GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

二国間国境ゲート

2011-10-09 01:39:50 | 交通

プノンペンからベトナムに入るのにはバサック河沿いに21号線を下るのが一番短い距離で80kmほどしかありません。先週はメコン河沿いに下って道路冠水のため途中で引き返さざると得ず、きょうもまだ水位は依然として高いようなので、バサック川を下ってみました。

プノンペンのノロドム通りをそのまま真っ直ぐ南下するだけの地図を持つ必要もない道のようですが、カンダール州の州都タクマウの街に入るときに一方通行になるため下手をするとタケオ方向に進んでしまいます。その分岐点がわからず、とにかく川沿いを走ることにしました。

川沿いには縫製工場が2つほどあり、ちょうど11時がシフト替えの時間なのか、道は女工さん達で溢れ返っていました。何所かベトナムの女性労働者の姿とは雰囲気が違います。着ている服の色彩とか形とか。プノンペンの街中の女性たちはサイゴン同様みなさんお洒落なのですが。



バサック川もまた水位は高く氾濫して川幅を広げていました。それでも道路の冠水はありませんでした。21号線は舗装されていますが、国道1号と比べれば道幅も狭く、川から引かれる水路に掛かる橋が多いためあまりスピードは出せません。

60kmほど走った所で店に寄り食事しました。が、何が調理できるのか分からず、結局インスタント麺と胡瓜とコーヒーを注文することに。オネエさんは一生懸命中国語で話し掛けてくれますが、勿論自分には全く意味不明。ベトナム国境までは20kmと教えて貰い、一時過ぎに国境に着けるようここで少し時間を潰しました。

再び走り始め、左手にカジノが見えたので国境に着いたことが分かりました。付近にはベトナム語の看板も店もありました。ゲートに着き手前で窓口に寄ると「中まで入れ」とのことだったのでバイクを内側まで運び、「これなら大丈夫」と思ってしまったところ、パスポートを差し出すと、「カンボジア人とベトナム人以外は駄目だよ。インターナショナル・ゲートじゃないんだから此処は」とのこと。

気の良さそうな係官だっただけに残念でした。バイクごと越境できるかどうかは係官の人柄に依るところが大きいように感じているだけに。

事前に知れべて措かなかった自分の問題ではありますが、日々変わる状況にあるわけで何ればここも国際ゲートになる日が来るかも知れません。今は国境経済区に対する「無駄な投資」との批判もベトナムでは多いようですが、メコン河のヴィンスン国境ゲート周辺も「ヴィンスン経済区」として開発が始まっています。
http://www.khukinhteangiang.com/



メコン河の国境ゲートまでは12kmほどしか離れていませんが、勿論繋がる道路はなく、川岸に出てみましたが船でメコン河まで運んでくれそうな船もありませんでした。その前にそんな水路もないと思いますが。
ベトナムの携帯電話のスイッチを入れると電波は強く、試しに何人かに電話をしてみました。

近くの国境警察の看板にはちゃんと書いてありました。「CHREY THOM-KHNATANGYOU BILATERAL BORDER」

来週はもう一度メコン河沿いに下り「ヴィンスン国際国境ゲート」に出るか、或いはタケオを経由してアンザン省ティンビエンの「スアントー国際国境ゲート」に行ってみることにします。





帰りに道路沿いで「タクワン」らしきものを売る店が並んでいました。時間も有り余っているので見て回り、味見をするとやはり大根を干して漬けた沢庵同様の加工です。ベトナムでも沢庵を日本から持って来て貰って食べているとベトナム人から「ベトナムにもある」とは聞いてましたが、実物はまだみたことはありませんでした。

1kgで4,000-5,000リエル。味は少し濃いものの100円以下の値段ならばと思って1kg買いました。



ベトナムでも「国産リンゴ」と呼ばれているものですが、こうやって紐に吊るして売られているのは見たことはありませんでした。

バサック川から引かれる水路の数は多く、橋の多くは鉄板が敷かれたもので車2台はすれ違うことができないものが殆どです。余りにも橋の数が多いので数えてみました。余りのもスレンダーな女性を見るとつい体重を聞いてみたくなるのと同じで。

と、いうのも今だクメール語で数字をまともに数えられないのでその練習。ムイ、ピー、バイ、ブオン、プラムまでは良いのですが、その先が詰まります。





水路では野菜を洗ったり、牛を洗ったり。そこにゴミを捨てに来る人もいました。せめてもう少し下流から流せば良いのに。





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