【下北沢】チャカティカ

　下北沢の西口からほど近く、路地を入った奥というちょっとマニアックな場所にある、アジアンテイスト溢れるカフェ「チャカティカ」にて、インド風チャカティカカレー、900円。
　三軒茶屋でアジアンカフェ＆屋台とハンドメイドグッズを扱う店としてオープン、10周年を機に下北沢にオープンした姉妹店とのこと。
 　手作りにこだわるお店ということで、お店の内装やポップにも、そんな温かみがある。お店の一角を飾る雑貨やインテリアを眺めているのも楽しい。

　そうしているうちに、カレーが到着。
　インドカレーなのだが、どこか、家庭風の手作りの親しみ易さがあるカレーだ。スパイス感はあるのだが、辛さはそれほどでもなく、野菜の旨味とのバランスがとても良い。やや大きめのチキン、ナスなどの野菜も、よく煮込まれていて美味。ボリュームだけはちょっと物足りないかもしれない。

　こちらはステキ狐くん注文のネパール風豆とトマトのカレー。辛さはさらに控えめだが、やはり適度なスパイス感と素材の味が生きていて美味。
　他にも、ネパールから届く茶葉で作ったチャイなど、アジアンテイスト溢れるエキゾチックなメニューが多数、夜にはお酒も楽しめる。


「chakatheka（チャカティカ）」下北沢店（下北沢）
東京都世田谷区北沢2-26-13
03-5454-3377
12:00～22:00（ラストオーダー 21:00）
定休日：水曜日
http://www.chakatheka.com/
★★★

【初台】印度カリー「きんもち」

　初台のオフィスビル群の中で、なんとも妖しげなサルが描かれた赤い看板を掲げる、印度カリー「きんもち」にて、野菜カレー、ヨーグルト付きで650円、チキンをトッピングしてプラス50円。他にもトッピングメニューは10種類ほど、辛さは選択可能。
　お店はカウンターのみで10席ほどで、券売機で食券を購入するシステム。基本的なメニューはチキンカレー、野菜カレー、えびカレーの３種類のみ。あまりにラフなスタイルとリーズナブルな値段から、つい“凡百のカレースタンドと同じか”なんて勘繰ってしまうが、店内に漂うスパイスの香りは、そんな安直な邪推を粉々に吹き飛ばす。

　カレーは、スパイスがよく効いた、ややサラサラのインド風カレー。トマトのフルーティーな酸味もよく効いていて、豊潤で奥深い味わい。その後からじんわりとやってくる辛さに、スプーンが止まらない。美味。
　野菜カレーの具材はトマトとほうれん草とキャベツ。トッピングしたはずのチキンの存在が霞んでしまうほどたっぷりと投じられている。
　また、辛さは、店内に激辛まで４段階の表示があるが、それ以上の辛さも可能らしい。

　どうやらご夫婦二人三脚で切り盛りしているらしいこのお店、これだけのカレーを、こんな破格の値段でいただけるというのは賞賛に値するであろう。正直、もうちょっと高くてもいいのに、とさえ思うほど(笑)。


印度カリー「きんもち」（初台、都庁前、西新宿五丁目）
東京都新宿区西新宿3-9-1 西新宿ティーオービル1F
03-5371-8480
月～金：11:00～20:30
土曜日：11:00～14:30
定休日：第2・第4・第5土曜日・日祝日
★★★★

【渋谷】B＆B kitchen

　渋谷の西武Ａ館の地下２階にあるスープカレー専門店「B＆B kitchen」にて、好きなカレーを２種類選べる、ディナータイム限定ハーフ＆ハーフ、1155円。本日は、グリルチキンのカリー（奥）と、あぶりまぐろの醤油カリー（手前）をチョイス。ライスは五穀米だが、全国でベーグルカフェを展開するBAGEL＆BAGELがプロデュースするショップということで、ライスをベーグルに変更可能。
　あぶりまぐろの醤油カリーは、なんとも珍しい、醤油味のスープカレー。ゴロンと大きなあぶりまぐろの他、菜の花やレンコンなどが入っている。スープは、和風の出汁が効いていて、醤油味もしっかり主張している。それと同時に、控えめながらカレーの風味もやってくる、なんとも不思議な感覚。確かに醤油カリーだ。辛さは控えめ。
　グリルチキンのカリーは、チリの直線的な辛さがそうとう効いている。スパイス感というよりは、カレー粉が効いている、といった感じか。
　カフェ系メニュー、そしてもちろんベーグルのラインナップも充実しており、場所柄、カフェとして利用するのもいいかも。


「B＆B kitchen（ビーアンドビーキッチン）」（渋谷）
残念ながら閉店したようです。
★★☆

【中目黒】薬膳カレー＆カフェ「KA・KU・RA 香食楽」

　なんだかちょっと体調が思わしくない‥‥気がする(笑)。
　ここは一発、ヘルシーなカレーで気合充填、というわけで、中目黒の商店街を抜けた先にある、薬膳カレー＆カフェ「KA・KU・RA 香食楽」にて、チキンカレー、ちょっと少なめＳサイズ、ランチタイムなのでドリンクも付いて900円（Ｍサイズだと1200円）。プラス100円でごはんを雑穀ごはんに変更可能。せっかくなので、雑穀ごはんでいただきました。

　薬膳カレーと謳ってはいるものの、出てきたカレーは、そんなイメージとはかけ離れた、なんともアットホームなトロトロのカレー。
　一口食べると、その豊潤な旨味と、適度に心地よいスパイス感が口の中を駆け巡る。27種類のスパイス・漢方素材と12種類の野菜・果物を使っているそうだが、とてもよく馴染んでいて、じっくりと旨味が引き出されたような感じ。やや固めに炊かれた雑穀ごはんと共に、カレーもやや少なめに口へ運び、薬効を身体に馴染ませるがごとく、濃厚な旨味をじっくり味わうのがいいだろう。美味。

　店内は、ちょっとアジアンテイスト漂うオープンカフェ風で、今日はたまたま暑くなったので、店内に入ってくる風が心地よい。カレーの他にも、デザートメニュー等も豊富。アットホームで落ち着く店内の雰囲気ですら、身体に良さそうな気がするのは、さすがに気のせいか(笑)。


薬膳カレー＆カフェ「KA・KU・RA 香食楽（カクラ）」（中目黒、祐天寺）
東京都目黒区上目黒2-42-13
03-3710-0299
平日：12:00～13:30、18:00～24:00 (ラストオーダー 23:30)
土日祝：12:00～24:00 (ラストオーダー 23:30)
定休日：火曜日
http://ka-ku-ra.com/
★★★★

【レトルト】デミカレー

　エスピーの「デミカレー」。
　その名前の通り、じっくり煮込んだデミグラスソースとカレーが競演を果たした、洋食通にはたまらない一品。ハイカラな箱のデザインと、究極のコクを実現したというコピーが期待を煽ります。

　封を開けると、茶褐色の、まるでハヤシライスのようなソース。口に運んだ印象としては、デミグラスソースの方が強いか。最初にビーフの旨味が凝縮されたようなコクがあり、それを追いかけるようにカレーの風味が現れる。スパイス感と言うか、カレーの主張を、デミグラスソースが包んでいるといった感じか。
　なかなか濃厚な味で、デミグラスソースに押されてはいるものの、カレーソースの存在感も確かに感じる、なんとも不思議な感覚だが、意外とまとまってはいる。カレーとしての評価はなんとも難しいところだが(笑)、興味があるなら、試してみる価値はあると思う。


「デミカレー」
エスビー食品
210g
262円
★★★

【淡島】ゴッホ

　淡島通り沿いにあるインド風カレーの店「ゴッホ」にて、肉いっぱい（チキン）カリー、サラダ付きで1200円。辛さは、お子様向け「ミルキー」から、脳天悶絶「ヘロヘロ」まで７段階で選択可能。
　外観からして年季を感じずにはいられないレトロなお店。店内もこじんまりとしていて、小さなテーブル席とカウンターのみで10席ほど。壁には、ご主人が大好きだというゴッホの絵画が所狭しと飾られている。

　ご主人が一人で切り盛りしているお店なので、混雑時には時間がかかる。レトロなテレビを見ながら待っていると、しばらくしてカレーが到着。

　看板に偽り無し、たっぷりと載った鶏肉は、カレーの具というよりは、カレーをからめた鶏肉どんぶりだ(笑)。油で揚げてある鶏肉は、衣がしっとりとしていて、中華料理のよう。カレーの具としてはちょっと珍しい。
　カレーのほうも、なんとも分類しがたい、オリジナルカレー。最初にチリの攻撃的な辛さが目立つが、やがてフワリと、甘味のような旨味のような、ほのかな後味がやってくる。しかし、これが美味くて、ついついスプーンが進む。
　ただ、いわゆるカレー味な感じやスパイス感などはさほど感じないので、人によっては「これがカレー？」なんて疑問を持ってしまうのかも。個人的には、このボリュームのあるカレーを一気に食べきってしまうだけのパワーを持った、美味しい一皿だと思う。コッテリしたものが嫌いじゃないなら、ぜひ一度お試しあれ。


インド風カレー「ゴッホ」（池ノ上、下北沢、三軒茶屋）
東京都世田谷区代沢3-12-1
03-3419-6983
11:30～15:00、18:00～23:00
定休日：水曜日
★★★★

【千歳烏山】Spice Factory

　千歳烏山に新しくオープンした「Spice Factory」。10種類ほどのカレーメニューの中から好みのカレーをチョイスできる、カレーカップのダブルとナン＆ライスセット、800円。今回は、チキンベジタブルカレー（左）とジンジャーキーマカレー（右）をセレクト。ライスは五穀＆ターメリックライスで、写真ではナンの下に収まっております。

　チキンベジタブルカレーは、スープカレーと呼んでも差し支えないような、サラサラのカレー。やや控えめな辛さと、トマトの酸味が伴った、あっさりめの上品なカレー。
　ジンジャーキーマカレーは、挽き肉たっぷりの、スタンダードなタイプのキーマカレー。
　どちらもスパイス感や辛さは控えめなのだが、珍しいことに、フロアにクミンやチリパウダーなどのスパイスが備え付けられてあり、自由に加えることができる。だからと言って、誰でも自分好みの味つけに変えられる、ということも無いだろうが、面白い試みだと言えよう。
　焼きたてのナンは、もっちりとしていて、バターの香りが食欲をそそる。他にも、オリーブ＆バジルナンや、スウィートハニーナンなどの変わり種もあり。

　店内はモダンな雰囲気で、カフェ系メニューも充実、そして全席禁煙ということで、女性にも非常に入りやすい雰囲気になっている。カレーメニューも、やや小さめのカップ１つから選べるので、ちょっと小腹が空いた、なんて時にも使えそう。


「Spice Factory（スパイスファクトリー）」（千歳烏山）
残念ながら閉店したようです。
★★☆

【カップ麺】おそば屋さんのカレー南ばんそば

　マルちゃんより、おそば屋さんのカレー南ばんそば。
　なんだか、前々からあったような気はするんだけども、新製品だということで、マイナーチェンジでもしたんでしょうかね？
　そばは、緑のたぬき等と同じタイプの、やや黒っぽいそば。
　スープは、和風だしの効いたそばつゆがメインで、カレーの風味が彩りを添える。スパイス感や辛さといった主張はないが、スタンダードな感じのカレーそばのスープ。
　全体的に、これぞスタンダード、といった風格を感じる、万人向けの王道和風カレーそば。カップ麺としては数少ないカレーそばなので、カレー好き兼そば好きの僕としては、ぜひ末永く頑張ってもらいたいな、と思います(笑)。


「おそば屋さんのカレー南ばんそば」
東洋水産
65g
155円
★★★

【渋谷】TIRI TIRI

　渋谷と恵比寿の中間ぐらいにあるカレーハウス「TIRI TIRI」にて、その店名を冠した、チリチリマサラカレー、Ｍサイズで900円。10種類ほどのメニューがあり、それぞれでサイズ、辛さが３段階で選択可能。テイクアウト、デリバリーも可能。　赤と白を基調にしたポップなデザインの店内には、カウンターのみで10席ほど。渋谷らしい、凡庸なカレースタンドかと思いきや、そこに漂うスパイスの香りが、そんな邪推を吹き飛ばす。

　運ばれてきたチリチリマサラカレーは、トマトの香り漂う、ややサラサラのスパイシーなインド風チキンカレー。しっかりとした旨味の中に甘味と酸味の混じった、まろやかフルーティーな口あたりなのだが、その後からジワジワと辛さがやってくる。スパイス感は控えめに感じるのだが、気づくと額は汗まみれ、カラダの中からスパイスが効いているような不思議な感覚。おまけに油も少なめでヘルシーだと言うから文句なし。美味。付けあわせの玉ねぎのアチャールも、甘味と酸味が効いていて美味。

　もともと香辛料メーカーに勤めていたというマスターは、以前、埼玉でこのお店をやっていたが、このカレーなら都内のお店と同じ土壌で勝負できる、と、ここ渋谷へやってきたそうだ。なるほど、それだけの自信を裏付けるだけのことはある、万人にオススメの一皿。


Curry House「TIRI TIRI（チリチリ）」（渋谷、恵比寿）
東京都渋谷区東1-27-9
03-3499-4678
月～金：11:30～20:30
土祝日：11:30～15:00
定休日：日曜日
★★★★

【渋谷】晴之日

　渋谷駅南口のカレー屋「晴之日」の、晴れの日カレー、サラダ付きで1000円。辛さは選択可能。
　和のテイスト溢れる、落ち着いたシックなデザインのお店は、カレー屋さんではなく、小料理屋さんかお洒落な居酒屋さんのよう。カウンターのみだが、店員さんの対応も快い。

　店名を冠した晴れの日カレーは、10種類の野菜が入ったヘルシーなカレー。ナスやトマトなど定番の野菜のほか、オクラ、大根、チンゲン菜、ヤングコーンなどといった野菜も入っているが、カレーによく馴染んでいて美味。
　カレーは、スープの旨味が効いた、ややとろみのある、ちょっぴりスパイシーな家庭風カレー。６時間煮込んだというチキンブイヨンと、和風の出汁も効いている、なんとも上品なカレーだ。

　珍しいことに、このお店では、すべてのカレーライスを、カレーうどんにも変更してもらえる（ランチタイムは一部メニューのみ）。このカレーうどんのほうも人気があるようで、次はこちらも試してみたいところ。


カレー屋「晴之日（はれのひ）」（渋谷）
東京都渋谷区渋谷3-6-18 第四矢木ビル1F
03-3406-4606
11:30～22:00
定休日：日曜日
http://blog.livedoor.jp/harenohi0927/
★★★