全国カレー食べ歩きブログ 『ステキ伽哩のさんぽはステキ』

全国の美味しいカレー屋さんをつれづれと紹介してゆきます。

【金山】カフェパハナ

2018年10月21日 | ┗ 名古屋

 金山駅からほど近く、本格的なスリランカプレートを楽しめるお店、カフェパハナにて、ホームメードプレート、1380円。
 金山駅はいくつもの路線が交わるターミナルで、いつも混雑しているイメージがあるのだが、カフェパハナのあるあたりはちょっとした住宅街の様相で、とても落ち着いている。店内に足を踏み入れると、カウンターとテーブルが2つほど、こじんまりとした大きさがアットホームさを演出しているようだ。陽光がよく入ってきて心地よい。
 ランチメニューは、カレーセットやビリヤニなどの他、スリランカプレート等のミールスメニューも揃っている。通常は平日夜メニューになっているホームメードプレートも、ホリデーランチメニューに登場することもあり、今日はたまたまその日だったようでラッキー!

 豆のカレーと野菜のカレーの他、ロティ、チキン、複数のサンボルなどの付け合わせがついたスリランカプレートと、日替わりのカレーがセットになったホームメードプレート、本日はマトンカレーで注文。ドリンクつき。
 これだけ本格的なスリランカプレートを出すだけあって、一品一品どれもレベルが高いのがうかがえる。カレーなどもスパイシーに感じるが、辛さはそれほどでもなく、複雑で繊細なスパイス感がありながらも、刺激の少ない優しいカレーになっている。
 これだけの品数のプレートなので、全部混ぜ合わせてしまうのもちょっと躊躇してしまうが、やはりスリランカの流儀に則って、全部混ぜ合わせてしまおう。豆や野菜などの素材の甘味とココナッツやヨーグルトなどの甘さが、マトンカレーの適度なスパイス感を良い感じに引き立てて、得も言われぬ極上の一皿が完成する。

 これだけレベルの高いスリランカカレーのプレートが気軽に楽しめるお店はなかなかない。ぜひおさえておきたい名店のひとつに数えておきたい。


「カフェパハナ(PAHANA)」(金山)
愛知県名古屋市熱田区金山町1-8-13 彫清ビル1F
052-681-2001
11:30~14:30、17:30~23:00
定休日:月曜日、臨時休業あり
★★★★
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【大阪】旧ヤム鐵道

2018年10月08日 | ┗ 大阪

 JR大阪駅の地下レストラン街、バルチカにあるスパイスカレーの店「旧ヤム鐵道」にて、月替わりの4種類のカレーから3種類を選ぶトリプルカレー、1120円。
 スパイスカレー界では有名な「旧ヤム邸」の支店としてオープンしたこちらのお店は、大阪駅直結ということもあり、食堂車をイメージした店内が特徴的なお店。信号機のオブジェや車掌さんの帽子、内装も食堂車チックにレトロな雰囲気で統一されている。
 が、人気の秘密はもちろんそれだけではなく、月替わりで趣向を凝らした様々なカレーが提供され、そのクオリティの高さが数々のメディアに紹介され、今や行列の絶えない人気店になっているようだ。
 今月のカレーは「レモンとブルーベリーで煮込む色々キノコの牛豚キーマ、かぼちゃのアチャールのせ」「ピーナッツのエスニックサラダ添え、パプリ感あふれるスパイシーポークキーマ」「ねぎの甘味噌バター合えと食べる、ほうじ茶で煮込んだ秋鮭入り鶏キーマ」「食欲そそる!蓮根とニラのココナッツダルカレー」の4種類。もうこれだけで、どんな味だか想像もつかないオリジナリティ溢れるカレーだということがひしひしと伝わってくる。このカレーは、オーナーや各店舗の店長がメニューを考案し、毎月コンテストを開催して決定しているそうだ。それだけに、美味しさも折り紙付きということになる。

 カレーが到着。
 写真は左からポークキーマ、ダルカレー、鶏キーマ。プラス、旧ヤム鐵道では、小さなポットに入って、サラサラのスープ状のヤムカレーもついてくる。好きなタイミングで投入して、味の変化を楽しむことができる。
 「ピーナッツのエスニックサラダ添え、パプリ感あふれるスパイシーポークキーマ」は、パプリ感という造語がしれっと使われいたりもするが、ピーナッツの食感がなんといっても特徴的で、やや酸味の効いた爽やかな辛さがキーマカレーによくマッチしている。
 「ねぎの甘味噌バター合えと食べる、ほうじ茶で煮込んだ秋鮭入り鶏キーマ」は、やや和風なテイストだが、バターのしっかりした甘さと、ほのかに香るほうじ茶のような優しい甘味が、やはりあっさりとした鶏肉のキーマとバランスが取れている。
 「食欲そそる!蓮根とニラのココナッツダルカレー」は、蓮根のシャキシャキとした歯ごたえを楽しみつつ、しっかりとした野菜の甘味が楽しめるダルカレー。
 さらに、ヤムカレーをかけあわせると、やや尖った感じのあるスパイシーなカレーが甘めのカレーにもよく馴染み、面白いバランスになってまた違ったカレーとして楽しめる。それぞれのカレーを混ぜ合わせてもまた良く、3種盛りなのに、6種類、9種類といろんなブレンドを探す楽しみもあり、とても一皿では味わい尽くせないほどのバリエーションだ。

 スパイスカレー界の王者らしく、それぞれが非常に洗練されていて、食べ方にもいろんな選択肢があり、これはカレーマニアならずともリピートせざるを得ないだろう。


「旧ヤム鐵道」(大阪、梅田)
大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイーレB2Fバルチカ
06-6151-1544
11:00~24:00(L.O.23:00)
不定休(ルクアイーレに準ずる)
http://kyuyamutei.web.fc2.com/
★★★★




 
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【中津】SOMA

2018年10月08日 | ┗ 大阪

 大阪は中津のスパイスカレーの名店「SOMA」にて、チキンキーマとトマトカレーとラムキーマのミックス、1000円。
 大阪と言えばスパイスカレー、大阪に来たらスパイスカレーと最近は言っているのだけれども、こちらのお店はその中でも名店と呼び声の高い人気店。行列必至のお店ということで、開店を狙っていったものの、すでに20人ぐらいの行列が出来ていた。。。

 まるでカレー屋さんとは思えない、古民家そのものといった佇まいの家の周りを囲むように連なる行列に並び、ようやく店内に通されると、古い文庫本などが並ぶ本棚や古めかしい机、観葉植物があちこちに配置された非常に趣のある店内。と思いきや、片隅に似つかわしくないDJブースがあり、アンビエンスな音楽が漂っている。大阪の活発的な雰囲気とは対極の、ドープな空間だ。

 カレーが到着。
 いわゆるインスタ映えするようなスパイスカレーとは趣向がやや異なる、シンプルな盛り付けだが、ワンポイントのように盛られた付け合わせや彩りのバランスに、スパイスカレーの源流を感じる。
 チキンキーマとトマトカレーは、どちらもサラっとしたスープ状のカレーで、カルダモンの香りが鼻腔をくすぐる。派手さはないものの、肉や野菜の旨み、トマトの酸味などが複雑にまじりあい、スパイスがその旨みをしっかりと引き立たせている。ラムキーマも、羊肉のクセは極力抑えられていて、ちゃんと独特の肉の旨みが感じられる。美味しさに引っ張られてどんどん食べ進んでいくうちに、気づくとじわりと汗をかいているような、そんなカレーだ。


「SOMA (ソーマ)」(中津)
大阪府大阪市北区中津3-18-2
06-7503-8217
12:00~売り切れ次第終了
定休日:金曜日、日曜日
http://spicecurrysoma.blogspot.com/
★★★★
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【心斎橋】スパイスカリー「て」

2018年10月07日 | ┗ 大阪

 心斎橋のスパイスカリー「て」にて、フェンネルキーマ、スパイスブタドン、うめチキの3種あいがけ、1000円。

(詳細は後日)


スパイスカリー「て」(心斎橋、長堀橋、本町)
大阪府大阪市中央区南船場3-1-16 ラッキービル2F
11:30~15:30、18:30~21:00
定休日:不定休(詳細はSNSにて要確認)
http://spice-curry-te.com/
★★★
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【松屋町】定食堂「金剛石」

2018年10月06日 | ┗ 大阪

 難波界隈は、すっかりスパイスカレーの激戦区。強豪ひしめくこのエリアで、ひときわ異彩を放ちつつ、カレー雑誌でもグランプリを取るなど実力も折り紙付きのお店、定食堂「金剛石」にて、スリランカ蟹カリーのプレート、900円。
 お店はやや住宅街のエリアになるのだろうか、閑静なエリアに古民家風の佇まいがマッチしているが、そこに行列があるのが妙に浮いて見える。お店の中は、まるでお寿司屋さんと言われても信じてしまうような、L字形のカウンターのみ10席程度。
 こちらは「定食堂」と言うだけあり、メニューは週替わりで定食とカレーの2種類があり、どちらかを選ぶシステムになっている。定食のほうもなかなか魅力的だが、やはりここはカレーをオーダー。
 カレーも単品ではなく、数々の副菜がつくようになっていて、本日はレンズ豆のカレー、ジャガイモとゴボウのマスタードココナッツ煮、シーニサンボーラ(玉ねぎの甘辛煮)、キャベツのサンボーラの4種類。

 カレーが到着。
 スリランカを標榜するだけあって、サラっとしたカレーに蟹の豊潤な旨みが濃厚に出ている。たくさんの野菜が煮込まれているのだろう、繊維状になったカレーは、スパイスの主張はそこまで強くなく、あくまで素材を引き立てるものといった感じ。それでいて、非常に繊細で奥深いスパイスの風味を感じることができる。
 副菜もそれぞれレベルが高い。どれも甘みや辛味がはっきりしつつも、どこか優しい味で、なんとなく家庭的な雰囲気を感じる。
 スリランカスタイルで、全部混ぜてしまっても、それぞれの味が優しく調和して、繊細なスパイスが全体を包んでくれるようだ。
 これだけ高レベルのプレートが1000円しないでいただけるというコストパフォーマンスもすごい。これはぜひ通いたいお店だ。


定食堂「金剛石」(松屋町、谷町六丁目、長堀橋)
大阪府大阪市中央区瓦屋町1-8-25 ハイツ松屋町 1F
06-7174-2578
木~月:11:30~14:00(L.O.)、18:30~21:00(L.O.)
火曜日:11:30〜16:00(L.O.)
定休日:水曜日
https://twitter.com/currykenmiconos
★★★★
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【本町】bumblebee

2018年10月06日 | ┗ 大阪

 大阪は本町のbumblebeeにて、きゅうりと茄子とインゲンの野菜カリー(手前)、とりキーマ(右上)、鴨キーマ(左上)の三色カレー、1200円。
 大阪はスパイスカレーのブームが隆盛を誇っており、このお店もその流れを汲むような紹介をされることもあるようだが、ブームが訪れるずっと前からこのスタイルを貫いている。手作り感抜群の古めかしいお店の至るところにメニューが掲げられているが、どうやらとりキーマを中心に、マトンやラム、馬やヤギなどのジビエ系のキーマカレー、ラムレバーや鴨肉キーマなどといったラインナップがひときわ目をひく。野菜やシーフードなどのカレーもあるようで、カレーにより辛さも決まっている。

 店主が一人で対応しており、とても忙しそうだが、ほどなくしてカレーが到着。
 三色カレーと言いつつ、見た目はほとんど一色だが、果たしてお味はいかに。
 基本的にはカレーは繊維状でスパイスがガツンと効いているものの、チョイスしたカレーがそこまで辛さレベルが高くないこともあり、辛さという印象はそこまで強くない。クローブやコショウ系のそれぞれの刺激のエッジが立っている感じがする。
 野菜のカレーは、その中でも野菜の甘味がアクセントになっている。キュウリやナスなど、カレーの汁をほどよく含んでいて、コントラストが非常に特徴的で面白い。
 とりキーマや鴨キーマは、本領発揮という感じで、スパイスをとことん味わうスパイスカレー。
 個人的には、辛さレベルが高い山羊のカレーやマトンキーマなどを次は試してみたいところ。インスタ映えはしなさそうだけど、非常にレベルの高いカレーだ。


「バンブルビー(Bumblebee)」(本町、阿波座)
大阪府大阪市西区西本町1-14-2 住吉ビル1F
06-6534-0894
11:00~16:00
定休日:日曜日、月曜日
https://www.bumblebee2006.com/
★★★★
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【二条】じぷしーはうす二条

2018年10月05日 | 近畿


 京都は二条駅の近くにある「じぷしーはうす」にて、4種盛りのじぷしーかりー、1000円。
 二条駅からほど近く、いかにも京都らしい昔ながらの町屋が立ち並ぶような通りに掲げられたカレーの看板が目に留まる。ガラガラと木造の引き戸をひくと、これまたいかにもといった感じの古めかしい古民家に、スパイスの香りが漂っていた。

 定番と週替わりのカレーが数種類というメニュー構成。せっかくなので、定番も週替わりも一気に楽しめる4種盛りをオーダー。ほどなくしてカレーはやってきた。
 真ん中に鎮座したターメリックライスを囲うように、右上から、小松菜チーズ、九条ネギと京あげの和風カリー、豆と旬野菜のカレー、二条だしキーマの4種類。スパイスカレーのブームに呼応するように、パパドが刺さっていたり、副菜も添えられていたり、見た目にも美味しそうなカレープレートだ。
 二条だしのカレーや、九条ネギと京あげの和風カリーのように、和風の出汁の風味を効かせつつ、スパイスがそっと引き立て役に回るようなカレーがここの真骨頂なのだろう。非常に優しく、かつ独特のスパイス感がカレーとしての満足度も高めてくれている。小松菜や京あげなど、おばんざいのような具材のチョイスもまた独特で、京都っぽくもあり、和風のカレーとよく合っている。
 もちろん、二条だしキーマにはたっぷりのひき肉が入っていたり、小松菜チーズにはとろけるチーズがたっぷりかかっていたりと、あっさりだけではないのが面白いところ。ボリューム的にはほどほどで、ちょっと物足りなさを感じてしまったが、女性にも嬉しいサイズかもしれない。


「じぷしーはうす」(二条、大宮、西大路二条)
京都府京都市中京区西ノ京小倉町4-11
075-366-6713
11:30~14:30(L.O)
定休日:月、金、土、祝日
http://althema.com/gypsyhouse/
★★★★



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【品川】カレーハウスキラリ

2018年10月01日 | ┣ 東京 (都心・ベイエリア)

 今や巨大ターミナルとなった品川駅の港南口からすぐ近くにあるカレー屋さん「キラリ」にて、ポークカレー、700円。
 港南口から目と鼻の先にあるビルの2階にあるが、入り口を探し出すのに一苦労。しかし、近所のサラリーマン等には人気なのか、ランチタイムは背広姿の人たちでごった返していた。しかし、さすが回転率は高いようで、ほとんど待たずに店内に通された。
 券売機で食券を購入してカウンター席へ。ほどなくして、カレーがやってきた。ライスの上に大きな豚肉のブロックがトッピングされ、それに基本のカレーがかけられるというスタイルのようだ。
 カレーは万人向けといった感じのスタンドカレーで、辛さもそれほど強くはないが、テーブルの上にカレーホットが置いてあり、それで辛さを調整できる。豚肉は非常に柔らかく、スプーンで簡単に切り分けられるほどホロホロに煮込まれている。ボリューム感があって良い。
 立地も価格もちょうどよく、さっとカレーが食べられるのは嬉しい。


カレーハウス「キラリ」(品川)
東京都港区港南2-14-10 品川駅前港南ビル2F
03-5461-4113
11:00~21:00
定休日:土日祝日
★★☆
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