全国カレー食べ歩きブログ 『ステキ伽哩のさんぽはステキ』

全国の美味しいカレー屋さんをつれづれと紹介してゆきます。

【つつじヶ丘】Spice Bank

2006年11月14日 | ┗ 東京 (多摩エリア)
つつじヶ丘の駅からほど近く、甲州街道沿いにあるカレーとアジアンカフェのお店「Spice Bank」にて、スパイスが効いたキーマカレーのランチ、サラダとドリンク、デザートがついて900円。ライスはロティに変更可能、辛さも選択可能。
牛丼の吉野家の2階というやや目立ちにくい場所にあるお店は、清潔感のあるスタイリッシュな隠れ家的カフェといったところ。ハーブティーやシフォンケーキが似合いそうな空間だが、以前は調布のネパール料理店にいたという、物腰のやわらかいネパール人シェフの出迎えと、店に流れるボリウッド風の妖しげなBGMだけが、なんともミスマッチで独特な雰囲気。

ランチメニューは、ほうれん草たっぷりのマトンカレー、ビーンズの野菜カレーなど数種類。そのネーミングからも、ただネパールのカレーというだけではない、独特のアプローチが伺える。注文してしばらくして、シェフが丁寧に料理を運んできてくれた。
サラサラとしたカレーは、盛り付けもなんだかお洒落だが、その実、カフェカレーのレベルを遥かに超えた本格的なカレー。ダイス状にカットされたトマトや玉ねぎ、そして青ねぎなどがまぶしてあるのが珍しい。その下には、ジューシーな挽き肉がたっぷりと沈んでいる。
カレーは、その名前の通りスパイスが効いているが、決して表に出るものではなく、挽き肉の旨味をしっかり引き立てているような印象。野菜の甘味と挽き肉の旨味、スパイスの辛味が三位一体となって、なんともバランスの取れた絶妙な味に仕上がっている。具材のトマトや玉ねぎの酸味や風味もアクセントを添えている。美味。

夜にはバーとして営業しているこのお店、メニューには他にも魅力的なネパール料理の数々が並ぶ。それらのレベルもきっと高いであろうことは、デザートのタピオカのココナッツミルクをいただけば、想像に難くない。


Curry and Asian Cafe「Spice Bank(スパイスバンク)」(つつじヶ丘)
現在は南多摩に移転しているようです。
★★★★
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今まで食べ歩いたカレー屋さんの現時点での10傑

2006年11月13日 | 雑記


不定期更新、2006年11月13日現在の10傑。
今、行きたいカレー屋さん、というぐらいのラフな感じで選定しております。
数が増えてきたので、東京10傑、それ以外の全国10傑に分けてしまいました。
ナンバーワンは決められないので、10軒まとめて同率1位?
気分により、大胆かつ適当に入れ替わります。

※2008年2月追記:現在、新たに10傑を選定すべく編集中です。未完成の記事を掲載して申し訳ありませんが、近日中に新しい10傑を発表させていただきますので、いましばらくお待ちくださいませ。


■東京10傑
「LITTLE SPICE」 (吉祥寺・アジアンカレー)
「FISH」 (六本木・インドカレー)
「K.C.」 (千歳烏山・インドカレー)
「M's CURRY」 (笹塚・インドカレー)
「エチオピア」 (御茶ノ水ほか・インドカレー)
「夢屋」 (浅草・インドカレー)
「共栄堂」 (神保町・スマトラカレー)
「KANCHANA」 (九段下・スリランカカレー)
・「shugyok」 (二子玉川・インドカレー)
・「spice cafe」 (押上・インドカレー)


■全国10傑
「インド」 (旭川・インドカレー)
「voyage」「PICANTE」 (札幌・スープカレー)
「デリー」 (札幌・インドカレー)
「KURRY LEAF」 (帯広・インドカレー)
「スリランカセンター」 (名取・スリランカカレー)
「ボンベイ」 (名古屋・インドカレー)
「サヴォイ」 (神戸・インドカレー)
「くうかい」 (山口・カレーうどん)
「ガラムマサラ」 (京都・オリジナルカレー)
「GANE-SHA」 (小倉・インドカレー)
・「イーハトーブ」 (倉敷・オリジナルカレー)

■次点
「くい亭」 (旭川・タイ風スープカレー)
「ガラムマサオ」 (札幌・スープカレー)
「華麗亭」 (秋田・欧風カレー)
「ガンダーラ」 (銀座・パキスタンカレー)
「夢飯 Mu-Hung」 (西荻窪・インドカレー)
「夢民」 (高田馬場ほか・インド式カレー)
「yellow company」 (恵比寿・スープカレー)
「SHANTi」 (原宿/札幌・スープカレー)
「ルーデリー」 (大阪・インドカレー)
「TUNAPAHA」「NuwaraEliya」 (福岡・スリランカカレー)
・トプカ、チリチリ、丁子


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【小田原】Shakti

2006年11月11日 | 関東

 小田原駅東口からほど近くにあるショッピングセンター「EPO小田原」の地下1階、西友の大きな食品売場があるフロアの片隅にあるインド料理店「サクティ」にて、チキンカレー、マトンカレー、ベジタブルカレーの3種類のスモールカレーにサラダ、サフランライス、ナンがついたBセット、780円。辛さは5段階で選択可能。
 「ホントにこんなところにインド料理屋さんなんてあるの?」と首をかしげながら、食品売場の中を抜けて行くと、その賑わいから隠れるかのようにお店はあった。中に入ると、インド料理屋っぽい雰囲気と、西友っぽいポップの入り混じった妙な雰囲気。
 メニューを広げると、その値段の安さに驚かされる。数種類ある680円からのカレーセットは、ランチタイムでなくてもオーダーできるし、単品でも、チキンカレーが500円からと、とてもリーズナブルだ。

 厨房でインド人シェフがナンを焼いている姿がチラリと伺える。ほどなくして、カレーセットが到着。
 カレーには、それぞれ赤いチリソースが回しがけしてある。そのソースで辛さを調節しているようだ。激辛をオーダーしたので、ソースもたっぷり。よくかき混ぜなかったので、最初は大変な目に遭った(笑)。
 チキンカレーとマトンカレーはベースが同じだろうか。やや赤みがかっていて、スタンダードな感じの北インドカレー。野菜カレーは、ココナッツミルクの甘味が加わっていて、野菜の甘味ともあいまって、けっこう甘口仕立ての、こちらもスタンダードなカレー。焼きたてのナンも、もっちりとしていて、外はパリパリの理想的なナンで、しっかりとボリュームもある。
 スタンダードな、と一口に言ってしまったが、しっかりスパイスの風味が効いており、目立ったポイントこそ無いものの、そのレベルは標準以上で、どれも美味しくいただける。このカレーが、こんなにリーズナブルだということが、最大のポイントだろうか。

 場所柄、家族連れなども多いのか、お子様カレーセットなんてものもある。その味と安さが評判を呼んでいるのか、食事時などにはかなり混雑しているようだ。僕もきっと、近くにこんなお店があったら、通ってしまうだろうな。


インド料理「Shakti(サクティ)」(小田原)
神奈川県小田原市栄町2-9-39 西友小田原EPOB1
0465-24-2086
10:00~22:00
定休日:無休
★★★
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【西荻窪】海南チキンライス「夢飯 Mu-Hang」

2006年11月09日 | ┣ 東京 (新宿・練馬エリア)

 西荻窪の海南チキンライス「夢飯」は、その名の通り、海南チキンライスで有名なお店。海南(はいなん)チキンライスとは、日本のトマトケチャップを使ったチキンライスとは異なり、鶏がらのスープで炊いたライスの上に、茹でた鶏肉を載せたものだそうだ。
 もちろん、このお店の一番のオススメは、この海南チキンライスなのだが、それと同じくらいオススメしたい絶品カレーメニューがある。それがこの、マレー風カレーライス、スープがついて、中サイズで880円。
 ウッドデザインの落ち着いた店内は、ゆるやかにレゲエが流れて、南国気分をかきたてる。

 カレーが到着。海南チキンライスと同じ、鶏がらスープで炊き上げたライスに、とろみのある北インド風のチキンカレーが載っている。キャベツや玉ねぎなどのマリネ風のピクルスも添えてある。
 カレーは、トマトの酸味とココナッツミルクの甘味がやや目立つが、ベースの旨味とほのかにスパイスの風味と刺激もしっかりあって、それらのバランスはとても良い。わりと多めにはいっているチキンのプリプリとした食感と旨味も相まって、とても魅力的なカレーになっている。クセが無く、スパイスなどの刺激が苦手な人でも楽しめそうなところもポイントだろう。美味。
 ライスは、チキンの素朴ながら奥深い風味がしっかりあって、それ単体でも美味しくいただけてしまうほどの逸品だが、これをカレーと一緒にいただくことで、さらに奥行きのある美味しさになる。
 スープはチキンコンソメスープ。さすがチキンライスのお店らしく、チキンづくしのメニューで、鶏肉の美味しさを存分に楽しめる。
 他にもサイドメニューやデザートなどもあり、カフェとしての利用もオススメ。


海南チキンライス「夢飯 Mu-Hang(ムーハン)」西荻窪店(西荻窪)
東京都杉並区西荻北3-21-2 徳田ビル1F
03-3394-9191
11:00~23:00(ラストオーダー:22:30)
定休日:なし
http://www.mu-hung.net/
★★★★
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【国立】ロージナ茶房

2006年11月08日 | ┗ 東京 (多摩エリア)

 お洒落な雰囲気と学生街の雰囲気を併せ持つ国立の駅からほど近く、なんとも趣のあるカフェレストラン「ロージナ茶房」にて、もはや“国立名物”と云う人もいるほどの人気メニュー、ザイカレー、1000円。
 1954年に建てられたというお店は、古さと味わいが溢れる、庶民的な洋食店風。店内はわりと広く、2階席もあり、やはり趣のあるテーブルや調度品が並んでいる。

 カレーは、かなり大きめのお皿に、ドカンと盛られてやってきた。学生街ということもあるのだろうか、その量は、通常のお店の大盛りのレベルを軽く凌駕している。山盛りのライスを覆うように、トロトロとした家庭風のカレーが全面に載っている。この盛り付け、その時々で変化するようだ。
 一口いただくと、トマトの新鮮な酸味と風味がダイレクトに口に広がる。まるで、スパゲティのミートソースのように、トマトが効いたカレーだ。その後を追うように、ビーフと玉ねぎの甘味、そしてコリアンダーの刺激的な風味が訪れる。メニューに激辛という表記がある割には、トマトでコーティングされているので、辛味はそれほどきつく感じないが、スパイスはけっこう効いていて、だんだん胃の奥から暖まってくるようだ。
 ビーフは、ほぐれて繊維状になった肉が大量に入っている。中央に鎮座するゆで卵と、脇に添えられたピクルスで休みながら、酸味と辛味の中を食べ進めてゆくばかりだ。

 お店にはほかにもパスタやグラタン、トーストなどのフードメニューが。もちろん、コーヒーなどの喫茶メニューもある。のんびりとお気に入りの文庫本などを読みながらコーヒーをいただくのが非常に似合いそうな、古き良き雰囲気が印象的なお店でした。


「ロージナ茶房」(国立)
東京都国立市中1-9-42
0425-75-4074
9:00~23:00(ラストオーダー:22:30)
定休日:元日
http://homepage2.nifty.com/rozina/
★★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【藤沢】江ノ電の珈琲屋さん

2006年11月05日 | 関東

 藤沢にて、江ノ電藤沢駅の改札前にあるコーヒーショップ「江ノ電の珈琲屋さん」にて、玄米チーズカレーパン、150円。テイクアウトも可能。
 国産小麦と玄米を配合し、チーズを練りこんだ生地を使ったカレーパンは、パン粉をまぶして油で揚げてあるものではなく、焼いたタイプのカレーパン。小麦の香りとチーズの風味が生きていて、もっちりとしている。
 カレーは、ほくほくとしたポテトとコーンがたっぷりとはいった野菜カレー。意外と濃厚な風味があり、ピリッとした辛さが全体を引き締めている。適度なボリュームながら、満足度はかなり高い。全体的にヘルシーなコンセプトも嬉しいところ。
 「地ぱん」を提唱しており、他にも“あじさいあんぱん”や“シュガーレス玄米あんぱん”など、オリジナリティ溢れるラインナップ。鎌倉駅でも、テイクアウト専門の店舗がある。


「江ノ電の珈琲屋さん」(藤沢)
神奈川県藤沢市南藤沢21-1 小田急百貨店2F
0466-26-5381
8:00~19:00
年中無休
★★★
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【原宿】SHANTi

2006年11月03日 | ┣ 東京 (渋谷・世田谷エリア)

 原宿のスープカレー店「SHANTi」にて、オリジナルスープを使ったチキンと野菜のカレー、980円。トッピングメニューも豊富で、辛さも50段階で選択可能。辛さは「ボーガ」という独自の単位で分けられており、お店では激辛の5ボーガ以上を推奨している。スープは肉系で豚の背脂を使った「オリジナル」と、魚介系エスニックの「サイゴン」の2種類。
 札幌の西28丁目にある同名店が東京に進出したのが2年半前だというから、進出はかなり早かったほうだということになる。東京にもスープカレー店が乱立した今なお、その人気を保ちつづけている実力店だ。
 店内は広めで、一歩踏み入れると、エスニックな雰囲気とお香の馨りに包まれる。エスニックながらもスタイリッシュな雰囲気になっていたり、小物から店員さんの服装に至るまで、細部に渡り凝っているのは、さすが原宿といったところか。テーブルはレースのカーテンで仕切られて、個室のようになっている。

 カレーが到着。
 やや赤みをおびたスープには、白ごまと背脂がたっぷり浮いている。具は大きなチキンレッグのほか、ナス、ニンジン、ピーマン、ゆで玉子。
 スープは、意外とあっさりとしていて、スッキリとした旨味が広がる。そこに浮いている背脂とは、ちょっとしたコントラストになっていて面白い。スパイスの風味もしっかりあるものの、後に爽やかな刺激を残すあっさりした風味。5ボーガ以上は青唐辛子を使っているそうで、唐辛子のフレッシュな風味が舌を刺す。
 チキンや野菜はどれもとても柔らかく、スプーンでほぐれ落ちるほど。それでもさすがにスプーンじゃ食べにくいという人のために、箸もあるのは嬉しいところ。

 東京は、やはりお水の関係もあるのか、どうもスープカレーは苦戦しているような印象もあったが、ココのスープカレーは、かなり頑張っているほうだと思う。
 カレーメニューも豊富だが、一品料理やアルコールなどのメニューも充実しており、ゆっくりくつろいでお酒をいただくのも一興かも。


SOUP CURRY DINING「SHANTi(シャンティ)」(明治神宮前、原宿、表参道、北参道)
東京都渋谷区神宮前3-26-11 ホノラリー原宿ビル2F
03-5772-6424
火~日:11:30~25:00(ラストオーダー:24:30)
定休日:月曜日
http://www.shanticurry.com/
★★★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【恵比寿】PUKUPUKU

2006年11月02日 | ┣ 東京 (渋谷・世田谷エリア)

 恵比寿駅西口を出てほど近くの駅前にある「PUKUPUKU」にて、ベンガルカレー、750円。トッピングメニューもあり。
 店内は10席ほどとこじんまりとしてはいるものの、ジャズが流れ、明るくお洒落な雰囲気が漂う。店のポップにはナスとトマトのカレー、カツカレーなどが推してあり、よくある駅前のカレースタンド的な雰囲気も漂うが、その中で、カシミールカレーとこのベンガルカレーが、やや趣を異にしている。出てきたカレーは、本格的で刺激的なものだった。

 サラサラとした南インド風の茶褐色のカレーには、具材の姿は見当たらない。
 カレーをライスにかけ、口に運ぶと、胡椒、コリアンダーなどの風味がガツンとあり、その他のスパイスもそれぞれ主張している。それらの荒々しい刺激が立っていて、ややクセのあるカレーだが、全体としてはよくまとまっている。そのスパイスの風味からやや遅れて、チリの辛味がやってくる。その辛さは、激辛というほどではないにせよ、かなりのもの。
 具材が無くても十分個性的で美味しいカレーだとは思うが、やはりちょっと淋しいような気もする。トッピングはあるものの、このカレーにトッピングというのもちょっと違うような気もする。とは言え、このスパイスの存在感は、このカレーの具材に十分値するものなのかも。


CURRY AND FOODBAR「PUKUPUKU(プクプク)」(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-4-3
03-5723-8845
月~土:11:30~22:00(ラストオーダー:21:40)
定休日:日曜日
★★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする