宮崎の商店街をふらふらと歩いていると、「パパのカレー屋さん」というなんともかわいらしい看板が目に入る。看板に誘われるままに路地に入ってゆくと、本当にこんなところにお店が?と疑ってしまうような入り組んだ場所に、いきなりバス停やベンチなど、なんとも賑々しくカレーの香りを漂わせている一軒のお店が現れる。そんな「パパのカレー屋さん」にて、チキン南蛮カレー、890円。
わかりにくい場所ではあるが、お昼どきには行列もできるらしい人気のお店。店内にはミュージシャンや野球選手のサインなどもズラリと並んでいる。
人気メニューは焼きカレーだそうだが、本日は、やっぱり宮崎に来たからには、ということでチキン南蛮のカレーを。タルタルソースたっぷりのチキン南蛮と共にカレーをいただきます。
家庭風とも欧風とも違う、アットホームなオリジナルのカレーは、辛さも控えめで、しっかりとしたコクがある。ボリュームもたっぷりあって、なかなかにパワフルなカレーだ。
ツアーミュージシャンの間でもオススメになっているようで、店主のお父さんとはミュージシャン話に花が咲く。バンダナに髭のマスター、メニューにも似顔絵が載っているぐらいで、やはり名物店主なんだろうなー。話も面白くて、ついつい長居してしまいそうになります。
「パパのカレー屋さん」(宮崎)
宮崎県宮崎市橘通東3-4-29
0985-28-1067
11:00~21:00
定休日:火曜日
★★★
九州自動車道の基山パーキングエリア下り線のスナックコーナーにて、カレーライス、420円。
一見、何の変哲もないサービスエリアのカレーライスだが、一口いただくと、そのレベルの違いに驚く。ベースのビーフ系の旨味がしっかりとあり、そこにほのかにフルーティーな甘味も加わっている。しっかりと手間がかかっている、家庭風の優しい本格的カレーだ。
(詳細は後日)
九州自動車道基山パーキングエリア下り線スナックコーナー
福岡県筑紫野市大字原田1318
0942-92-5558
6:00~23:00
http://www.w-holdings.co.jp/sapa/index.php?institution_id=2671
★★★
長崎にあるカレー屋さん「夕月」にて、本日のカレーセット、サラダとドリンクがセットになって800円。木曜日の本日はハンバーグカレーでした。
鮮やかなオレンジ色をしたカレーにちょっと驚く。その正体は、ややサラサラとした、甘口のスタンド風カレー。甘口のベースは野菜なんだろうか、とても穏やかで優しい甘さで、そこに仄かな滋味などが感じられ、奥行きのある風味。
(詳細は後日)
カレーの店「夕月」ベルナード観光通り店(観光通、賑橋)
長崎県長崎市万屋町4-12 中尾呉服店ビル2F
095-827-2808
11:00~20:00
不定休
http://www.yuuzuki.com/
★★☆
宮崎で有名といううどん屋さん「きっちょううどん」にて、カレーうどん、400円。
(詳細は後日)
「きっちょううどん」まねき橘通店(宮崎)
宮崎県宮崎市橘通西3-2-27
0985-26-8889
7:00~26:45
定休日:なし
http://www.kitchouudon.com/
★★☆
鹿児島は谷山にある札幌スープカレーのお店「薩摩剛家」にて、やわらか黒豚角煮と野菜のスープカレー、1100円。
札幌で修行したという本格派スープカレーのお店。
焦がしバジルが無数に浮いたオレンジ色のスープは、濃厚な旨みが広がり、ほんのりと感じるトマトの酸味と、刺激を抑えたスパイス感が絶妙なバランスでやってくる。雑味がなくスッキリとした味わいは、とても完成度が高い。
(詳細は後日)
スープカレー専門店「薩摩剛家」(谷山)
鹿児島県鹿児島市谷山中央4丁目4926
099-266-5355
火~金:11:00~15:00、18:00~23:00
土日祝:11:00~23:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
★★★
福岡県は大川市のインドカレーの名店、アジアンキッチン「タージ」にて、カシミールカリーのセット、ナンまたはライス、タンドリーチキン、サラダ、ピクルスがセットになって1050円。
もともとは親不孝通りにあって、福岡では「伝説のカレー屋さん」とまで呼ばれるほどの有名店。大川市に移った今もその人気は健在で、県外からもこの味を求めて訪れる人が後を絶たないという。今日も、平日の昼過ぎという時間ながら、広い店内は、たくさんのお客さんで賑わっていた。
カレーは、スープ状に近いサラサラとしたインド風。スパイスの刺激もさる事ながら、口いっぱいに広がる濃厚だがクリアーな旨味が特徴的。それを引きたてるショウガ系の風味と、辛さのエッジの効いたスパイスの刺激が絶妙なバランスで、その独特のアレンジは一度試してみるべき。
(詳細は後日)
アジアンキッチン「タージ」(大川)
福岡県大川市大字上巻436-4
0944-87-0855
11:30~22:30
定休日:なし
★★★★
九州道の北端にあるめかりパーキングエリアは、先日紹介したはなえるコロッケがあった壇ノ浦パーキングエリアとは、関門海峡を挟んで対岸同士にある。こちらからの眺めももちろん絶景で、森の緑と海と空の青、そしてそびえたつ関門橋の白が映える。そんな景色を一望できるレストラン「ROYAL」にて、レトロ鯨カレー、980円。
大きめの器に盛られたカレーは、レトロな家庭風のとろとろカレー。そこに、なかなか豪快に鯨肉がゴロゴロと入っている。
(詳細は後日)
レストラン「ロイヤル」(関門橋)
福岡県北九州市門司区大字門司3491 関門橋めかりパーキングエリア内
093-332-2655
7:00~22:00
年中無休
★★☆
温泉で有名な別府の駅前のアーケードの中にあるカレーハウス「なつめ」にて、ヒレカツカレー、1000円。
(詳細は後日)
カレーハウス「なつめ」(別府)
大分県別府市北浜1-4-23
0977-25-3007
11:20~19:00
定休日:水曜日
★★★
北九州市小倉にある「カレーの龍」宇佐町店にて、カレー、600円。
創業が昭和38年という老舗のカレー屋さんは、その店名もさることながら、佇まいやコンセプトもとにかく個性的。曰く「人生の苛令(きびしさ)に打ち克つ☆カレー」だそうだ。
メニューはシンプルにカレーとカツカレーのみ。注文すると、目の前で大鍋からカレーをよそってくれる。
カレーが登場。真っ黒なカレーはほのかにとろみを感じる程度で、その中にポツンと豚肉のブロックがひとかけら。
黒胡椒のものだろうか、仄かな苦味を伴った、独特の風味。ベースには甘味や旨味があり、またスパイスも前面に出ているのだが、それらの主張をコーティングするような、甘味と苦味の中間にあるような絶妙な風味。
どこかで似たような味を経験したような‥‥と思っていたら、思い出した。神保町の共栄堂のカレーに似た印象のカレーだ。あの味が、小倉で体験できるとは。
後からじわりとやってくる辛さに、ついスプーンが進んでしまう。盛り付けもシンプルで、ややあっさりめな印象もあるが、満足度の高い一皿だ。コストパフォーマンスが高いのも嬉しいところ。
「カレーの龍」宇佐町店(香春口三萩野、小倉)
福岡県北九州市小倉北区宇佐町1-10-18
093-531-7591
11:00~20:00
定休日:日曜日
★★★★