太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

2012.11下旬から12月上旬

2012-12-06 | 研究室
 11月28日(水)、無事に卒業研究発表が終わった。2名の学生とも、りっぱに発表してくれた。質問に苦戦したこともあり、少し残念な思いも残っているようであるが、十分と思っている。通常ならすぐに卒論の作成であるが、今回は、床反力計の不具合もあり、力学データがどうしても欲しいため現在もデータ収集をしている。それと並行して卒論を書いているため学生はとても大変である。3年生のヘルプもあり、なんと進んでいるようだ。今週末が、卒論の1つの勝負時であり、私も本当は10㎞マラソンに出場予定であったが足の不具合(言い訳?)で欠場することにしたため、しっかり添削をするつもりだ。

 さて、11月末には、認知症に関する情報をいろいろと聞く機会があった。要約すると、1.認知症は現在300万人と言われているがもっと多い。2.今後、2名に1名は認知症になる。両親のどちらかは認知症になる、3.高血圧よりも糖尿病が認知症(特にアルツハイマー)と関連があり、中年期の糖尿病予防が重要、4.食事は、ご飯の量を減らして副菜(特に緑葉食野菜)を取るとよい、4.有酸素運動は有効、5.葉酸はサプリメントからでは効果がない、6.私の結論としては、高齢者は動物性たんぱく質も必要であり、どのような栄養の話を聞いても最後はバランスということになるので、食事はバランスとして、後は歩くこと。それをどのように歩くかである。専門が膝であるため、膝にやさしく脳に良く安全な歩行。今後の私の研究テーマの一つとなりそうである。

 本日、論文などに引用する図や文字などの範囲について悩んだ。結果的には、引用する図を掲載している出版社に確認するということであるが、比較的容易に引用しても良いような文面がエルゼビアから紹介されていた(エルゼビアのポリシー)。P7にこのようにあった。学術的なコメント、非営利目的の研究、教育目的のために引用する場合は、機関であれ研究者であれ、エルゼビアの許諾を求めることなく、以下を利用することができます。• 連続する100語未満のテキストの抜粋、あるいは合計300語以内のテキストの抜粋• 1つのジャーナル論文につき図表を2つまで、あるいはジャーナル1巻につき図表を5つまで。教えて頂いた千葉大のK先生ありがとうございます。また、K先生とのやり取りの中で私が知っていることをお知らせしたところ感謝されたのでここに記載する。person-first languageもしくはpeople-first languageという表現。人を対象とした論文ではそのような表記を求められることがある。英語表記の話であるがknee OA patientsではなく、patients with knee OAなど人を先に書く。参考までに。

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