まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

古式ゆかしく・・・

2019年10月23日 | 日記

まさしく王朝絵巻を見るようでした。
皇室では「即位礼正殿の儀」と呼ぶそうです。
天皇陛下が即位されたことを国内外に高らかに知らしめる
伝統と格式に即した最も大事な儀式だそうです。
古式ゆかしいと言えばそうですが
意地悪く言えばいかにも「浮世離れ」した行事でした。

あいにくの雨模様でした。
時おり雨脚が強く吹き降りのような時間帯もあって
参列者にはなんとも気の毒でした。
私のほうも祝日なのにあいにくの仕事で
帰ってからちょこっとニュース映像で拝見しただけでしたが
雅子様(いや皇后)の堂々とした姿が印象的でした。
ここに来るまでにはおそらく大変なことがいろいろあったと思いますが
どこかで覚悟を決めて運命を受け入れられたのでしょう。
何かが吹っ切れたようなすがすがしい姿でした。

聞けばこの即位礼の慶事を受けて
55万人もの恩赦がおこなわれるそうで驚きました。
かつてないほどの大量の恩赦で
巷では恩赦制度に対する疑問や批判も高まっているとか。
被害者や遺族には許しがたい憎んでも憎みきれない犯罪者もいて
気持ちは痛いほどよくわかりますねえ。
とは言いながら「罪を憎んで人を憎まず」の言葉の通り
どこかで何かの機会に恩讐から脱することも
必要ではないかと思いますねえ。
もちろんそんな単純な問題ではないのでしょうが・・・

令和という呼び名はいまだに馴染めませんが
これで名実ともに新しい御代ですね。
決して生きやすい時代ではなく困難ばかりに思えますが
とりあえずは祝っておきましょうか。(笑)