鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

がんと闘う子どもを支援する市民団体

2024年05月06日 | 議会活動
令和6年5月6日(月)

 昨日はこどもの日でした。我が家でも、久しぶりに遠方に住む孫が帰省し、元気な姿を見せてくれました。たまにしか会うことができず、その成長ぶりには感激します。

 さて、健康ほど大切なものはないと考えますが、病気と闘っている人は少なくありません。特に、子ども達が長きにわたって病を患い、闘病生活を送っている現実にも目を向けることが必要です。

 小児がんの子ども達を支援するライオンズクラブの活動について知る機会がありました。国際的に活動するこの団体は設立100周年を迎え、その中の重点的な取組として、小児がんを患う子どもとその家族のニーズに応える支援活動を展開しています。
 日本国内では、小児がんなどの病気や事故などで髪を失った子どもに、医療用ウィッグ(かつら)を贈るための「ヘアードネーション」や、小児がん支援の寄付を集めるアメリカ発祥の「レモネードスタンド」などに取り組んでいます。

 小児がんは15歳未満の子どもに見られるがんの総称で、主なものは白血病や脳腫瘍、リンパ腫、神経芽腫などがあります。日本では年間2,000人から2,500人の子どもが小児がんと診断され、かつては不治の病と言われたこともあるそうですが、この数十年の目覚ましい医療の進歩で、7~8割は治るようになりました。
 しかし、治療を終えて日常生活に戻った後も、様々な困難を抱えながら生活するケースも少なくないといます。患者とその家族には大きな負担がのしかかり、闘病生活や自立には、身近な人々のサポートとともに社会全体の理解や支援が必要です。

 15歳を過ぎ30歳代に発生する「AYA(思春期と若年成人を合わせた意味)世代のがん」は、日本では年間に約2万人が発祥すると言われています。この世代は、親からの自立や生活の中心が家庭や学校から社会活動に移行する時期で、がん診断によって心身に様々な影響を及ぼすこともあると言われています。

 私たちができる支援活動の事例では、支援する側も何をして良いかわからないことも多く、本人や家族も何を伝えれば良いかわからないことも多いので、例えば入院中に家を留守にしたときの手助けなどがあれば、どんなに小さなことでも支援につながると言います。
 また、地域に小児がんなどを支援する関連団体などがあれば、そこに協力するなども例としてあげていました。

 全ての子どもが健やかに育って欲しいと願っていますが、必ずしもそのようにはなりません。周囲に、もし大きな病やケガなどを煩っている子どもや家族がいたら、そっと寄り添い、支えていくことが大切と考えています。
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