広島の繁華街、立町にあるカレー屋さん「桃丘」にて、ササミチーズカツカレー、680円。
広島の老舗カレー店として有名なこちらのお店。繁華街に面したビルのやや急な階段を上って2階へあがり、扉を開けると、まるで昭和にタイムスリップしたかのように、シックな木の調度品に包まれて、ゆったりと時間が流れているような落ち着いた空間が広がっている。
メニューは多岐に渡っており、ビーフカレーを基本に、ソーセージやハンバーグ、魚フライやエビフライなど、さまざまな洋食系のトッピングが選べるようなシステムになっている。複数のトッピングが載ったコンビネーションカレーも人気のようだが、一番おすすめだというササミチーズカツをセレクト。辛さなども調節可能。
ほどなくしてカレーが到着。黒めのややとろみがかったルウが眩しいカレーに、ササミチーズカツとレタス、福神漬けが載っている。
カレーは、コショウ系のピリッとした辛さと、ソース系の酸味の主張が感じられる、欧風のようでそうでもないような独特のカレー。じっくり煮込まれているのであろう、なかなか重厚なルウにあって、レタスがなかなかに良い働きをしてくれている。チーズのクリーミーな甘みとのコントラストもとても良い感じ。
「桃丘」(立町、袋町、八丁堀)
広島県広島市中区袋町9-4 第1田中ビル2F
082-246-0433
11:30~21:45
定休日:木曜日
★★★
広島の「一楽章 未完成」にて、チキンカレー、1500円。
広島の繁華街の中心部からちょっとだけ外れて、洋服屋や雑貨屋にまじってバーなどが増えてきたあたりに、ふと目につくカレーの看板。
誘われるようにビルの3階へやってくると、入る店を間違えたかと一瞬躊躇してしまうような厳かな雰囲気のライブバー。しかし、間違いなくカレーの看板はここであった。
グランドピアノを据えた、クラシカルなコンサートも開催されているこちらは、広島で2番目に美味しいカレーのお店を標榜しており(1番目は家のカレーということだそうだ)、昼はカレーやコーヒー、夜はお酒と音楽を楽しむ音楽喫茶だそうだ。
カレーが到着。
お店の雰囲気から、つい欧風カレーを想像してしまったが、カレーに入っているチキンはタンドリーチキンとなっていたり、カレーもややサラサラとして、アジア系のエッセンスも感じる無国籍なカレー。意外にピリッと辛めの味付けになっていて、なめらかながら奥深いスパイスの風味を感じることができる。チキンもとても柔らかく、またチョコンと盛り付けられたピクルスなども良い感じで、カレーも雑味がなく、どれも非常に丁寧に作られているのが窺える。
1500円は雰囲気込みの値段なのかと思いきや、とんでもない、それだけのクオリティをしっかりカレーで担保してくれる、素晴らしい一皿だった。
「一楽章 未完成」(紙屋町東、本通、広島)
広島県広島市中区紙屋町1-4-6 アウルスタイル紙屋町ビル 3F
082-249-0221
月~金:11:30~24:00
土日祝:12:00~24:00
不定休
https://ichigakushou.jimdo.com/
★★★★
瀬戸内海を望む尾道の街の昼下がり、観光客に混じって、駅からの道を散策してゆくと、ほどなくして大きなアーケードの商店街が現れる。尾道本通り商店街。昔ながらの雰囲気を色濃く残す商店街で、古本屋やカフェ、レコード店など個性的なお店が立ち並ぶ。その商店街を入ってしばらく歩いたところに、ひっそりと目当てのお店はあった。
尾道で本格的なスパイスカレーがいただけるスパイスカフェ「COYOTE」にて、コンビネーションカレー。定番の4種類のカレーの中から2種類を選ぶシステム。本日は、ケララチキンカレーとタイカレーをチョイス、1000円。
もともとは婦人服店だったところを改装したというお店は、奥へ奥へと細長いつくりになっている。お昼時ということもあってかお店は混雑していて、一番奥の部屋にあるテーブル席へ案内されると、なんだか秘密基地にでも入ってゆくような気持ちになる。静かに音楽が流れる小部屋で、雑誌などを読みながら、漂うスパイスの香りに想いを馳せる。ほどなくしてカレーがやってきた。
ターメリックライスにパパド、そしてアチャールとアルゴビがついて、これはまさしく南インドのミールスだ!
ケララチキンカレーは、サラっとしたスープ状で、ココナッツミルクが効いたマイルドな味わい。ベースの旨みの奥に、じわりとスパイスが感じられる。タイカレーは、こちらもココナッツミルクがベースになっており、辛口を謳っているだけあって、ケララチキンカレーよりはスパイスを感じるが、いわゆるスパイスカレーのように前面に出ているほどではなく、辛さもほどほどといった感じ。
しかしながら、インスタ映えよろしく、オシャレに盛り付けられたミールスのそれぞれはどれも丁寧に作られているのがわかる。もちろん、豪快に混ぜていただいても美味しい。
食後は瀬戸田のレモンを使ったレモンスカッシュなども楽しみたいところ。オシャレカフェで味わうプチミールスというのもなかなかオツな感じだ。
「Spice Cafe COYOTE(コヨーテ)」(尾道)
広島県尾道市土堂1-2-12
0848-23-2640
11:00~22:00
定休日:水曜日
http://www.spicecafe-coyote.com/
★★★
広島の老舗洋食店「肉のますゐ」にて、ハンバーグカレー、730円。
広島の中心部・八丁堀交差点からほど近くの路地裏にある精肉店に併設されている、すき焼きと洋食のお食事処。その佇まいは、まさに昭和を絵に描いたような昔ながらの精肉店で、お店の前のショウウィンドウやサンプルにも年季が感じられる。
そんな歴史ある精肉店だからして、3000円以上するすき焼きやステーキなどが看板メニューとなっているのだが、それと同じぐらいに有名なメニューが、激安350円のサービスとんかつ定食。お金の無い人や学生さんたちにも満足してもらおうということで考案されたこちらのメニューは、もう30年以上も値上げをしていないらしい。お肉こそ豚バラ肉で薄いものの、こだわりのお肉を自家製油で揚げ、特製の甘めな自家製ソースでいただく絶品メニューだそうだ。
そんな老舗洋食屋さんでいただくハンバーグカレー。ハンバーグにも、その特製の自家製ソースがかかっている。デミグラスソースよりも素朴で飽きの来ない甘さのソースは絶品だ。
カレーはいたってシンプルで、昔ながらのハイカラなカレーといった感じで、こちらも甘め。そこに乗ったハンバーグは、さすがに老舗精肉店の意地が見える、しっかりとした牛肉感があるハンバーグだ。
「肉のますゐ」(八丁堀)
広島県広島市中区八丁堀14-12
082-227-2983
11:00~20:45
定休日:水曜日、第2火曜日
★★★
広島にて、本日ライブでお世話になったライブバー「フライングキッズ」と同じビルの1階にあるカレー屋さん「デリーシャス」にて、サラダとドリンク、そしてフライドチキンがセットになったカレーセット、850円。
府中にある人気店「デリーシャス」のカレーに惚れ込み、このカレーをもっと広めたい!と、オーナーが2号店の出店を決めたそうで、府中のデリーシャスと同じカレーを提供しているそうだ。スパイシーさと野菜の甘みが同居するカレーは、サラサラとして美味。
「デリーシャス」(八丁堀)
広島県広島市中区鉄砲町8-24 にしたやビル1F
082-224-0533
営業時間不定(ランチタイム、夜)
★★★
岡山のカレー屋さん「QUIET VILLAGE CURRY SHOP」にて、チキンカレー、食後のチャイがセットになって、780円。
シンフォニーホールからほど近く、表町オランダ通りにある小さなカレー屋さん。カウンターのみ10席ほどのお店は、満員になるほど賑わっていた。
チキンカレーが到着。
ベンガル地方の家庭料理をベースにしたというカレーは、さらさらとしたスープ状で、素材の味とスパイスの香りが絶妙なバランスで効いている。
(詳細は後日)
「QUIET VILLAGE CURRY SHOP(クワイエットビレッジ・カレーショップ)」(城下、県庁通り)
岡山県岡山市表町1-6-43
086-231-4100
11:30~19:30(ラストオーダー 19:00)
定休日:月曜日
★★★★
周南にあるカレー屋さん「銀南カレー」にて、ビーフカレー、500円。
以前紹介した、カレー&喫茶「でん」の隣にある、銀南商店街のカレー屋さん。小さなテーブルが3卓ほどの小さなお店だが、落ち着いた雰囲気で趣がある。
創業当時から値段は変わっていないそうで、ノーマルなカレーなら300円というリーズナブルな価格帯のメニューが並ぶ。ビーフカレーだけは辛口ということで、ソースが違うようだ。スタンドカレー風の万人向けのカレーで、ほぐれたビーフが少量入っている。適度に感じる辛味が心地よい。
商店街もなんだか寂れてしまっているようで、歩いている人の数もまばらだが、こうした街のカレー屋さんが頑張ってくれているのは嬉しくなる。これからも変わらずにいて欲しいなと思わせてくれる店です。
「銀南カレー」(徳山)
山口県周南市銀南街18番地
0834-32-0502
11:00~17:30
定休日:火曜日
★★★
広島にあるスープカレー店「nob象」にて、ほろほろチキンのスープカレー、ドリンクとヨーグルト、そして金平糖がついて1000円。
札幌スープカレーと違い、けっこうしっかりとした野菜由来らしいとろみがあるスープは、やさしい甘みと適度なスパイスの奥深い風味がある。
(詳細は後日)
スープカレー「nob象(ノブゾウ)」(銀山町)
広島県広島市中区橋本町6-14 セレニティ橋本町
082-222-1286
11:30~14:30、18:30~21:30
定休日:日曜日
http://nobzo.hirac.info/
★★★
広島にあるカレー屋さん「UTSUWA」にて、チキンカツカレー、サラダがセットになって630円。
広島の繁華街の路地にある、オープンカフェ風のカレー専門店。
(詳細は後日)
curry de CAFE「UTSUWA(ウツワ)」
広島県広島市中区本通3-17
082-246-8519
11:00~21:00
年中無休
★★☆
松江のカレー屋さん「G-MADRAS'」にて、ナスとベーコンのカレー、唐揚げトッピング、サラダがセットになって850円。辛さは選択可能。
松江バイパス松江中央インターチェンジ近くにあるカレー屋さん。一見するとカレー屋さんには見えないシンプルでスタイリッシュな外観だが、お店の周囲にはカレーの香りが漂っている。
店内はごく普通の町の定食屋さんのような雰囲気。棚にはたくさんの漫画本、店内のBGMはテレビという、飾らない雰囲気のお店だ。なんとも愛嬌のあるママさんが一人で切り盛りしているらしい。
カレーメニューは数十種類あるが、基本となるソースは一緒のようだ。トッピングメニューが豊富にあり、メニューの選択にちょっと戸惑う。シーフードやチーズなどもあるが、揚げ物系のトッピングメニューが多いようだ。
カレーは、サラサラとしたスープ状で、ほどよく酸味の効いて、あっさりした後味。トマト系だけじゃない酸味の際立ち方がなんとも個性的だ。
トッピングの唐揚げも、ゴロリとライス狭しと横たわる、その迫力は特筆モノ。あっさりとしたカレーに比べて、ドスンと存在感のある唐揚げになっている。
「G-MADRAS'(ジーマドラス)」(松江)
島根県松江市上乃木8-1-9
0852-31-1701
11:00~21:00
定休日:なし
★★★