Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

コンサートへ

2007-07-17 23:40:50 | 音楽
今夜は<ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団>のコンサートにでかけた。指揮:パーヴォ・ヤルヴィ(名前だけ聞くとフィンランド人だが、生まれは対岸のエストニア)でプログラムはオールベートーヴェン。前半はPコン(ピアノ協奏曲)2番と交響曲8番、後半はPコン5番「皇帝」でピアノ:仲道郁代。とにかく素晴らしかった。Pコンは「皇帝」か「チャイコ(フスキー)1番」のどちらかという私、今夜の「皇帝」に感動! こんなに「皇帝」をひきこなせる日本人女性ピアニストはそう多くはないと思った。歌があり、音楽があり、情景があり、キレがあり、もちろんテクニックも・・・。

オケもいい。フル編成のオケを思わせるほどの音楽性、それを引っ張るパーヴォ・ヤルヴィの実力。デザートのアンコールがまた格別のお味。ピアノは「愛の挨拶」。そしてオケはシベリウスの「悲しきワルツ」、ウーン最高、ppの音色が透き通っていて美しい。聴きなれている素朴なフィンランドの音よりもう少し彩りがあったが、これもシベリウス。ベートーヴェンと思っていた今夜は、ついでにシベリウスのお得なメニューだった!