須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

生きるって・・・

2014年12月02日 | 須永博士の人生

今朝の須永博士との電話での会話です。

「生きるってなんなんだろうね。」

この歳になって、これまでたくさんの人と出逢って詩を書かせてもらってきたけれど、多くの悩む人から聞いた言葉が「大切な人に心配かけちゃいけない」と、自分の心に抱えている悩みや苦しみを誰にも話せずにいる人がいる。

通りすがりに出逢った須永博士に心の内を話し、心の叫びが「詩」という目に見える文字となって現れることで、本当の自分の心に気付き、勇気をだして一歩が出せた人もいる。

今この瞬間も、誰にも言えない事と闘い、がんばっている人がいて、でも、もうがんばれないという人もいて・・・

“「生きる」ってことの意味は、その人にしか分からないものがあるんだよね。

つらいことや、挫折や、失敗があった時、どうそれをバネにしてゆけるか、明るいことや元気が出ることや、自分の好きなことに出逢って気持ちを切り替えてもう一度挑戦しようと思えるか

目の前が真っ暗闇のトンネルに入ってしまったような気持ちになる時もあるけれど、その先に晴れ渡った外の世界があると思って、ゆっくりでもいいから前に進めるか

まわりに、1人でもいいから、心から話せる人がいるといい

自分はひとりじゃないと思えてくれたらいい”

そんなことを話していました。須永博士自身も、21歳の時に自ら命を終わりにしようとした経験があり、「自分はひとりぼっちだ」と、誰も自分を分かってくれる人がいないと絶望したその時に気付いたことが

「助けてくれるのは“自分”

自分の事を分かってくれるのも“自分”

“自分の力で、この弱い自分を絶対に強い人間に作ってみせる”」

ということだそうです。

このことが無ければ、今の須永博士は存在していなかったかもしれない。

それから、72歳になった現在も、自分に言い聞かせ、励まし、挑んでいることが

「自分でやれ」

という事だそうです。もちろん、自分ひとりでは生きてゆけないことも分かった上で、その中で決断するのは自分、実行するのも自分、という自分との闘いを続けているという意味です。

先日お伺いした大阪の西成高校の皆さんに書いた詩にも、青春の今を生きる皆さんに、須永博士が魂込めて詩を書きました。

「やれないことを

やるためには

努力もいる

我慢もいる

辛抱もいる

それをやりながら

少しずつ少しずつ

自分の夢に

願望に近づいてゆく

やりとげてゆく

西成高校のあなた

ゆっくりでいい

一歩一歩でいい

やれなくてもいい

しかし自分を幸せにするために

生きている今を

そしていのちを大切にして

人生に挑戦して下さい

あなたなら

やれます

須永博士 旅の詩人

2014年11月20日

大阪府立西成高等学校生徒のあなたへ」

そしてもう一枚

「挫折せよ

失敗せよ

絶望せよ

人間そこから這いあがってゆけ

最強の人間になれ」


先日の、西成高校さんでの講演会の様子を、少しづつ文章を足しています。

大阪府立西成高校さんでの講演会

皆様の人生が、すばらしいものになりますよう、この場所から応援しています。
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