須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

東京写真専門学校へ

2008年03月31日 | 須永博士の人生
セツ・モードセミナーで絵の勉強をした須永博士は、今度は、写真の専門学校へ行く決意をします。
高校卒業のときに3校も受験し、失敗したのにもう一度挑戦した訳は・・・。

【22】写真を学ぶ

「自分は詩人になる。」という夢を描き、その詩にイラストを加えたものを作品として完成させたい。それに、写真もきっと、必要になる。
心配かけ、苦労させた母の手伝いもしていきたい。
そうだ、まずは母が今、細々とやっている写真屋を、本気でやろう。
だけどやっぱり、基礎は学ばなければいけないんだ。

高校3年生のときは、ただ何となく勉強して、何となく受験して、うまくいかなかったけれど、今度は本気で受験しよう。

23歳のときです。本気で勉強しました。

そうして、合格しました。学費は、母が何とかしてくれました。
必死で働き、必死で払っていてくれていたのだと思います。

1年間、本気で、真剣に学びました。

【23】母と写真屋を営む

写真専門学校で、写真の基礎も学び、今まで迷惑かけっぱなしだった母に、少しでも楽をさせようと、写真屋を手伝い始めました。

母と子、写真屋で食べていかなければと、真剣に考えました。
絵の学校、写真の学校の費用を出してもらったし、身体の弱い母に、少しでも役に立つ息子になりたいと思いました。

まず、写真屋の看板を作りました。
カメラの絵を描き、「DPE」と、写真屋と分かるような看板を掲げました。
自分の撮影した写真や、絵を飾り、写真の現像をしたり、お客さんとの応対をしたり、自分なりに一生懸命やりました。

七五三の季節には、近くの神社で写真撮影をしたり、成人式、結婚式、お正月の記念写真などを撮影したり、また、町内旅行へカメラマンとして一緒に行った事もありました。
免許証の写真撮影も結構依頼があり、撮影から現像、その日のうちに渡す・・・。という仕事も多かったです。
やはり、写真の学校へ行ってよかったです。
学べるときに、学んでおくといつか役に立つことってあるなあと、今も思います。


・・・・
詩人になる夢は持ち続けながらも、今やるべき事・・写真屋を営むことに一生懸命だった須永博士です。
店内に自分の撮った写真や、絵を飾り、近所のおじさんに
「兄ちゃんがこれ描いたのか。これはいいぞ。がんばれよ。偉くなれよ。」
なんて言われたこともあったそうです。
明日は、今回のシリーズ(?)最終回です。
気付けば明日はもう、4月ですね。
新しい季節が始まるときに、須永博士から今を生きる人たちへのメッセージも書かれてありました。
どうぞ、お待ちください・・・。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本気 (muro)
2008-03-31 20:26:50
須永先生は 23歳のときにすでに「本気を出せばなんでもやれる」ということを実践されていたんですね。

また、「学べるときに 学んでおく」とか、「今やるべき事・・・」なんていう言葉も 現在の須永先生の日常に表れているような気がします。

明日はいよいよ最終回ですか。

桜も咲き始め 新しい季節・新しい年度が始まります。
職場では 人事異動で新しい人が訪れ
マスメディアも新番組・新紙面で刷新を図っています

新しい出逢いの季節到来です。
新しいものは いろんな意味で 刺激を与えてくれます。
つぼみが花開くように
新緑が萌えだすように
あなたも やわらかく 人生を歩んでみませんか。

なんにも変わらない・・・とぼやいてるあなた
周りが変わらなければ 自分が変わればいいんです。

いつも通る道を 一つ手前で曲がってみましょう。
いつも右足から歩き始める人は、左足を先に出してみましょう。

そんな単純なことでいいんです。
先ず行動を起こすことで、ものの見方・考え方が変わってきます。

たとえ全力を出し切るにしても、ほんのわずか(1パーセントにも満たないかもしれないけど)の理性を失わず 周囲を見ることができる・・・そういった「心のゆとり」があるといいですね。

熊本の桜も もうすぐ満開を迎えます
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