常識について思うこと

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人材が豊富な時代

2009年12月18日 | 社会

今の世相を見る限り、社会が低迷し、リーダーシップが失われ、人材も不足していると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、私は、けっしてそうは思いません。

むしろ私からすると、今日に至って、ものすごく優秀な人材がきちんと出てきてるように思いますし、幸い私は、そうした多くの人材と繋がっているような気がしてなりません。

かつての幕末から明治にかけての時代、それまでの社会の仕組みが限界を迎え、次の時代を担うべく若者が、次々と繋がっていきました。その結果として、彼らは社会に大きなうねりを作りだし、見事に次の社会の仕組みを構築しました。もちろん、その仕組みについては、いろいろと限界があったことも事実でしょう。しかし、当時の西欧列強がひしめく中で、日本が植民地化されることもなく、近代国家の体を保つことができたというのは、やはり見事だったと言うべきだろうと思います。

今日の社会情勢は、幕末のそれに似ており、その状況に危機感を持ち、且つ将来のビジョンを実現するための実行力を持ち合わせた人材が、たくさん動いていると思うのです。当然のことながら、現時点で彼らは無名の集団であり、形成しているコミュニティーも微小なので、ほとんど社会で目につくことはありません。しかし、私の目からは、そうした人材たちが、着実に社会を変えるだけの力を蓄えてきており、次の時代において、確実に社会の中軸を成すであろう器に近づいてきていると思えてならないのです。

そういう意味で、リーダーシップが失われ、人材がいなくなったというのは、嘘だと思います。もし、今の社会で、それを感じることができないのであれば、それはその人自身が、そうしたコミュニティーに参加できていないからであり、それはその人自身に、彼らと交わるに足る危機感とそれに見合った実行力が欠けているだけかもしれません。

自分自身が変わるだけで、この時代、いかに人材が豊富になってきているかを感じることは、十分にできると思うのです。

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