安倍首相の「所信表明演説」を拝見しました。
別に見たくもないし、聞きたくもなかったのですが
たまたまテレビをつけたらやっていて
すぐにチャンネルを変えようとリモコンを探したのに
さっきまでそこにあったのに見つからず
仕方なくそのまま見るハメになってしまいました。
いつも思うことなのですが・・・
この人の言葉というのは本当に心に響きませんね。
呆れるぐらいに見事なものです。
ヒロシマの原爆忌のときも沖縄の辺野古のときもそうでしたが
丁寧な口調ですし言いよどむこともありませんが
発する言葉に「誠」がありません。
住民や被害者の皆さんの「心に寄り添う」と言いながら
本人がそんなこと思ってもいないのですから響くわけがありません。
今回の演説もほとんどが『自画自賛』でした。
アレはうまくいったけれどコレは失敗だったとでも言えば
ちょっと人間的な一面もあるのでしょうが
終始一貫して「自慢タラタラ」のオンパレードでしらけまくりでした。
私の内閣で正社員は１３０万人も増えたと胸を張ったものの
一方で非正規写真は３００万人も増加しました。
高齢者雇用でも「７５歳を超えても働きたい人が８割もいる」と言いつつ
人生１００年時代の到来を高らかに歌い上げました。
オイオイ、そうじゃねえだうが！
誰だってそんな年までアクセク働きたくないけれど
年金も健康保険も不安だらけだから働くしか仕方がねえだろうが！
この人は現実を何一つわかっていないのに
数字の誇張だけは天下一品です。
聴いている間にムカムカと腹が立って来たので
テレビのリモコンがやっと見つかったのを幸いに
スイッチをパチリと切りました。