バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

近接撮影と遠隔撮影

2009年02月21日 | 胃X線を受診される方へ

 

胃透視には、終始、受診者の傍で、体位変換の指示から撮影まで行える近接撮影と
受診者の傍ではなく、鉛ガラスをはさんだ別室からの指示・撮影を行う遠隔撮影があります。
一般に多くの場合、出張バスの検診では、遠隔撮影が採用されています。
一方、術前に行われる精密検査では、近接撮影が多く取り入れられています。
もちろん、検診胃透視でも近接撮影を行っているところもあります。

ここで少し、遠隔と近接の両利点や欠点に触れたいと思います。

近接は撮影者の被ばくがありあますが、受診者との距離が近いため、受診者からの協力が得られやすいことが言えます。また微妙な調整の指示や体位を決定しやすい利点もあります。

一方、遠隔操作では撮影者と受診者の間には鉛ガラスで敷っています。撮影者の被ばくはありません。しかし、鉛ガラスで遮蔽しているということは、お互いが別室にいるため、受診者との距離を感じたり、うまく誘導できない欠点があります。

今日は、遠隔操作と近接操作について触れました。操作の違いはあれど、早期胃がんを発見するという指名は変わりません。


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