鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

環境教育ワークショップ

2018年10月14日 | 議会活動

平成30年10月14日(日)

 

 ボーイスカウト富士4団による、環境教育ワークショップが開催され、久しぶりに講師として参加してきました。朝方は小雨も降り、講座だけで済ますことになりそうだと思いましたが、11時頃には雨も止み、子どもたちにとっては屋内の講座よりも屋外でのワークショップが楽しみなので、ホットしました。

(今日撮影した、富士市東部、赤ドブ釣り池付近の桜の花。)


(浮島ヶ原自然公園でワークショップに参加するボーイスカウトの皆さん)

 

 これまでも、このような講師依頼は年間数回あって、所属するNPOや市民団体の仲間たちと行っていますが、単独で講師となるのは年1回くらいになりました。対象者は子どもから大人まで、学校や企業、一般市民向けなど、多方面にわたります。

 環境教育といっても、森林環境教育や自然観察、地球温暖化防止などで、私自身は25年ほど前から関わってきました。

 

 今日のテーマは「特定外来生物って何?」で、本来はそこにいないはずの生物が住み着き、強い繁殖力によって周辺の自然に大きな影響を与えていることが大きな問題になっています。最近ではヒアリやセアカゴケグモなど、人に直接被害を加える生物が現れ、新聞等にも取り上げられるようになりました。

 外部からの侵入した生物は単なる「外来生物」ですが、環境に大きな影響を与える恐れがある生物を「特定外来生物」と定義し、対策を講じなければなりませんが、まだまだ一般に知られているようには思えず、こうしている間にも増え続けています。

 

 私は先日開催された県議会9月定例会の一般質問項目に取り上げるつもりでしたが、今回は見送りました。県の取り組み状況は、立派な写真付きのリストとともに特定外来生物への対処方法などを記したパンフレットを作成しているものの、県民が積極的に参加して駆除を行うまでには至らず、歯がゆい気持ちでいました。

 

 ボーイスカウトは野外での活動が多く、自然の中で行われることが多いことと、少し内容が難しいとはいえ、子どもの時から環境に関する幅広い知識を習得することが大切であることから、今回のテーマは自然そのものを正しく理解するとともに、社会問題の解決に参加するよい機会となることを期待して、取り組んだものです。

 

 事前の調査や資料作成、進行手順など、実施までの準備が大変でしたが、なんとか当日を迎え、終わることができました。

 

 ワークショップでは、富士市が設置した「浮島ヶ原自然公園」とその周辺で行い、自然を保全する聖域のようなところにも、外来生物がはびこり、特定外来生物も見られる現状と、その原因に人間が関与していることに、新たな認識を持っていただいたと思います。

 

 午後には青空も広がり、富士山は見えませんでしたが、富士市東部地区の自然と田園、新幹線などの風景を満喫しながら、何よりも子どもたちの元気に触発され、私自身が久しぶりの活力を得たように感じました。

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