【新宿】なぜ蕎麦にラー油を入れるのか

　新宿は職安通り沿いにあるそば屋「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」にて、黒カレー肉そば、1000円。
　「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」という店名からして、普通の蕎麦は出さないだろうという雰囲気が漂うが、ざっとメニューに目を通すと、名物はラー油入りのつけそばとある他、汁そばにも「肉キムチぶっかけそば」「肉南蛮そば」「赤そば」といったパンチの効いていそうなメニューが並ぶ。果たしてどんな蕎麦なのかと期待しつつ、券売機に硬貨を落とそう。

　程なくして、カレーが到着。
　やや褐色がかった濃いめの色のカレーのつけ汁には、ラー油とホワイトソースが回しがけしてある。
　蕎麦には天かすとネギ、のり、煮卵がトッピングしてあり、なかなかのボリューム感。肉はおそらくカレーに入っているのであろう。
　冷たいそばを温かいカレー汁につけて啜る、つけ麺スタイルでいただいてゆく。肉の旨みが凝縮されたような、旨みたっぷりの濃いカレー汁は、蕎麦つゆらしく和風のテイストもあるが、欧風カレーのような濃厚さで美味。天かすや海苔がつゆに浮き、徐々に複雑な味わいとなってゆくのもまた良い。

「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」（西武新宿、新宿西口、新大久保）
東京都新宿区大久保1-3-22
03-6302-1178
11:00～16:00、17:30～22:00
定休日：なし
★★★

【本山】babooshka CURRY & CAFE

　名古屋は本山にある「babooshka CURRY ＆ CAFE」にて、ごぼうのキーマカレー、サラダとピクルス、ジャスミンティーがセットで1000円。
　本山の駅から歩くこと10分ほど、住宅地の真ん中、坂道の中ほどにある古民家のような建物が、そのお店だった。まるで友達の家に遊びに来たかのように、玄関の扉を開けると、これまた友達の家に来たときのように、居間であろう部屋に通される。しかしそこは、テーブルと椅子が並べられ、ここがカフェだということを思い出す。
　時間を外していたせいか、他のお客さんの姿はなく、ゆったりとしたBGMを聴きながら、なんだか時間を忘れてしまうような穏やかな雰囲気を味わっていると、カレーがやってきた。
　ごぼうの他、人参なども入った根菜のドライカレーは、スパイスと野菜の甘味のバランスがとても良く、おそらく油分も少な目で雑味もなく、ついスプーンが進む。
　食後のジャスミン茶を飲みながら、ゆっくりと流れる時間を味わうのもいいだろう。いわゆるオシャレカフェとは一味違う、不思議なアットホーム感のあるお店でした。


「babooshka CURRY & CAFE（バブーシュカカリーアンドカフェ）」（本山、東山公園）
愛知県名古屋市千種区鹿子町2-3-3
052-782-1185
11:30～20:00
定休日：火曜日、水曜日
http://babooshka329.jugem.jp/
★★★