【徳島】CLUB30

　徳島のカレーとチーズの店「CLUB30」にて、お店の看板メニューであるチーズカレー、サラダとドリンクがついて850円。辛さは選択可能。
　注文してからカレーが出てくるまで少々の時間を要するが、ここで「遅い」と腹を立ててはいけない。しばらくして到着したカレーは、ご覧の通り、大量のとろとろチーズが載って、オーブンで焼いてあるのだ。
　濃厚なチーズの風味とカレーのスパイシーな香りは相性抜群、カレーにはジャガイモが多めに入っていて、そのほくほくした食感も良い。チーズの量がすごいので、けっこうこってりしてはいるが、それぞれの甘味のコントラストが楽しめます。
　なお、他にも唐揚げカレーやハンバーグカレーなどのメニューは豊富で、そのすべてにチーズをトッピングすることが可能。また、テイクアウトも可能。


カレーとチーズの店「CLUB30」（二軒屋）
徳島県徳島市沖浜3丁目2-30 第2みずほビル1F
088-652-5506
11:00～21:00
定休日：木曜日
★★★

【カップ麺】得正カレーうどん

　日清食品より、近畿地区を中心に数店舗を有するカレーうどんとカレーライスの店“得正”の味をを再現したという、近畿地区限定のカップうどん「得正」、262円。
　まだ得正のお店に行ったことが無いので、再現性はわかりませんが、いただきます。
　フタをあけると、湯切り口が現れる。生タイプのうどんを一度湯がいて温めてから、改めてスープを投入します。粉末とカレーペーストに湯を注いで完成するスープは、適度なとろみがある、濃厚な黄色いスープ。なかなかコシのあるうどんへの絡み具合はなかなか。
　スープを口に含むと‥‥かなり甘めの口当たりに驚く。それも、砂糖だろうか、かなりダイレクトな甘さだ。そんな口当たりにびっくりしているのも束の間、後からなんともスパイシーな風味が押し寄せてくる。けっこうな辛さがあるが、すぐさま甘味と溶け合い、じわりと辛く、なんとも奥深いコクに変わる。甘さが気になるのは最初の一口だけで、あとは甘さと辛さが代わりばんこに押し寄せて、程よく絶妙なハーモニーとなる。その味わいはほどよく濃厚で、うどんとよくマッチしている。美味。
　具材は玉ねぎ、長ねぎ、牛肉、そして揚げ玉。それぞれベクトルの違う甘味が、さらにカレーの味わいを深めている。
　カップうどんとしてはかなりレベルの高い一品。本来ならば、お店のカレーうどんを食べた上で評価したいところだが、満足度はとても高い。


「得正カレーうどん」
日清食品
265g
262円
★★★★

【カツ】フィッシュかつ

　徳島のコンビニで発見した、フィッシュかつ、103円。
　徳島県小松島市の名産品だそうで、徳島では、タラやアジ、地の魚などを使ったかまぼこに、パン粉とカレー粉をつけて揚げたものを“かつ”と呼び、昔から食卓で親しまれているのだそうだ。
　こちらは、タラ、アジ、太刀魚などを練りこんだかまぼこのかつ。魚の風味が濃い目にしっかりとあり、そこに添えられたカレーの風味は、意外な組み合わせだが、これがなかなか美味しい。パン粉で揚げてあるが、脂っこさもあまり無い。


「フィッシュかつ」
103円
★★★

【豊橋】ラジャ

　愛知県は豊橋のカレーハウス「ラジャ」にて、ルビットカレーの骨つきチキン、800円。辛さは選択可能（ルビットカレーは３倍から）。
　豊橋で古くから営業しているというこのお店は、ジャズやブルースがよく似合う、なんとも趣のある喫茶店風のカレーハウス。インドネシアのカレーをベースに独自のアレンジを加えたオリジナルカレーで、30年もの間、味を変えずに今に至っている。
　メニューは非常に豊富で、見開きのメニュー表いっぱいに、さまざまな種類のカレーの名前が並んでいる。さらに壁には、期間限定のメニューが幾つも並んでおり、ついつい目移りしてしまう。最近は、ゴーヤを使ったゴーヤカレーや、豊橋出身の作家・村井弦斎の著作「食道楽」に掲載されたレシピをもとに、明治時代のライスカレーを再現したという「弦斎カレー」などが話題を呼んでいる模様。

　カレーが到着。
　ゴロゴロと入ったチキンたっぷりのカレーからは、刺激的なスパイスの香りが立ち上る。野菜とチキンをじっくり煮込んだ旨味があふれるカレーは、ほんのりととろみがある。スパイスは、ほんのりと渋味や苦味を伴った独特の滋味があり、それでいてクセは控えめ。ベクトルとしては、神保町の共栄堂に近いかも（そう言えば共栄堂のカレーもインドネシアのスマトラ島のカレーと称していたっけ）。
　また、ニンニクの香りと風味も特徴的で、このニンニクとスパイスで、野菜とチキンの旨味をコーティングしているようだ。後からピリリとやってくる辛味と相まって、なんとも刺激的で表情豊かなカレーとなっている。美味。


カレーハウス「ラジャ」（豊橋、札木）
愛知県豊橋市花園町29 曽田ビル1F
0532-53-1705
11:00～15:00、17:00～20:00
定休日：木曜日（木曜日が祝日の場合は営業、水曜日もしくは金曜日休み）
★★★★

【松阪】M'AXA

　松阪にて、本日お世話になりましたライブハウス「M'AXA」のハヤリパスタ、800円。特製カレーソースの鉄板スパゲティです。
　鉄板の上でジュージューと音を立てるカレーソースは、かなり濃厚なコクがある欧風カレーソース。デミグラスソースにも似た濃厚な肉の旨味とコーンやマッシュルームの甘味、そこに添えられたほのかなニンニクが食欲を煽ります。美味。
　まるで西部劇に出てくるバーのような、ウエスタンテイスト溢れるこのお店では、アメリカンジャンクフードをはじめ、さまざまな料理とお酒、そしてさまざまなジャンルのライブが楽しめる。ライブハウスの水準をはるかに越えた絶品料理は、ぜひ一度お試しあれ。


BAR＆GRILL LIVE MUSIC「M'AXA（マクサ）」（松ヶ崎、六軒）
三重県松阪市市場庄町1148-2
0598-56-4825
日～木：17:00～25:00
金～土：17:00～26:00
不定休
http://www.maxa.jp
★★★★

【松阪】スパイシーキング

　松阪のインド料理店「スパイシーキング」松阪店にて、４種類のカレーなどが食べ放題のランチバイキング、904円。カレーは、写真手前左からスペシャルカレー（本日はエッグカレー、日替わりかどうかは不明）、チキンカレー、キーマカレー、さらに写真には載っていないがベジタブルカレーもあり。他にナン、ターメリックライス、パコラ、アチャール、パスタなどがおかわり自由。さらに、サラダとドリンクがセットになる。
　インド料理店らしからぬ、黒を基調としたシンプルなデザインのお店。以前は喫茶店かファミレスかと野暮なことを考えてみたり。そんなデザインとはミスマッチなカレーの香りが鼻腔を刺激する。
　カレーはどれもスタンダードなインドのカレーといった感じ。チキンカレー、キーマカレー、ベジタブルカレーともに、とろみのある甘口の北インド風で、どれも具材が大きめでボリューム感がある。キーマカレーのゴロゴロと入った粗挽き挽き肉の歯ごたえなどはポイント高し。スペシャルカレーはサラサラとした南インド風で、半分に割ったゆで卵がゴロンと入っているのが豪快だ。
　スペシャルカレーなどは、赤みを帯びた辛そうな色をしてはいるが、辛さはどれも控えめ。テーブルのチリペッパーで辛さを調節できる。

　バイキング以外のランチメニューもあり、かなりリーズナブルにいただくことができるのはポイント高い。バイキングも品目が充実しているのでお得感がある。


インドレストラン「スパイシーキング」松阪店（松阪）
三重県松阪市高町字境目堺170-1
0598-52-3086
11:00～15:00、17:00～22:30
定休日：なし
★★☆

【カップ麺】カツカレーラーメン

　明星から、サークルＫサンクス限定で発売中のカップ麺「カツカレーラーメン」。
　もう、そのネーミングがすべてを物語っております。カツカレーラーメン。「驚きの具材」「ジューシーとんかつ３枚入り」というコピーが、嫌が応にも期待してしまいます。
　このカップ麺の目玉とも言うべきとんかつは、レトルト等で入っているわけではなく、普通に麺と一緒にお湯を注いで戻すタイプ。さすがに衣がサクサクというわけにはいかないようで、３分経ってラーメンが完成する頃には、衣がドロドロになってしまうのが残念。肉も薄めで、さすがにとんかつを期待するとギャップは否めないが、カップ麺の具のお肉としては及第点か。
　カレースープはとろみのないサラサラしたタイプで、適度なコクと濃厚さの風味豊かなスープ。ふんわりとした歯ごたえの卵など、とんかつの他の具材もなかなか充実している。
　如何せん、カツカレーラーメンというネーミングに過度な期待を寄せがちだが、カレーラーメンとしてはなかなか頑張っていると思う。


「カツカレーラーメン」
明星
80g
168円
★★☆

【浜松】麒麟館

　浜松の居酒屋「麒麟館」にて、カレードリア、700円。
　浜松の繁華街で営業している居酒屋さんだが、実はその全身は屋台だそうで、その頃からカレーは好評を博していたとのこと。その名残か、お店のメニューには、他にもカレーボール、牛すじカレー煮込みなど、カレーを使ったメニューが多い。
　カレードリアは、たっぷりと乗ったチーズの下に、こってり濃い目のカレーが隠れている。アツアツのカレーに、チーズと玉子という最強の組み合わせ。
　他にも、沖縄料理や創作料理の数々はいずれも絶品で、ビールが進むことこの上ない。


ビア屋台「麒麟館」（第一通り、浜松）
静岡県浜松市元城町223-1 アルスパーキングB1
053-456-0261
火～木：17:00～24:00
金～日：17:00～26:00
定休日：月曜日
★★☆（全体的には★★★）

【浜松】カレー処「ヤサカ」

　浜松のカレー処「ヤサカ」にて、ポーク、きのこ、季節のカレー、そしてブラジルカレーの４種類から２つを選べる２種のカレーセット、サラダとスープ、デザートがついて1150円。本日は、今回のツアーでも大変お世話になっている、マスコットキャラクターのステキ狐くん改め、ガリバーくんと一緒に、２セット４種類をいただきました。写真は奥がブラジルカレー、そこから時計回りにきのこのカレー、季節のカレーは今月がナスのカレー、そしてポークカレー。
　駅から離れた住宅地の中に佇むこのお店は、町工場の跡地を使っているそうで、ちょっとカレー屋さんとは想像し難い雰囲気。しかし、扉を開けると、なんともアットホームな雰囲気に包まれていた。

　ブラジルカレーは、銀座の喫茶店「ブラジル」のカレーを再現したとのこと。サラサラとしたスープ状の南インド風カレーで、ピリッとした辛さと、コリアンダーやクローブの特徴ある風味がほどよく効いている。辛さの奥にはほんのりと苦味や甘味もある。スパイスを主体とした、やや上品ながらもビターな味だ。美味。
　そしてポークカレー。こちらはしっかりととろみのある、北インド風と家庭風をミックスしたようなカレー。こちらもスパイスは効いているが、バターの風味が全体をコーティングしていて、そのマイルドな甘味の印象が強い、クリーミーなカレーだ。豚肉は小さめのブロックで入っていて、とても柔らかい。
　きのこのカレーは大豆もたっぷり入ってヘルシー。ナスのカレーは、ナスの旨味がしっかり出ている。どちらもベースはポークカレーと同じで、それぞれの甘味が強調されている分、口当たりはさらにマイルド。

　お店では、料理教室をはじめ、さまざまなカルチャー教室やイベントなどが開催されている。店内には、それらのイベントや舞台、映画など、さまざまな催し物のフライヤーなどが大量に置かれていたり、さらには敷地内に劇団があったり、展示・販売スペースがあったり。地元のクリエイター達の活動の拠点にもなっているようだ。
　カレーを通じて、新しい作品との出会いも、ここでならあるかもしれない。


カレー処「ヤサカ」（浜松）
静岡県浜松市領家1丁目7-30
053-463-0223
11:30～14：30、18:00～21:30
定休日：月・火曜日（祝日は営業）
http://www.yasaca.jp/
★★★

【蒲鉾】磯揚げ「まる天」

　伊勢を中心に広く店舗を構える蒲鉾のお店、伊勢・磯揚げ「まる天」にて、カレーポテト天、５個で300円。
　肉厚で風味豊かな蒲鉾の中には、ほくほくのスティック状のポテトが数本入っていてボリュームもある。蒲鉾のほのかな甘味とポテトの甘味、それぞれの風味を邪魔しない程度に、カレーの風味がほのかに添えられている。上品で表情豊かな味わいだ。美味。


伊勢・磯揚げ「まる天」
http://www.marutenn.co.jp/
★★★★