まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

減災

2018年09月08日 | 日記

最強台風につづいて大地震。
天災は忘れたころにやって来るとは言うが
このところ立て続けの大災害である。
本当に日本列島はどうなっているのか不安になってしまう。

地震列島に想定外などないけれど
北海道で震度7は初めてで完全に意表を突かれた格好だ。
すべてのインフラが壊滅し死者も出た。
西日本豪雨も先日の最強台風の被害もそうだが
大自然の脅威は常に人間の想像力を超えて襲いかかって来る。
どれほど防災意識を高めても準備をしても
それを嘲笑うかのように無慈悲にやって来るから
まさに「いたちごっこ」である。

最近、よく「減災」という言葉を耳にする。
防災という言葉が被害を「防ぐ」ことに主眼を置いているのに対し
災害時にある程度の被害を想定した上で
それを「減らし」最小化するための取り組みだと言う。
地震大国の日本にいる以上
台風銀座の日本で暮らしている以上
被害を出さないことなど到底無理な相談である。
どうせ無理なら無駄な努力は諦めて
すこしでも被害を減らすことに注力しようというのである。
言われてみれば至極もっともな発想ではないか。
防災のための予算も資源も限られているなら
万遍なくコストをかけるのではなく最も弱い部分に集中的に
コストをかけるという戦略である。
北海道電力の停電など生活に直結する部分などがそうだ。
もちろんその根底には
人命が失われるという最悪の事態だけは避けたいという
人命重視の理念があるのは言うまでもない。
大災害があると当たり前のように人が死ぬという事態を
「減災」の発想で何とか無くしたいと思う。