まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

目覚めればカバ

2018年09月02日 | 日記

夜中に目覚めたらカバがいた。
それが本物のカバなら思わず悲鳴で大騒ぎになるが
つけっぱなしのテレビの画面だった。
午前2時35分だった。

最近どうもテレビをつけたまま寝てしまう。
悪い癖だが晩酌のビールで酔っぱらってベッドに横になると
ものの10分も持たずに意識を失う。
なんの番組を見ていたかさえ全く覚えていない。
という訳で・・カバである。
カバについては全く知識はないが
寝ぼけ眼で見ていてその仕草の可愛らしさに見とれてしまった。
水中でつぶらな瞳をキョロキョロ動かしている。
時々、大口をあけて欠伸をする。
背中にとまった鳥を短い尻尾で器用に追っ払たりする。
もともとユーモラスな仕草の動物だが
時として獰猛さを発揮する象に比べると温和な性格で
のんびりおっとりとした仕草は
やはり「カバさん」とさん付けで呼びたくなる。
水から上がると驚くほど足が短い。
夜中なのに思わず声を出して大声で笑ってしまった。
そろそろ二度寝をしようかと
テレビを消しかけたら3時のニュースが始まった。

トップニュースは例の逃走犯だった。
富田林の警察署からスキを見て男が逃げ出した事件から
今日でもう三週間が経つと言う。
大阪府警の失態は今に始まったことではないが
この男は相当なワルでバイクでひったくりなどをしながら
生活費などを稼いで逃げ延びているらしい。
ひったくりの被害者や周辺住民の不安には大いに同情するが
いささか「痛快感」がない訳ではない。
そんなことを言ったら「ふざけるな!」と怒鳴られそうだが
このまま永遠に逃げおおせたら
それはそれで面白いなあという思いがないわけではない。
どんな凶悪事件でも陰惨な事件でも
世間はやがては忘れ去って無関心になっていく。
その無関心に埋もれて逃走犯一人ぐらい逃げ切ることは可能ではないか。
ひょっとしてまれに見る痛快事かも知れない。
もちろんそんな事態にならないことを切に祈ってはいるが・・・


そう言えば・・・
岡山に「カバヤ食品」という会社がある。
おまけつきのカバヤのキャラメルの味は子供の頃から大好きだった。
カバは平和を愛するおとなしい動物で
企業イメージにピッタリだとついた社名らしい。