【鴨居】カシミール

　鴨居駅からすぐのカレー屋さん「カシミール」にて、カシミールカレー、880円。
　JR横浜線はなかなか乗ることがないのだけれど、今日はその珍しい列車に揺られている。目指すは、その名前だけで、絶品であることを確信したカレーだ。
　鴨居駅を降りると、若干寂れた風の景色が広がっている。その駅前のロータリーの目の前、横断歩道を渡って、そのまま目の前の雑居ビルの階段を上ると、昔懐かしい食品サンプルのショーケースが置いてある。そこに並ぶドリンクや、グレービーボートに入ったカレーのサンプルの数々。昔懐かしい喫茶店のような雰囲気だ。
　店の中も、昭和の喫茶店かレストランといった雰囲気で、時代を感じるような調度品が綺麗に並んでいる。

　メニューに目を通し、「極辛口、純インド風」と書かれたカシミールカレーを注文。
　ほどなくして、カレーがやってきた。
　カシミールカレーと言えば、湯島のデリーがとみに有名だけれども、これは間違いなくその流れを汲む絶品カレー。デリーのそれとは違い、やや褐色がかっているものの、突き抜けるような辛さと、その奥にある繊細な旨味はまさにあのカシミールカレーだ。
　ニンジンと肉のゴロンとした存在感もかき消してしまうほど、一口一口が刺激的な辛さで、ご飯との相性とも抜群のバランス。辛さと旨みとを行ったり来たりして、どんどん食べ進んでしまう。
　デリー系は、柏のボンベイだったり、札幌のデリーだったり、どれも基本に忠実でありつつも、どこかオリジナリティがある独特の旨みのバリエーションがあるが、このお店もそれに数えられる一つだ。
　なかなか地元でないと降りることもない駅かもしれないが、間違いなくこの店を目当てに訪れて損はない名店だ。


「カシミール」（鴨居）
神奈川県横浜市緑区鴨居4-1-9 オレンジビル2F
045-934-4253
火～土：11:00～15:30(L.O) 17:00～20:45(L.O)
日曜日：11:00～16:00(L.O) 17:00～20:30(L.O)
定休日：月曜日
★★★★

【横浜】カレーハウス「リオ」

　横浜駅近くのジョイナスの地下にあるカレーハウス「リオ」にて、野菜と肉のカレー、850円。
　相鉄線の横浜と一体化した横浜相鉄ジョイナスビルの地下レストラン街の片隅にあるカレー屋さん。スタンドカレー風の佇まいだが、横浜のソウルフードと評する向きもあり、気になるカレー屋さんだ。

　食券を買って店内に入ると、中はひろびろとしており、まだ昼前だというのに店内は賑わっている。カウンターにて食券を渡し、辛さを伝える。
　ほどなくしてやってきたカレーは、スタンドカレー然とした万人向けのルウタイプで、色とりどりの野菜がゴロンと入っている。口当たりはバターチキンカレーのようなまろやかな甘さがありつつも、スパイスの辛味もあとから確認できる、万人向けのようでオリジナリティも感じる、そんなバランスのカレーだ。


カレーハウス「リオ」（横浜）
神奈川県横浜市西区南幸1-5-1 相鉄ジョイナス B2F
045-311-0037
11:00～23:00（LO22:30）
定休日：ジョイナスに準ずる
http://www.curry-rio.co.jp/
★★☆

【関内】キッチン

　関内にあるカレーハウス「キッチン」にて、キーマカレー、800円。
　横浜・関内にあって、20年近く愛されているカレー専門店。定番のカレーが6種類ほどと、季節の限定メニューが5～6種類ほどを提供している。
　キーマカレーは、写真の通り、円状に盛られたライスの中と外にカレーがかかっており、中央に半熟のゆで玉子が乗っている、見た目にも楽しいカレー。中心部のカレーは、ピリっとした攻撃的な辛さが効いたキーマカレー、外側のカレーは、反対に辛さはほとんど無く、やさしい甘みが前面に出たビーフカレーになっている。


カレーハウス「キッチン」（関内、伊勢佐木長者町、日ノ出町）
神奈川県横浜市中区末広町2-5-1
045-261-5652
月～金：11:00～19:00
土日祝：10:30～20:00
定休日：なし
★★★

【綱島】ハンジロー

　綱島にあるスープカレー店「ハンジロー」にて、チキンスープカレー、1,100円（平日ランチタイムは100円引き）。
　東横線綱島駅から徒歩3分ほど歩くと、早くも住宅街の落ち着いた雰囲気が漂ってくる。そんな住宅街の入り口のようなあたりに佇むスープカレー店がこちら。札幌で修業したという正統派札幌スープカレーのお店だ。
　ログハウス風のアットホームな店内は、ランチタイムを過ぎても混雑しており、昼時には行列も出来るのだそうだ。家族連れなどの姿も多く、地元の人たちに親しまれているのが窺える。


スープカレーのハンジロー
神奈川県横浜市港北区綱島西1-2-9 ゴールデンパーク　１Ｆ
045-542-3939
月・水～金：11:30～15:00、17:00～23:00（LO　22:00）
土日祝：11:30～23:00（LO　22:00）
定休日：火曜日
http://www.hanjiro.jp/index.html
★★★

【横浜】Carrife by ETHIOPIA

　個人的に日本のカレーの中でも最高峰の一つだと思っている、御茶ノ水の名店・エチオピア。こちらがプロデュースした、カフェスタイルのカレーショップがこちら「Carrife」。チキンカレー、880円。
　エチオピアとは思えない、かなりカジュアルなスタイルのお店だが、出てくるカレーはれっきとしたエチオピアのカレー。ライスが雑穀米になっているのは、ターゲット層の違いなんだろうか？

（詳細は後日）


「Carrife by ETHIOPIA（カリフェ）」横浜ベイクォーター店（横浜）
神奈川県横浜市神奈川区金港町1-10 横浜ベイクォーター3F
045-442-2154
11:00～23:00
定休日：横浜ベイクオーターに順ずる
★★★

【八景島】トロピカルイン「パーマーストン」

　八景島シーパラダイス内にあるオマールとカレー料理の海上レストラン「パーマーストン」にて、若鶏のとろけたチーズカレー、1180円。

（詳細は後日）


トロピカルイン「パーマーストン」（八景島）
神奈川県横浜市金沢区八景島
045-788-9679
月～金：11:00～20:15
土日祝：11:00～21:15
http://www.be-value.co.jp/index.files/Palmeston.htm
★★★

【関内】キャンディストリート

　関内にあるスリランカカレーのお店「キャンディストリート」にて、スリランカチキンカレー、800円＋ライス、210円。
　スープカレーのお店としても有名なこちらのお店は、スリランカから直輸入したという、日本人向けのスリランカカレーのお店でもある。スープカレーは、以前目黒店でいただいていたので、今回はスリランカカレーにしてみました。
　鉄鍋で供される、サラサラとしたスープ状のスリランカカレーは、ココナッツの風味とスパイスの刺激が融合した絶妙なバランス。目玉焼きの下には骨付きのチキンとポテト、ピーマンなどが入っている。

（詳細は後日）


「KANDY STREET（キャンディストリート）」（馬車道、関内、桜木町）
神奈川県横浜市中区太田町5-63
045-641-1717
11:30～14:00、17:30～22:00
年中無休
★★★

【日吉】くりの木

　日吉駅前にある定食屋「くりの木」にて、カレーライス、600円。

（詳細は後日）

【横浜】ニルヴァーナ スパイスカフェ

　横浜ルミネ6階レストランフロアにある南インド料理「ニルヴァーナ スパイスカフェ」にて、チキンカレーのセット、950円。
　ニューヨークの伝説のインド料理レストラン「ニルヴァーナ」の味が味わえるという触れ込みの六本木ミッドタウン「ニルヴァーナニューヨーク」の姉妹店で、カフェ感覚のスタイリッシュでお洒落な雰囲気で、本格的な南インド料理が味わえる。話題のミールスやドーサなども揃えており、期待も膨らむところ。

　カレーが到着。
　ライスの他、パパドとパラタがついている。パラタはインド料理でよく食べられているパンの一種。ナンやチャパティと違い、ややサクっとした独特の食感。
　カレーは、けっこうサラサラとしており、濃厚な旨味の奥と共にスパイスの味わいがあり、後からじわりじわりと辛さがやってくる。チキンがゴロゴロと入っている他、パプリカや唐辛子が入っている。

（詳細は後日）


「NIRVANA Spice cafe（ニルヴァーナ スパイスカフェ）」（横浜）
神奈川県横浜市西区高島2-16-1 ルミネ横浜店6F
045-308-7055
11:00～23:00（ラストオーダー 22:00）
不定休（ルミネ横浜店に準ずる）
http://www.restaurant-mrs.com/shoplist/nirvanaspice.html
★★★★

【関内】Asian Bar「RAMAI」横浜スタジアム前店

　関内は横浜スタジアムのすぐ近く、札幌スープカレーのお店「RAMAI」にて、ビーフのスープカレー、980円。
　以前、博多でもお邪魔した札幌スープカレーの実力店の、関東第１号店がこちら。博多のお店は残念ながら閉店してしまったが、その他の店舗は健在だ。
　何やら怪しげなアジアンテイストの溢れる階段を下りて店内に入ると、まるで洞窟の中のような店内にはバリ風の調度品が溢れていて、ちょっとした異空間を形成している。それでいて、なかなかに落ち着ける、不思議な雰囲気だ。
　基本となるカレーが数種類と、インドネシアでポピュラーなスープ・サピ・プダスというスープというメニュー構成。トッピングメニューは豊富で、パワーガーリックオイル、スパイシーココナッツミルクという、スープに対するトッピングもあるのが珍しい。また、辛さの選択方法がちょっと凝っていて、カイエンペッパーとガラムマサラをミックスした辛味スパイスによる辛さアップは無料で細かく指定できる。また、インドネシア直輸入という生唐辛子「ラマイ・チリ」を使った辛さアップは、スカ、チョバ、プダス、ルビー、パリン、デヴィ、デヴィフジンと７段階で、こちらは有料。

　カレーが到着。
　ライスは、インドネシアで食べられている、ナシクーニンというライス。スパイスと一緒に炊かれている、ココナッツの風味のイエローライス。以前、博多でいただいたときはふっくらとしたライスだったが、今回はやや固め。スープカレーに合わせてということだろうか？
　そしてスープは、相変わらず濃厚で奥深いコクと旨味のあるアジアンテイストなスープ。しっかりと辛さがありながら、唐辛子の甘さや風味の効いた後を引く辛さで、ついついスプーンが進む。ほんのり酸味と甘味の効いたエキゾチックなスープは、一度試してみる価値があるだろう。美味。
　ビーフは角煮のようなブロック肉が数個、非常に柔らかく煮込まれており、スープにもよく馴染んでいる。具材は他に、茄子、ニンジン、レンコン、アスパラ、カボチャ、ゆで玉子など。
　ライスやスープの量も変更可能だが、もともとボリュームが多めな上、尋常じゃない量を選べるのも、大食漢には嬉しいところだろう。


Asian Bar「RAMAI（ラマイ）」横浜スタジアム前店（関内、日本大通り）
神奈川県横浜市中区住吉町1-1 第3柳下ビル地下1F
045-633-2225
11:30～22:00
年中無休
http://shimotech.net/ramai/
★★★★