探し物があって押入れの奥を整理していたら
古いカバンの中からメモ帳を発見!
メモ帳といってもハードカバー製の立派なものです。
ちょっとカビ臭く懐かしい匂いがしました。
確か30代か40代頃に使っていたメモ帳です。
存在自体をすっかり忘れていました。
そう言えば何かにつけて細かくメモを取っていた
好奇心旺盛な時代がありました。
頁を開くのがちょっと怖いようなワクワクするような
不思議な気分でした。
細かい文字でビッシリ書き込まれています。
書きなぐったのではなく私にしては結構丁寧な文字です。
何かの本の気に入った一節や、印象に残った言葉
寺山修司の短歌なんかもありますねえ。
新聞記事の切り抜きなんかも貼りつけてあって
メモ帳というより創作ノートのつもりだったのでしょうか。
そう言えばこの頃は初めての連ドラも体験して
創作意欲に燃えていた頃かも知れません。
へえ、自作の短歌なんかもありますねえ。
何かの折に俳句や短歌をひねってみるのもこの頃からの悪癖で
まさしく「下手の横好き」の典型でしょうか。
当時、好きだった柳ジョージの歌の歌詞があるかと思えば
マルクス主義の終焉などという論文調もあり
その頃に観た映画の感想や映画評も多かったですねえ。
ちょっと読むとそのレベルの高さ〈?〉はビックリするほどで
オレ本当にこんなこと考えていたのかなあ・・・
と別人を見るようでした。
誰しも若い頃は感性が鋭く思考が柔軟ですねえ。
ここに書かれたメモの一字一句が血となり肉となっている!
と言いたいところですが・・・
うーん、まったくなっていませんねえ。(笑)