【日野】サンガム

　日野にあるインド・ネパール料理屋さん「サンガム」にて、カレーライスセット、890円。カレーは数種類の中から選択可能で、本日はチキンマサラで。
　日野駅から徒歩で数分ほど、幹線道路沿いにあるこちらのお店は、よくあるインド料理店ふうの佇まいだが、日野市や近郊に数点の支店をもつ人気店。この日も、家族連れや学生風のグループで賑わっていた。

　ディナーセットも複数あって、メニューも豊富なのだが、その中で目を引いたのがこのカレーライスセット。インド料理屋さんには珍しい、日本風の盛り付けのカレーライスだ。
　クリーミーで濃厚なチキンマサラは、しっかりとした旨みと甘みと共に、スパイスの存在感がちゃんと立っている。その盛り付けから家庭風の味を想像してしまい、不思議な違和感があるが、非常にレベルの高いネパールカレーだ。ライスとの相性もばっちりで、どんどんスプーンが進む。
　サービスなのか、壺に入った玉ねぎのアチャールを出してくれるが、このアチャールがまた美味で、ビリビリするような辛さだが、カレーの美味しさをまた引き立たせてくれる。

　ワンプレートスタイルで、サクッと本格的なネパールカレーがいただけるというのはなかなか珍しいかもしれない。もっとこういうスタイルが増えたらいいのに。


「サンガム」（日野）
東京都日野市大坂上1-30-9
042-584-9114
11:30～15:00、17:00～22:30
★★★★

【京橋】ヨツバカリー

　京橋にあるカレースタンド「ヨツバカリー」にて、とりからカリー、780円。
　大阪市内に何店舗かを擁するチェーン店のようだ。
　やや甘めの、ドロッとしたスタンダードなスタンドカレーで、カツやソーセージなど、トッピングメニューも多数。


「ヨツバカリー」
大阪府大阪市都島区東野田3-12-4 京橋大野ビル
06-6881-5959
11:00～24:00
年中無休
★★☆

【広島】肉のますゐ

　広島の老舗洋食店「肉のますゐ」にて、ハンバーグカレー、730円。
　広島の中心部・八丁堀交差点からほど近くの路地裏にある精肉店に併設されている、すき焼きと洋食のお食事処。その佇まいは、まさに昭和を絵に描いたような昔ながらの精肉店で、お店の前のショウウィンドウやサンプルにも年季が感じられる。
　そんな歴史ある精肉店だからして、3000円以上するすき焼きやステーキなどが看板メニューとなっているのだが、それと同じぐらいに有名なメニューが、激安350円のサービスとんかつ定食。お金の無い人や学生さんたちにも満足してもらおうということで考案されたこちらのメニューは、もう30年以上も値上げをしていないらしい。お肉こそ豚バラ肉で薄いものの、こだわりのお肉を自家製油で揚げ、特製の甘めな自家製ソースでいただく絶品メニューだそうだ。
　そんな老舗洋食屋さんでいただくハンバーグカレー。ハンバーグにも、その特製の自家製ソースがかかっている。デミグラスソースよりも素朴で飽きの来ない甘さのソースは絶品だ。
　カレーはいたってシンプルで、昔ながらのハイカラなカレーといった感じで、こちらも甘め。そこに乗ったハンバーグは、さすがに老舗精肉店の意地が見える、しっかりとした牛肉感があるハンバーグだ。


「肉のますゐ」（八丁堀）
広島県広島市中区八丁堀14-12
082-227-2983
11:00～20:45
定休日：水曜日、第2火曜日
★★★

【高松】こんぴらや

　高松のうどん店「こんぴらや」にて、肉カレーうどん、430円。


「こんぴらや」（片原町、高松）
香川県高松市兵庫町11-5 中島ビル1F
087-822-6724
9:00～19:00
★★★

【元町】two of us

　神戸元町のカレー屋さん「two of us」にて、チキンカレーの「Tropiカリー」、800円。


「two of us」（県庁前、元町）
残念ながら閉店しました。
★★★

【三宮】サトナカ

　三宮から歩くこと10分ほど、だいぶ繁華街からも離れ、お店の数もまばらになってきたあたりの路地にある小さなカレー屋さん「サトナカ」にて、チキンカレー、600円。
　カウンターのみ6席ほどの小さなお店に、メニューはシンプルにチキンカレーのみ。スパイシーかマイルドかを選べたり、トッピングメニューが幾つかあるものの、基本的には1種類のみという男気溢れるスタイルだ。
　サラサラとしたチキンカレーは、スパイシーと言いながらも、透明感のあるスッキリとした味わい。油っぽさがなく、野菜の旨みとスパイスの刺激が程よく中和し、非常に味わい深いカレーになっていて、どんどんスプーンが進んでしまう。付け合せのキャベツのピクルスも美味で、こんなレベルの高いカレーが600円で味わえるとは恐れ入る。
　神戸に行ったらおさえておきたいカレーがまた一つ増えた。


「サトナカ」（貿易センター、三宮、花時計前）
兵庫県神戸市中央区八幡通1-1-21 甲南メゾン三宮 1F
070-5413-1511
11:30～14:30、17:00～20:30
定休日：日曜日
★★★★

【高槻】ベルナルド

　高槻のカレー屋さん「ベルナルド」にて、ビーフカレー、500円。
　高槻駅の南口を出てすぐに、グリーンプラザ3号館というショッピングプラザが見える。昭和レトロな感も漂う古びたデパートの1階に、オープン当初からお店を構えているという老舗のカレー屋さんがある。
　カウンターのみで8席ほど、こじんまりとした店内で、基本メニューは30年以上続く伝統の味、ビーフカレーのみ。あとはトッピングが数種類とドリンクという潔さ。

　カレーが到着。
　オーソドックスなスタンドカレータイプのカレーで、欧風カレーに近いだろうか、しっかりとした旨みとクリーミーな甘みのバランスが丁度よい。クセのない万人向けのカレーだが、とはいえどこにでもあるようなカレーではない、どこか懐かしさを感じるような魅力がある。テーブルに備えられたラッキョウと福神漬けがまた合う。これがワンコインというのも嬉しいところだ。


「ベルナルド」（高槻）
大阪府高槻市紺屋町3-1-107 グリーンプラザ3号館
090-5646-5695
8:00～20:00(L.O.19:30)
定休日：第1・第3・第5日曜日
★★☆

【三ノ宮】俺のカレー「グリル・ピラミッド EAST」

　三ノ宮駅前の地下街は、サヴォイやいっとっ亭、MINTなどが並ぶカレー激戦区となっているが、その一角にまた一つ、インパクトのあるカレー屋さんが現れた。神戸牛筋黒カレーを標榜する「グリル・ピラミッド EAST」にて、黒カレー（アレキサンダー）、690円。
　一見するとカレー店には思えない、半ばサイケデリックな看板や張り紙等に度肝を抜かれるが、恐る恐る店内に入ると、中はカウンターのみ10席ほど。券売機にも謎のボタンがあったりするが、席に着いたあとは、接客などもちゃんとしっかりしているので、安心してカレーを待つ。

　運ばれてきたカレーは、その店名の通り、三角錐のピラミッド状に盛り付けられており、そこに黒いカレールーがかけられている。
　苦みを連想させるような黒いカレーだが、口に運んでみると、辛さはそれほど強くなく、牛肉の旨みのほか、フルーティーな甘さも感じられる。ライスが玄米になっているところも、健康志向の人には嬉しいポイントだろう。


「俺のカレー グリル・ピラミッド EAST」（三ノ宮、三宮、花時計前）
兵庫県神戸市中央区三宮町1-8-1 三宮サンプラザ B1F
日～金：11:30～20:00
土曜日：11:30～16:00
★★★