことになったのでした。

思い浮かぶある場面というのは、トイレがつまった時のことでした。
トイレが詰まって汚物があふれているトイレの掃除をするのは社員の仕事であるという、暗黙の了解というかそういうもんなんだと、バイトの私は思っていました。
ところが、当時一緒に仕事をしていた「川尻一さん(実名)」は、汚物まみれの便器に腕を入れ、トイレを詰まらせる原因となったキーホルダーを取り出して見せてくれたのでした。
当時、「川尻さん」はアルバイトのリーダーだったのですが、この作業をしたからといって時給が上がるわけでも、特別な手当てが出るわけでもないのに、自分の仕事に対する誇りを持ってこの作業をしたのでしょう。
この場面に遭遇してからは、バカな私であっても少なからず影響を受け、まじめに仕事をするようになったのでした。

こんな素晴らしい川尻さんは必ず出世し、ネットで検索すればパパっと名前が出てくるものと期待をしているのですが、ググってみても今のところそれらしい方にはヒットすることはありません。