GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

ウッドアップル初体験

2013-12-11 21:53:43 | 農業・食品

キエンスヴァイの畑に行く途中で立ち寄った店でウッドアップルを貰いました。何度となく道路沿いに並べて売られているのを見た果物です。しかしどうも美味しそうには見えません。名前が示すように外の皮は木のように固いのです。生っている姿も目にはしていましたが。「ほら、良い香りでしょ」と言われて匂いを嗅ぐと確かに美味しそうな香りではありました。名を聞くとクメール語では「クワット」と聞こえる発音。

庭で採れた無農薬の果物だと言われ、袋にまで入れてくれたので断るわけにも行きません。きょうはリュクも背負わずにバイクに乗ってたので、ポリ袋をハンドルにぶら下げて走ることに。揺れる度にガソリンタンクをコンコンと叩いてました。ベトナムとプノンペンでの買い出しで既に荷物は満杯というより溢れ出た状態。果物一個とは言えモンドルキリまで持ち帰るのも気にはなれず、夕食前に食べることにしました。果物ナイフで切ろうとすると文字通り刃が立ちません。

力を入れればナイフが折れるか滑って自分の手を切ってしまうかは必至。バッグを開けベトナムで買ったばかりの出刃包丁を取り出して枝が付いていたやや柔らかそうな所に突き刺してみました。それでも切るというのは無理なので包丁を差したまま床に叩き付けて、どうにか割ることができました。

   

中身はど何処となく味噌を連想させる色で、「これ本当に食えるのか」?と言い出す日本人も居そうな感じ。熟してないのは甘くないとの話でしたが、十分に熟してました。思いの他濃厚な味で間違いなくフルーツ。種が多く固いので口から吐き出すのが面倒ではありましたが、このソフトボールほどの大きさだと一人で全部食べるのに飽きてしまいました。それでも腹にもたれるものでもないので完食。熟したものはジャックフルーツみたいに何処か発酵した感じがありました。割り方を教わって、また食べてみたい果物です。    



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