GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

水が引いたキエンスヴァイの畑

2013-12-11 20:31:40 | 農業・食品

バイクの登録カード受け取りが延びたお蔭で余分な一日を過ごすことができました。一昨日バスの窓から眺めたキエンスヴァイの畑に午前中、行って来ました。2か月前に訪れた時はまだメコン河から水路へと激しく流れていた水が、今は水門も閉じられて水面は2m近くも低くなっていました。

国道1号で畑に向かう途中、顔見知りの店に立ち寄って1,500リエルのミルクコーヒーを飲みました。昨年初めて立ち寄った時に壁のホアイトボードに日本語が書かれていて驚きました。千葉県に野菜加工の仕事で数年過ごして帰って来たばかりだと言ってました。それから何度も寄らせて貰っていますが、今一つ意思疎通は難しいものがあります。最近はこの近所でも果物や野菜に農薬を使うようになったとのことで、彼女が言うには、農薬を使ったものを食べると病気になるので近所の人から貰っても食べないで捨ててしまうのだとか。自分の家では農薬を使わない野菜を作っているそうです。

ここではモンドルキリと違って風は殆どなく、土埃も立っていませんでした。この周辺の畑や田んぼを訪れるようになってからちょうど1年が経ちます。昨年のこの時期と比べ今年はメコン河の水位が高かったせいか水の引いた後の土地は凹凸が激しくなっている場所がありました。

    

去年は平坦で車も通っていた道を進むと今年はバイク一台がやっと通れるかどうかのデコボコ道になっていて、民家には見覚えがあるものの両足を着きながらでないと怖くて走れないような状態でした。この道を行けばかなり奥まで進めるのですが、Uターンできる場所があったので引き返すことにしました。昨日キャブレターの清掃をしてからややエンスト気味のバイクだし。

    

国道まで戻り、通い慣れた水路沿いの道に折れました。魚を獲る人の姿が多く、メコン河から運ばれた大小の魚がバケツの中にありました。一年前、この場所でルリノドハチクイやヒメヤマセミの姿を見たのがバードウォッチングを始める切欠になりました。夕方になるとインドブッポウソウが来て止るバナナの畑はそのままの姿でした。しかし水路沿いの木々は様変わりしていて、何時も2匹のヒメヤマセミが来ていた枝は姿を消してしまいました。それでも眺めていると水路の向こう側の畑にハチクイや他の鳥の姿が見えます。カメラや双眼鏡をモンドルキリに置いて来たのを少々悔やみました。

帰り際、顔見知りになった子供たちとすれ違い、嬉しそうに手を振られ、嬉しかった半面「何で学校行かないんだよ・・・」との思いも付きまといます。



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