娘がつぶやいた・・・
「あぁ、自分が嫌だ」
と。
なにが?どういう自分が嫌なの?
と聞くと、いろいろ言ってました。中学3年生。多感な時期ですね。
自分という人間を作ってゆく大切な時期、それだけにいろいろなことに悩み、苦しさも感じ、その中でもみんなの前では明るくふるまう自分
昨日の合唱コンクールで娘のクラスが歌った「あなたへ」という合唱曲の歌詞にこういう部分があります。
「いろんなことがあって
自分を嫌いになった
なぜ僕だけがこんな目に逢うと
他人をうらんだりもしたさ
荒んだ心に刺さったのは
意外な奴の言葉だった
も一度 も一度
あの空を飛べるかもしれないと思った」
この歌詞の部分に、「同じような経験をしたことがある」と感じた子もいたようです。
私も、こんなこと、あったなぁ・・・
ほんと、人に助けてもらってばかりの自分だから、「荒む」まではいかなかったけど今自分がこうしていられるのも人生の中での経験と支えてもってきた人のおかげと、心から思います。
さっき、須永博士にファックスしました。
「自分を好きになる」って、どうやったらできると思いますか?
と。
ファックスで返事が来るかなぁと思っていたら電話がかかってきました。
詩を書くペンを買いに、新宿の画材屋さんへひとりで行って、帰ってきたところだったそうです。
「これ」という自分のペンは、こだわりがあり、それを自分でお店まで行って自分で買う。
これは徹底して今もしている須永博士です。
ペンだけでなく、インク、紙もそうです。
それで・・・
「今帰ってきたところにファックスが来ていて、つい笑ったよ。
さぁ、詩を書くぞ~と準備しようと思ったところでね。
「自分を好きになる」
そうだね、これまでたくさん、
「自分が嫌いなんです。」
という人に会ってきたなぁ。
“母に優しくできないんです”
“自分を好きになれないんです”
などとね・・・
自分も21歳のころ、だらしない、気力もない自分が嫌だった。
今でもそういう自分がいるけどね。でも、今は自分を嫌いじゃないよ。
そういう部分もあるけれど、詩人という自分の好きな道をみつけて自分の生き方をしているから
リュックにも、重い荷物を入れたらもう担げない。
だから出来るだけリュックの中身は軽くして動ける範囲で動こうと決めている。
自分の生きたかをしっかりと持つことだね。
やることが思うようにならない
でなくて、やれること、やれないことをきちっとしておく
そうしないと、自分を追い詰めてしまうからね。
そして、自分が守るものを守ること
ちょうど、今朝読んでいた新聞にこんなことが書いてあったよ。
「今、努力を放棄して 周りの力を借りて、自分のしあわせをつかもうとする人が増えている。」と。
それではなくて、
自分で努力して、やることを蓄積してゆかないと、自分というものを信頼できないんだと思う
自分に信頼、信念を持つ生き方をしっかり持っていないと、自分を嫌いになったり自分から逃避したりしてしまう
また、人の考え方と自分が違うと思って悩む時は、
「相手の人の考えもある」ということ
長い間の状況からそうなっている人を一瞬で変えるのは難しい
本当は白でも、相手は黄色と思っている人に、白だといっても、白にはならない
人として大切なことは、「人を思いやることができる人間」
自分にいけないところがあったら、自分で気づいて治すか、人に言われた時に素直に反省する心がある人
反省する心、素直な心を持つことで、次の良いことへのチャレンジができると思うんだよね。
自分もそう心がけてきた。
さぁ、ラウンドペンはこれだなというものをそろえて、よ~いスタート!と決めて自分で始めるところです。
「自分を好きになる」には、まず今やるべきことに一生懸命取り組んでゆく、その蓄積をしてゆくことかな。」
との話でした。(聞き漏れの無いように、必死にペンをとってメモしたものです。)
今、2018年カレンダーの到着を待っているところなのですが、来年のカレンダーに入れた詩には、上に書いた須永博士の話に通じる詩がいくつもあります。
内容を楽しみにしている人も多くいますので、紹介は控えますが・・・
一つだけ
4月に入れた詩です。
「さぁ あなたのすばらしい人生の第一歩です
どこまで力をだしきれるか
どこまで夢を追求できるか
どこまで負けないで生きてゆけるかです
いまあなたが 自分をみつめ
やるべきことをやってゆけば
必ず すばらしい人生がつかめます
自分発揮です
あなたのやる気 元気 本気をだしきってください」