Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

新しいプログラムの立ち上げ

2007-07-08 19:54:56 | 音楽療法
療育プログラムの一環として、障がい児の音楽療法を立ち上げることになった。これまでも、子ども発達相談室、療育センター、心身障害者学級(地域によっては特殊学級)、自主グループなどに関わってきたが、今回は将来を見据えた大きなプロジェクト。こういう新しい企画は身を乗り出すほどワクワクするし、話をしているうちに次々とアイディアが浮かぶ。もともとこの話のきっかけは友人からの相談、そしてわずか10日間でプログラム化したほどの勢い。担当スタッフとは初対面とは思えないほど意気投合、「やりましょう!」  スピード感と感性が似ているから、本当に話が早い。

対象は、障がいがある幼稚園~中学生までの子どもたちを考えているが、希望があれば未就園児や高校生の受け入れも可能。養護学級の子どもたち、普通学級と養護学級の中間にいる子どもたち、また最近は普通学級にも2人の割合で心やコミュニケーションに障がいがあると言われている子どもたちがいる。何をもって障がいというのかはむずかしいところだが、音楽が手段となって、コミュニケーション能力や機能向上の手助けになれば、と願っている。<楽しみながら療育>がキャッチフレーズ。

計画を進める上でいちばん大事なことは、指導者として専門職(その道のプロ)の介入。音楽療法だけではなくサッカーや絵画、キャンプにも展開していきたいと関係者は意気込んでいる。幸い多くの協力者を得ることができたので、きっと実りを得るに違いないと私は確信している。今日も打ち合わせをしていたが、療育プログラムに関連して、講演会、講座、勉強会、コンサートなどのアイディアも話題にのぼり、実現すべく皆が前向きに走っていることが実感できた。大好き、こういう企画への参加、とにかく面白そう!