全国カレー食べ歩きブログ 『ステキ伽哩のさんぽはステキ』

全国の美味しいカレー屋さんをつれづれと紹介してゆきます。

【柴崎】武蔵野うどん「一彩」

2018年11月28日 | ┗ 東京 (多摩エリア)


 柴崎の武蔵野うどん「一彩」にて、昭和のカレーうどん、750円。
 うどんと言えば、コシのある讃岐うどんや、つるつるとした細めの麺の水沢うどんなどが有名だが、東京西部や埼玉県界隈で伝統的に食べられているご当地うどん、武蔵野うどんというものがある。
 やや褐色がかった太めのうどんは、なかなかに硬めに仕上げられており、ゴツゴツとした食感が特徴的。非常に食べごたえのある麺だ。
 そこにかかっているカレーは、昭和のカレーうどんと銘打っていることからわかるように、懐かしさを感じるような素朴なカレー感のスープ。出汁の旨みを感じられる優しいカレー味のスープはとろみがしっかりついており、ゴツゴツした麺にもしっかり絡む。

 しっかり噛んで飲み込まないといけないので、量のわりにボリュームを感じて、うどんでお腹いっぱいになってしまった。流行のうどんもいいけれど、たまには珍しいうどんもいいものだ。
 
 
武蔵野うどん「一彩(いちや)」(柴崎)
東京都調布市菊野台3-33-5 
042-441-0717
月・木:11:30~14:30
火~水・金~日:11:30~14:30、17:30~19:30
不定休
★★☆
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【北浜】コロンビアエイト

2018年11月24日 | ┗ 大阪

 いまや大阪名物と言っても差し支えないのではないだろうか、スパイスカレーのブームを語る時に、必ずと言っていいほど名前の挙がる有名店。
 北浜のオフィス街の中心、土曜日ということもあって狙い目なんじゃないかと楽観視しながら店にたどり着くと、開店前だというのに長蛇の列。。。さすが。大阪で美味しいカレーを食べようと思ったら、予約や行列は避けて通れないんだなぁ。
 店内はカウンターのみで10席ほど、メニューは複数あるようだが、辛さが強めな「花火」は初回は注文することができず、「キーマ」「ベジタブル」と、あいがけの「ミックス」から選ぶことになる。「ミックス」を選び、しばらくすると、カレーの出来上がりのタイミングで、店主がこのカレーの食べ方を説明してくれる。
 「真ん中に大きなシシトウが一本載っています。これを左手でつまみ、まず一口齧ってその苦みを味わってから、カレーを口に運んでください。スイカの塩のような役目です。左手にシシトウ、右手にスプーン、これが大阪のカレーの食べ方ですよ」
 これからテーマパークのアトラクションにでも参加するような、そんなユニークな説明を受けてから、カレーとマンゴージュースが運ばれてくる。見た目にもなんとも独創的で美しい、美味しそうなカレーだ。

 言われたとおりに、カレーの真ん中に鎮座する、程よく焙られたシシトウを一口齧る。とは言っても、驚くほど苦いわけではなく、ちゃんと甘みも感じる、存在感のあるシシトウだ。
 カレーは、上にふりかけのようにどっさりとスパイスが振りかけられている。あいがけだが、セパレートタイプではなく、野菜カレーとキーマカレーがあらかじめミックスされた状態でかかっているようだ。ニンジンやインゲンなどの野菜とともに、粗挽き肉がゴロゴロと入っているのが見える。
 サラっとしたスープ状のカレーは、意外にあっさりとしていて、それでいて非常に繊細で奥深いスパイスの風味を感じる。これだけ見た目にスパイススパイスしているのに、ガツンという感じでは決してなく、じわじわとカレーの旨みを演出しているという感じで、口あたりはとても優しい。だけど、後からじわじわと汗をかいてくるような、そんなカレーだ。
 野菜や肉の食感、ゆで卵やタマネギのピクルスなども良い仕事をしていて、それぞれは決して派手じゃないんだけど、全体としてとてもレベルの高い特別な一皿になっている。

 お店のホスピタリティなども含めて、さすが人気店に上り詰めただけはあると納得できる、ぜひおさえておきたいお店のひとつ。次回はぜひ「花火」を試してみたい!


「コロンビア エイト」北浜本店(北浜、なにわ橋、天満橋)
大阪府大阪市中央区道修町1-3-3 エビス道修町ビル2F
06-6203-7788
月~金:11:00~15:00(L.O)
土曜日:12:00~17:00(L.O)
定休日:日祝日
http://columbia8.info/
★★★★
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【新橋】みぼうじんカレー

2018年11月05日 | ┣ 東京 (都心・ベイエリア)

 新橋駅を降りると、つい有名なSL広場のほうへ行ってしまう。特にSLに詳しいわけでも思い入れがあるわけでもないけど、鉄道マニアの端くれとして、やっぱりちょっと胸が躍ってしまう。
 そのSLが向いている方向に建っているのがニュー新橋ビル。とても昭和レトロな雑居ビルで、中には金券ショップやマッサージ店、ゲームセンターなど、中年サラリーマンの憩いの場的な、ある種異様な雰囲気が漂っている。そんなビルの3階の片隅に居を構えているのが、こちらの「みぼうじんカレー」。店名からして、いかにもこのビルらしいと言えなくもないかもしれない。
 店内は明るく、大きなカウンターが5席ほどとテーブルが数席。壁にある大きな黒板には、カレーの説明と「ひとりの体じゃないのよ」などといったコメントも記されている。どのカレーにも野菜炒めが載っているのが大きな特徴だ。ここは一番人気だというビーフ野菜カレーを注文。

 カレーが到着。
 どーんと目を引く野菜炒めは、玉ねぎ、キャベツ、もやし、えのきのカレー炒め。ぱりっとした歯ごたえとカレーの味付けで、野菜炒めだけでもどんどん食べ進んでしまうが、ライスよりもむしろ野菜のほうが多いんじゃないかというくらいのボリューム。
 カレーは、牛肉のコクが非常に出ている欧風のどろっとしたカレー。ふんだんに感じる旨みがこれまた食欲をそそる。
 カレーとともにやってきたのは、淡路島産の玉ねぎを使ったピクルス。これがまたうまい。
 どれも健康を第一に考えたメニュー構成になっており、炭水化物はそこそこに、不足しがちな野菜をしっかり摂って、スパイスの力で疲れを吹き飛ばして……ということらしい。働いてばかりで健康がおざなりになりがちなサラリーマンの身体のことを考えた、みぼうじんの優しさ……ということなんだろうか。


「みぼうじんカレー」(新橋、内幸町、汐留)
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル3F
03-6205-4690
11:00~16:00(L.O.15:30)
定休日:土日祝日
★★★
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