【レトルト】いわて雑穀カレー

　岩手県は、実はあわ・ひえ等、雑穀の生産量が日本一なんだそうだ。そんな雑穀を大胆にフィーチャーしたのが、この「いわて雑穀カレー」、399円。
　封を開けると、サラサラとしたスープ状のカレーと共に、豆類がコロコロと転がり落ちる。いんげん豆やそら豆など数種類の豆が入っている。肝心の雑穀はと言うと、ぱっと見ただけでは目視はちょっと難しい。よーく目を凝らすと、小さなツブツブがカレーに含まれているのがわかる。
　そんな、商品名に謳われておきながら、居るのか居ないのかわからないような雑穀だが、カレーを口に含んでみると、その食感にちょっと驚く。プチプチとした雑穀の食感は、かなり独特でおもしろい。カレー自体も、雑穀の質素なイメージなのだろうか、それほど主張は無く、あっさりとしている。


「いわて雑穀カレー」
岩手県産株式会社
200g
400円
★★☆

【サークルKサンクス】HOTおにぎり焼カレー仕立て

　サークルKサンクスより、温めていただくHOTおにぎり「焼カレー仕立て」、130円。
　パラパラとしたカレーピラフの表面に、コクのあるカレーソースとチーズが載っている。とろけたチーズとカレーの相性は言わずもがな。焼きカレーのポイントはしっかり抑えてあり、かつ手軽にいただけて、満足度の高い一品。
　余談だが、これをコンビニで買って「おにぎりあたためますか？」って訊かれたときに、なんだか無性に懐かしさを覚えました。そう言えば、おにぎりをあたためるのって北海道だけなんだろうか？


HOTおにぎり「焼カレー仕立て」
サークルKサンクス
130円
★★★

【都内某所】コロニー落とし

　都内某所のグンジ邸にて、みたび振舞っていただいたのは、タイ風レッドカリー。

★★★★

【新宿三丁目】SMOKIN' BOOGIE

　新宿三丁目にあるライブ＆バー「SMORKIN' BOOGIE」にて、スモーキンカレー、800円。
　我らがボーカル・竹原ピストルのソロライブがあるってんで、行ってまいりました。本人に「来るな」と言われていたのですが、こっそり(?)行っちゃいました(笑)。

　カレーは、ゴロンと入った柔らかいビーフの濃厚なコクが効いている欧風カレー。濃厚だが上質な味わいで、ライブバーとはにわかに信じ難いほど本格的な美味しさ。半熟卵を割ると、その甘さが良いアクセントになっている。ライスがサフランライスというのも嬉しい。
　カレーメニューは他にドライカレーもあり。フードメニューがかなり充実していて、おでんや餃子などもいただきましたが、どれもかなり手間がかけられていることが伺えて、美味しかったです。
　美味しいお酒をいただきながら、いつも隣に立っている相方のライブを客席で観るというのも、なかなか不思議な体験でした。


LIVE＆BAR「SMORKIN' BOOGIE（スモーキンブギ）」（新宿三丁目、新宿御苑前、新宿）
東京都新宿区新宿2-11-10 新宿二丁目センタービルB1
03-3353-8993
19:00～翌6:00
不定休
http://www.smokinboogie.com/
★★★

【新宿三丁目】「スパイスガーデン」新宿店

　新宿三丁目の駅からほど近くにある、インド料理店「スパイスガーデン」新宿店にて、お好みで2種類のカレーが楽しめるセットカレー、880円。本日は、辛口豚バラカレー（写真左）、辛口チキンカレー（写真右）で。ナンはライスに変更可能。
　池袋店、渋谷店に続いて、12月にオープンしたばかりの、ファーストフード感覚でインドカレーがいただけるインド料理店。店内は真新しく、わりとポップな雰囲気で、テーブルとカウンター席がある。
　入口ちかくの券売機で食券を購入。メニューはけっこうバラエティに富んでいる。店内は4席ほどのカウンターと、テーブル席が10数席ほど、ところ狭しとレイアウトされている。雰囲気はポップだが、モニターに流れるインド映画が、なんとも言えない妙な取り合わせだ。

　カレーが到着。
　やはり気になるのは豚バラのカレー。確か、インドでは宗教上の理由から、豚や牛の肉を食べる文化は無かったはず（もっとも、多様な民族が暮らしているので、一概には言えないという話もよく耳にするが）。果たして、インド料理店のポークカレーとは、どのような味なのであろうか。
　その豚バラのカレーは、フルーティーでやや酸味が目立つ。トマトのような酸味とスパイスの清涼感とがブレンドしたような、ほのかだが刺激的な酸味だ。そこに小ぶりの豚バラブロックがコロコロとたっぷり入っている。ポークの風味が、カレーと微妙にコントラストになっていて、なかなか面白い味になっている。
　チキンカレーのほうは、北インド風のスタンダードなタイプのチキンカレー。こちらもコロコロとチキンが入っていて、荒めのスパイスの刺激が効いている。
　そして、辛口ということで、どちらにもチリソースがかかっている。直線的だが唐辛子のフレッシュな風味がある辛さに、汗がしたたり落ちる。
　ナンは、看板に「焼きたてナンのおいしいお店」と謳っているだけあって、パリパリと香ばしくも、もっちりとした部分もしっかりあり、満足度は高い。

　ファーストフード感覚で気軽に入れて、しかもレベルはけっこう高い。新宿周辺のインドカレー事情がますます熱くなりそうだ。


「スパイスガーデン」新宿店（新宿三丁目、新宿御苑前、新宿）
東京都新宿区新宿2-12-4 アコード新宿ビル1階
03-5379-6651
月～土：11:00～翌6:00
日祝日：11:00～翌2:00
定休日：なし
★★★

【パン】華麗ぱん

　パン業界の大手・ヤマザキより、TBS系ドラマ「華麗なる一族」とのコラボレーションで登場のカレーパン、その名も「華麗ぱん」、105円。なんとも破壊力のあるネーミングに思わず手が伸びてしまいますが、実はメーカーのヤマザキと原作者の山崎豊子さんもかけてあるというから、その遊び心には感服してしまいます。
　中身はオーソドックスな、油で揚げてあるタイプのカレーパン。ふっくらとした食感のパンの中に詰まっているカレーには、じゃがいもや肉などの具材がしっかりと確認できるほどの大きさで入っていてボリューム感がある。牛肉をワインで煮込んだというコクも感じられる。105円という価格を考えると、かなり頑張っていると言えるだろう。


「華麗パン」
ヤマザキ
105円
★★★

【三軒茶屋】とんがらし

　三軒茶屋にあるカレー屋さん「とんがらし」にて、キーマスペシャル、サラダと食後のデザートがついて750円。
　三軒茶屋の駅からほど近く、真上を首都高速3号線が走る国道の交差点の角に、なんともこじんまりとこのお店は佇んでいる。店の入り口には「細胞が忘れない」といったコピーがサイケデリックに掲げられて、なんとも独特のアングラな雰囲気をかもし出している。お店はカウンターのみ8席ほどで、それぞれの席に綺麗にスプーンが並べられており、愛想の良いママさんが迎えてくれた。
　カレーは、豚バラスペシャル、薬膳カリー、ほうれん草チキンなど数種類で、お店の広さの都合から、その中から数種類を仕込んでいるそうだ。

　独特の形状の取っ手がついた深皿に入ってカレーはやってきた。
　サラサラとしたスープ状のカレーに、たっぷりとひき肉とグリーンピースが入っている。濃厚な色のカレーは、その見た目に反して意外とあっさりしており、本格的ながら適度に刺激を抑えたスパイス感が絶妙。粒感のあるひき肉の旨味も良く、サラサラといただける。美味。
　サフランライスに添えられたサラダと言い、食後に供されるデザートのゼリーと言い、なんともシンプルでレトロな雰囲気を醸し出しているが、店の雰囲気ともあいまって、強烈な印象とともに、また食べたいなと思わせてくれるカレーだ。


「とんがらし」（三軒茶屋）
東京都世田谷区三軒茶屋1-41-12
03-3487-1401
11:30～22:00（ラストオーダー 21:30）
定休日：日曜日
★★★

【レトルト】ピッコロカリー

　大阪は梅田のカレー専門店として30余年の歴史を持つ老舗有名店「ピッコロ」のカレーをレトルトにした、その名も「ピッコロカリー」のビーフカリー。
　なんともレトロでアバンギャルドなパッケージは、なんとなく、歴史のある純喫茶のたたずまいを連想してしまう。

　封を開けると、とろみのある焦げ茶色のカレーと共に、ゴロンゴロンと大きな牛肉が２つほど転がり出てくる。なかなかの存在感だ。
　カレーを一口いただく。すぐさま、フルーティーな果物系の甘味、そして清涼感もともなう刺激的なスパイスの風味、そして濃厚なビーフのコクなどが口の中を駆け巡る。
　インド風の刺激的なスパイス使いとビーフの風味は、なかなかどうして独特のハーモニーを生んでいて興味深い。オリジナリティを感じるカレーだが、なんとなくクラシックなイメージが湧いてしまうのも不思議。なかなか忘れられない味、今度はお店でいただいてみたい。


「ピッコロカリー」ビーフカリー
ミツヤ食品工業
200g
504円
★★★

【東銀座】ナイルレストラン

　カレー屋さんで、知る人ぞ知るカレーの有名店というのは多いけれども、このお店ほど世間によく知られているカレー屋さんは珍しいんじゃないだろうか。そのカレーの美味しさの評判はもちろんのこと、1949年、日本初の本格インド料理店として開業という歴史、またご主人のナイルさん（現在は2代目）の親しみやすくて愉快なキャラクターは、テレビ等でもたびたび紹介されている。
　そんなナイルレストランは、東銀座の駅のある交差点からほど近くに、ポツンと佇んでいる。扉を開けると、賑やかな店内で忙しそうにナイルさんがお客さんをもてなしていた。店に入ってきた僕を見つけて「いらっしゃい、こちらの席どうぞ、ムルギーでいいね？」と、席と一緒にメニューまで決められてしまった。
　そう、このお店、とにかくムルギーランチを勧められることでも有名だ。中には、お目当てのメニューがあったとしても、ムルギーランチに変えられてしまうことすらあるとかないとか。
　というわけで、「ナイルレストラン」のムルギーランチ、1400円。

　ほどなくして、ナイルさんがムルギーランチを持ってやってきた。テーブルに置いたと思ったら、すぐさま、なんとも鮮やかな手つきで、鳥もも肉の骨を外してゆく。この早業も、ムルギーランチの楽しみのひとつだと言う人もいるほどだ。
　骨を外し終えると「混ぜて食べてね」とアドバイスをして去ってゆくナイルさん。このムルギーランチ、お皿に載っているチキン、ターメリックライス、そしてマッシュポテトと野菜を、カレーとよく混ぜあわせて、ぐちゃぐちゃにしていただくのが正しい食べ方なのだ。
　カレーは、けっこう刺激的で荒々しいスパイスの辛味と風味が効いている。そこに混ざり合ったポテトやチキンの甘みは、その刺激をほどよく中和し、絶妙なコントラストのある美味しさとなっている。特に、ポテトの甘味とスパイスの効いたカレーは、混ぜ合わせることで生まれるその風味に感動。派手なスパイス感は、まさにインドカレーのそれなのだが、それでいて、よくあるインドカレーとは違う、独特の丸みを伴った風味は、このムルギーランチ独特のものと言えよう。ボリュームもけっこうあるが、一気に食べきってしまうこと必至だ。
　なお、とにかくムルギーランチを勧められるお店だが、他のメニューはもちろん、予算内で料理を提供してくれる「おまかせコース」なんてものも好評らしい。「ナイルさん、今日はおまかせで」なんて言えるぐらい通いつめてみたい！


「ナイルレストラン」（東銀座、銀座、築地）
東京都中央区銀座4-10-7
03-3541-8246
月・水～土：11:30～21:30
日祝日：11:30～20:30
定休日：火曜日
http://www.ginza-nair.co.jp/index.html
★★★★

【笹塚】マドラスキッチン

　笹塚にて、まだまだ珍しい南インド料理を提供するお店として有名な「マドラスキッチン」にて、マドラスセット、ナンかライスが選択可能、サラダとチャイがついて850円。カレーはチキン、マトン、ベジタブルから選べるそうで、本日はマトンカレーでいただきました。


「マドラスキッチン」（笹塚）
残念ながら閉店しました。後にはインド料理店が入っているようです。
★★★