【燕】杭州飯店

　燕市にある中華料理店「杭州飯店」にて、カレー中華、850円。
　ご当地ラーメンも、一過性のものかと思いきや、しっかりと各地に根を下ろしている感がありますが、そんな中でにわかに注目を集めているのが、燕三条系ラーメン。その中でも、杭州飯店系という系譜を生むなど、老舗として名高いこのお店に、カレー中華があると聞いて、さっそくやって参りました。
　お店は、ラーメン店というよりは、中華料理店といった感が強いが、この時間、いっぱいに埋まったテーブルでは、みんなラーメンを注文していた。

　ラーメンが到着。
　まず驚くのは、その麺の太さ。まるでうどんと見紛うほどだが、れっきとした中華めんだ。そしてたっぷりと盛られた背脂も特徴的。なんともワイルドな風貌のラーメンだ。そんなラーメンの上に、具沢山のカレーが載せてある。
　背脂で覆われたスープは熱々で、煮干系の出汁が強烈に前面に来ている。かなり濃厚なスープだ。
　強烈な個性を放つラーメンに比べて、カレーはやや主張が控えめで、やや甘めの家庭風カレーになっている。豚肉や玉ねぎなどの具材は、濃厚なスープにも合っている。

　個人的には、旭川出身ということもあり、旭川で慣れ親しんだラーメンが一番好みなのだが、魚介系の出汁のラーメンが好きなら、ぜひ一度試してみるといいかも。


「杭州飯店」（西燕、燕、燕三条）
新潟県燕市花見西燕49-4
0256-64-3770
火～土：11:00～20:30
日祝日：11:00～20:00
定休日：月曜日、第1火曜日
★★☆

【長野】ethnic dining「SPICE」

　長野に昨年末オープンしたばかりのエスニックダイニング「SPICE」にて、ビリヤニのランチセット、950円。
　ネパール出身のシェフが腕をふるう、エスニック料理のお店。お店はなかなかシックでお洒落な雰囲気。
　ビリヤニとは、最近日本でもにわかに注目されている、南インドでポピュラーな、スパイスの効いた炊き込みご飯風の料理。それにサラダと本日のカレー、ヨーグルトがセットになっている。

（詳細は後日）


ethnic dining「SPICE（スパイス）」（長野）
長野県長野市大字南長野北石堂町1380
026-226-2669
11:30～14:30、17:30～23:00
定休日：不明
★★★

【奥飛騨】RIVER亭

　本日は移動日ということで、岐阜県は奥飛騨へとやってまいりました。その道すがらに発見した“飛騨牛カレー”の看板に魅せられて入ったレストラン「RIVER亭」の、特選飛騨牛ステーキカレー、1800円。
　道の駅・奥飛騨温泉郷上宝に隣接するお店は、奥飛騨産のヒノキを使ったというログハウス風のお店。テラスからは、高原川のせせらぎや、北アルプスの活火山・焼岳を望むことができる。
　こちらはれっきとしたA5級という証明書付の飛騨牛を使っており、ステーキ丼や鉄板焼肉定食、そして、なんと3980円という飛騨牛のサーロインステーキなどもいただける。もちろんそれだけではなく、焙煎カレーや飛騨ラーメンなどといったリーズナブルなメニューも豊富。

　ドライブ疲れを癒すべく、テラスでのんびりと景色を眺めていると、カレーはやってきた。肉厚の飛騨牛のステーキが贅沢に4枚も載っている。そのステーキの輝きたるや、本物の風格十分だ。
　名物だという焙煎カレーは、非常にコクのある欧風カレーで、濃厚なビーフの旨味と、胡椒系のスパイスが効いている。これだけでも十分にレベルは高いだろう。
　そこに載った飛騨牛ステーキは、肉厚だが、とろけそうなぐらいに柔らかく、その旨味は、濃厚なカレーソースにも負けないぐらいに主張をしている。その極上の味わいは、まさに最高級と呼ぶに相応しい。多少値は張るが、それに負けないぐらいの感動を味わえることは必至だ。


「RIVER亭（リバー亭）」（奥飛騨温泉郷）
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1 奥飛騨温泉郷道の駅内
0578-89-3580
9:00～17:00（8月は9:00～15:00、17:00～20:00）
定休日：木曜日（ゴールデンウィーク、8月は無休）
http://www016.upp.so-net.ne.jp/rivertei/
★★★

【カップ麺】「SPICE KITCHEN」グリーンカレーフォースープ

　日清から新発売の「SPICE KITCHEN」グリーンカレーフォースープ。
　その名の通り、タイ風グリーンカレーのフォースープ。
　お湯を注いで３分、太めだがあっさりとしたフォーの歯ごたえと、濃厚なグリーンカレーとのコントラストが美味。

【札幌】一灯庵SEIBU

　札幌駅からすぐ近く、西武百貨店の地下にあるスープカレーの人気店「一灯庵SEIBU」にて、クラッシックチキン、945円。札幌スープカレーブームのきっかけにもなった大泉洋氏がイチオシのお店として、また本店の佇まいのユニークさもまた有名なお店だ。
　ちなみに隣には、これまた有名店の「木多郎」も入っている。
　本店はまるで民家のような佇まいなのだそうだが、こちらはやはりデパートの一角ということもあり、カフェ風の落ち着いたスタイル。テーブル席とカウンター席があり、小さいながらもゆったりとした雰囲気。

　カレーは、基本となるスープが「オリジナル」や「ありがち」、ココナッツミルクの効いたタイカレー風味の「2002年冬」など数種類があり、それとメイン具材を組み合わせて選ぶ。
　たくさんの刻み野菜が入ったスープは、野菜とチキンの旨味たっぷりのあっさり系スパイススープ。カレーの香りほのかに、スパイスはその旨味と香りが立ち、刺激は抑えてある。印象としては、ほんのりスパイスの効いたコンソメスープといった感じか。しかし、その旨味は、あっさりしていながら、しっかりとその存在感が心をつかむ。非常に上質で丁寧なスープカレーだ。
　辛さも控えめだが、テーブルには辛味のスパイスが添えてある。このスパイスも、ただ辛いだけでなく、このあっさり系のスープに合った独特のスパイスで美味。
　こってり系のスープもあるようなので、それはそれで試してみたいところだが、とりあえず、あっさり系のスープカレーが食べたいならココは外せないでしょう。


「一灯庵SEIBU」（札幌、大通）
札幌市中央区北4条西3丁目1 西武地下1F
011-271-2330
月～土：10:00～20:30
日祝日：10:00～20:00
不定休
★★★

【旭川】そば切「一麦 吉兆庵」

　旭川のお蕎麦屋さん「一麦 吉兆庵」にて、えび天カレー南ばん、890円。
　そば切の大きな看板が目印のこのお店、豊かな香りの手打ちごまそばのお店だが、意外にも、カレー南ばんを看板メニューに据えている。
　大きな海老天と玉子が入ったカレー南ばんが登場。そばつゆの上にカレーがかけてある。おそば屋さんのカレー特有の和風だしの味わいがありながら、カレーはけっこう濃厚なコクがあり、ちょっぴり辛口でしっかりとカレーの存在感がある。大きめのじゃがいもやにんじん、牛肉も入り、ごまそばの風味とあいまって美味。
　他にもノーマルのカレー南ばんや、カツカレー南ばんもあり。
　写真は携帯電話の調子が悪く、画質が荒いです。美味しそうに撮れてなくてごめんなさい！


そば処「一麦 吉兆庵」（旭川、新旭川）
北海道旭川市流通団地2条1丁目
0166-47-4114
月～土：10:30～15:00、17:00～20:00
日、祭日：10:30～15:00
不定休
★★★

【中標津】カレー食堂「なんちゃっ亭」

　視界いっぱいに牧場が広がる、なんとものどかな道東の中標津町にて、カレー食堂「なんちゃっ亭」のカレー、390円。辛さは選択可能。写真はポークトッピング（＋100円）。

（詳細は後日）


カレー食堂「なんちゃっ亭」（中標津）
北海道標津郡中標津町東19条南6丁目
11:00～21:00
不定休
★★☆

【仙川】Curry Bar「Mirch」

　仙川のCurry Bar「Mirch」にて、スパイシーチキンカレーのランチセット、サラダとデザートがついて850円。
　仙川の駅から延びる賑やかな商店街を端まで歩くと、喧騒もかなり落ち着いてくる。その商店街のはずれ、書店の２階にお店はある。小さな看板があるだけでわかりにくいが、かえって隠れ家的な雰囲気を醸し出している。
　店内はテーブル席が３つとカウンターのみで、こじんまりとしているが、アジアンテイストで非常に落ち着いた雰囲気。非常に静かで、微かに聞こえてくるBGMが心地よく、また窓から見える木々の緑も気持ちを落ち着かせてくれる。
　ランチは、フィッシュ、サグチキン、ポークキーマなど数種類の中から好みのカレーに、ライスまたはチャパティ、またはそれぞれをハーフ＆ハーフでつけることができる。

　しばし待った後、チャパティが焼きあがり、カレーが到着。
　カレーは若干のとろみがあるクリーミーなインド風カレー。スパイスがしっかり効いているものの、クセや辛さは控えめで、しっかりとした旨味が前面に出ていて食べやすく美味。素材の味とスパイスのみで作っているそうで、シンプルながら奥深い味わいだ。サフランライスの炊き具合も良く、ふっくらしっとりとしたチャパティをナンがわりにしても美味。
　夜はカレーバーとして営業。こんな穴場的スポットで、静かにお酒を傾けながらカレーをいただくというのもオツなものかもしれない。


 Indian Curry Cafe＆Bar「Mirch（ミルチ）」（仙川）
東京都調布市若葉町2-1-1 川原ビル2F
03-3309-4668
11:30～16:00、18:00～24:00
定休日：月曜日（祝日は営業）
http://www.mirch.jp/
★★★

【函館】ラッキーピエロ

　函館市内に多数の店舗を展開しているハンバーガーチェーン「ラッキーピエロ」は、チャイニーズチキンのハンバーガーを看板メニューに、オムライスやスパゲティ、ラーメンなど、幅広いユニークなメニューを揃えるお店として、函館では有名らしい。そんなラッキーピエロの人気メニューのひとつ、チャイニーズチキンカレー、685円。
　ファーストフード店のような雰囲気だが、一切の作り置きはしていないらしい。揚げたてのチキンがゴロゴロと載ったカレーがやってきた。
　カレーは甘めでコクのあるスタンド風カレー。おふくろの味をイメージしたという、安心感のあるカレーだ。
　そして、巨大なチャイニーズチキンは、甘酸っぱい中華風味の味つけのザンギ風の唐揚げ。衣も柔らかくしっとりとしていて美味。
　他にもさまざまな個性的メニューを擁し、店舗もそれぞれテーマを設けた独自のコンセプトを持っているなど、遊び心に溢れたこのお店、函館観光の際にはぜひとも足を運んでみることをオススメします。


「ラッキーピエロ」港北大前店（七重浜、五稜郭）
北海道函館市港町3-18-28
0138-42-6550
日～金：10:00～24:30
土曜日：10:00～25:30
http://www.luckypierrot.jp/
★★★

【狸小路】Bem Bera Network Company

　狸小路7丁目のスープカレー店「Bem Bera Network Company」にて、チキンベジタブル、980円。
　狸小路7丁目という、繁華街からは少し離れた場所にありながら、行列ができることも多く、夜の営業を待たずしてスープが切れてしまうこともあるというほどの人気店なのだそうだ。ひっそりとしたビルのアングラな雰囲気の廊下の奥にあるお店の扉を開けると、どこかのライブハウスのようなサイケデリックな雰囲気の店内には、紫煙の匂いではなく、食欲を煽るカレーの香りが漂っていた。
　スープは、インドネシア風の「エピローグ」、スリランカ風の「プロローグ」、そしてそれらを合わせた「エピローグプラスP」の3種類が日替わりで、本日はエピローグプラスPとのことでした。

　カレーが到着。
　ライスは十穀米ターメリックライスで、半熟の目玉焼きが載っているのがトレードマーク。そして、スープにはバラエティに富んだ野菜の数々。チキン、ニンジン、ピーマン、キャベツ、うずらの卵、きくらげ、水菜、きくらげ、ヤングコーン、などなど‥‥。

（詳細は後日）


「Bem Bera network company（ベンベラネットワークカンパニー）」（西8丁目、すすきの、大通）
北海道札幌市中央区南二条西7丁目 M'sスペース1F
011-231-5213
月～金：12:00～15:00、17:00～21:00
土日祝：12:00～21:00
不定休
★★★★