須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

須永博士とは・・・

2016年01月01日 | 須永博士の人生
須永博士 現在 74歳。
日本各地、世界各地を旅をしながら、出逢った人に詩を書き、勇気や希望、生きる力を与えています。
須永自身、生きる希望の持てない時期がありました。
それまで、「自分はダメだ」「何の役にもたたない人間だ」と思いながらも、なまぬるい中で、本気で生きることもせず、ただ惰性で生きていました。
高校卒業後、就職した会社で、生きてきた中で初めて、友達以外の人に会いました。みんな一生懸命に働いている。一生懸命に生きている。
それまで、あたたかい温泉にでも入っていたかの人生から、氷水を頭からかけられたような衝撃があるほどだった。
人生経験も足りず、仕事も上手くいかず、周りからも「お前はだめだなぁ」と言われ続ける日々。
ひとりっこだったので、相談する兄弟もいない。つらい、さみしい、ひとりぼっちの状態が続き、
これからどうしようと悩んでも、なにかを求めても、だれも助言をくれない。だれも助けてくれない。
絵を描くことは好きだったけど、「お前、そんなので世の中生きていかれるか」と親、親戚からも言われ・・・
生きていても意味がない。何もできない。と、絶望のどん底で、いのちを絶とうと、雨の鎌倉へいき、鏡に映るびしょぬれの醜い自分の姿をみて、
「俺の人生、何にもなかったな。だれも助けてくれなかったな・・・。」
とつぶやいた瞬間、心の底から湧き出てきた言葉があった。

「誰も助けてくれないぞ 助けてくれるとしたら、“自分自身”だ」

そうか、今まで、誰かに頼って生きてきた、だれか助けてくれないかな、誰かがなんとかしてくれないかな・・と。
よし、今から自分の手で、この弱い自分を、絶対 強い人間にしてみせる
そこから、自分への挑戦 人生の挑戦への旅が始まりました。
夢ができました。「日本一の絵描きになろう」「日本一の詩人になろう」と心に決めました。
自分のように、ひとりぼっちでさみしい思いをしているひとに、優しい気持ちで接していこう。絶対に、「なりたい自分」になる。と、旅をはじめました。
旅をすると、たくさんの人と出逢い、自分よりももっともっと苦しい状況の中で歯をくいしばりがんばって生きている人に数多く出逢いました。
旅の経験や、すばらしい出逢いが作品の源となり、須永自身の生きる力にもなっています。
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1 コメント

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ありがとうございました ()
2020-08-15 17:05:28
須永様 1978年のクリスマスイブに横浜駅でお会いしました。当時まだ10歳の私は離婚したばかりで自殺を考えた母と2つ年上の姉と、最後のクリスマスを過ごす為に横浜駅でご飯を食べに行ったのでしょう・・・当時の私は何も事情が分かっていませんでしたが、そこで須永先生の絵と詩が母の心を癒したのか、3人で頑張ろうと決心させたようです。その時に私宛に書いてくれた詩を今も帰ってすぐ目につく場所に飾っています。もう40年以上前の話ですがいつかお礼を伝えたいと思ってました。先生が「すてきな人になってください」と書いていただいた言葉に背中を押してもらい頑張ってきました。これからも頑張ります。世の中大変な状況ですが皆さまお体に気を付けてお過ごしください。いつか、そちらに遊びに行きますね。
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