須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

明日から7月

2022年06月30日 | スタッフより

 

早いもので、もう2022年も折り返し地点!

後半の6ヶ月が始まりますね。

やっとやっと、少しづつコロナの感染拡大や、その感染予防の様々な規制が緩和されてきて動くのも働くのも、出かけるのもまだまだ注意しながらではありますができるようになってきている感じはしています。

 

須永博士美術館も、ここ数年熊本地震や大雨の災害もあり、なんとかなんとかここを継続するためにあちこち補修をしながら維持しているところですが、何かあるたびに片付けしたり作品の整理をしたりしていて、お客様が来られた時には心を癒してもらいたいと思っています。

 

須永博士も、東京にいますが元気です。

2022年下半期も心も身体も元気に過ごしましょうね!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

77年目の慰霊の日

2022年06月23日 | スタッフより

今日6月23日は「慰霊の日」

77年前の1945年6月23日 太平洋戦争における組織的戦闘が終了したとされる日に、犠牲となった方々への慰霊と平和への祈りをささげる沖縄全戦没者追悼式が行われます。

今の日本があるのも、当時犠牲になってしまった方々や、生き残って戦後を乗り越え、踏ん張って生きてきた方々がいるからこそ。

沖縄だけでなく、日本全体で、国内唯一の地上戦が行われた沖縄の方々への想いに心を向けて今も抱える沖縄の問題にも目を向けてゆかなければ・・・

 

先日、沖縄の方からこの動画を教えてもらいました。

 

 

仲村颯悟君が映像担当しています。

 

須永博士もこれまで何度も沖縄へ行かせていただき、そのたびに沖縄の方々からいろいろな話を聞いたりしてきました。

 

その中で2009年に沖縄の普天間小学校さんに講演に行った時


「生きていました。

生きていられました。

愛する

この沖縄で

愛する家族と

愛する先生と

愛する友と

愛する祖父母と

みんなで心ひとつにして

楽しく嬉しく優しく

生きていました。

しかし60数年前

突然 戦争という

戦いがおそってきました。

大切な命が

うばわれました。

沢山の子供たちが

この世から去っていきました。

もう戦争は

いやです。

あの日 罪もなく

去っていった人たちのためにも

平和な沖縄でいてほしいです。

心からねがいます。

いのちある今

幸せでいてください。

一生懸命

自分の道を生きて

あなた

自分の夢をつくってください。

お願いします。」

須永博士 旅の詩人

2009年 2月14日

沖縄にて

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

須永博士作品館のおばぴー

2022年06月22日 | スタッフより

1993年7月~2009年12月までの約16年間、須永博士作品館を守り、多くの方々に須永博士の作品同様愛された「おばぴー」こと大塚フミ子さんが先日、6月17日に天国へと旅立たれました。

81年の人生、フミ子さんの深い愛と明るい笑顔でどれだけ多くの方が救われたでしょう・・・

わたしもその一人です。

「小国の宝」と、小国町のすべての子供たちに愛情を注いでいたフミ子さん、子供たちだけでなく、本当に誰にでも同じように親身になって話を聞いてくれたりアドバイスをしてくれたり・・・

本当に、フミ子さんこそが「小国の宝」だったと思います。

どうぞ、安らかにお休みください。そして、天国からみんなのことを見守っていてください

 

↑作品館の場所を探していた1992年、大塚さんのご自宅裏にある蔵を「須永博士作品館」にする計画が起き、補修改造して1993年7月にオープンしました。

フミ子さんが主に須永博士作品館にいて下さるようになったのは1998年ごろからで、ただ須永博士の作品を見るだけでなく、フミ子さんに会いに来る方々も本当にたくさんいました。

作品に囲まれ、大きなケヤキの木と水源があり、そしてフミ子さんと話し、心から癒される場所でした。

毎年7月にはここでサイン会もしていました。

 

ほぼ無休で須永博士作品館を管理してくださっていましたが、「少しゆっくりしたい」と、2009年12月に閉館し、そのあとは蔵を民泊できる宿にして、また別の形で人との出逢いを続けていました。

 

 

たまに須永博士美術館に遊びに来てくださったり

 

わたしも会いに行ったり

↑当時中学生だった娘と。

 

フミ子さんはいつでも、そしていつまでも元気いっぱいでみんなを明るく照らしてくれる存在だから、まだまだ会いに行けると思っていました。

突然の訃報に、まだ信じられない気持ちもしますが、きっとフミ子さんのことだから、姿は見えなくてもどこからそっと微笑んでくれていると思います。

本当に、これまでありがとうございました。

 

フミ子さんリクエストで制作した、フミ子さんが大好きな詩

「素直」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一歩前へ

2022年06月01日 | スタッフより

今日から6月!

ゴールデンウィークから1か月、もうそんなに経ったんですね。

4月の新学期、新年度がスタートして2カ月、新たな環境に立った皆様、慣れてきた頃でしょうか、まだまだこれからというところでしょうか、

心と身体を大切に、今月も一歩一歩、一日一日を歩んでゆきたいですね。

 

須永博士美術館もマイペースに過ごしております。

毎年ゴールデンウィークは須永博士サイン会を開催してきましたが、2020年、2021年に続き今年2022年のゴールデンウィークも開催を見送りました。

 

須永博士は、とても元気で、小国にも来たいと今も東京できっと「早くいきたい!」と思っていることと思います。

ほぼ毎日のように電話かFAXでのやり取りはしています。

いろんな会話の中から、須永博士の80年の人生、そしてこれからの人生への向き合い方が「一人の人間の生き方」として、学ぶことが多いなぁと思います。

 

2022年6月の詩に選んだ作品

 

 

「負けても

まけやしない

くじけても

くじけやしない

だめになっても

あきらめない

わたしの人生

じっと耐えて

立ち上がる

にっこり笑って

一歩前へ」

 

つい先日ですが、須永博士が話していたことを思い出しました。

須永博士が最近、ず~っと考えていることがあるそうで、それは

 

「自分が、つまんないなぁ~と思うとき・・・

それは、自分にマイナスの部分が無いとき、人生がつまんないなぁと思うんだよね。

なにか失敗したとき、うまくいかないとき、悔しいことがあったとき、そういうときのほうが燃える

次はどうしたら成功するだろう、うまくいくだろうと考える。」

 

と。よく以前から「自分が旅をするとき、そして詩を書くときに一番力になるのは 【ハングリー精神】なんだ」と話していました。

それと共通するような思いなんでしょうか・・・

だから、あえて自らそういう状況にするために、冬の一番寒いときに北海道へ行って寒さの中で凍えながら詩を書いたり、

人生の中で思いがけないような困難に出逢ったときや、失敗をしてしまったときに、真剣にそのことを自分で受け止めて心の叫びをスケッチブックに書き留めてきました。

その経験から、旅で出逢ってきた人のために、瞬間的に詩を書き、その人の背中をときにそっと、ときに強く、詩=言葉の力で励ましてきたんですね。

電話での話の続きです。

 「人は、みんな、一人一人の心の中にダイヤモンドを持っている。

そのダイヤモンド、キラッと光るものを輝かせるかそのままにするか

それは、出逢いなんだよね。出会いの中で、ちょっとした会話の中で、その人が這いあがってゆく

一瞬の、一石の、一言の出逢いで そのダイヤモンドが自分の心の中でキラッと小さな光から大きな光となって輝くんだ。

人と向き合ったときに、そのキラッとしたものを感じた時、言葉がこみあげてくる。

詩を作ろうと思って書いているんじゃなくて、湧き上がってきたその人の心を書き留めているだけ。

その人が、そこから積み木のように積み重ねたことが、形になるってことなんじゃないかな。」

と。

 

2022年6月も、皆様にすてきな日々が訪れますように・・・

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする